
ACCR=アルペン・クラシック・カー・ラリー、1975年以前に生産されたヒストリックカーによるラリーで、2012年に初回が開催されて、今年で3回目。
そのACCR 2014が先週末、つまり11月14、15、16日の3日間にわたって開催されたのですが、前の2回に続いて今年も1962年ポルシェ356B1600スーパー、自称 “356B Super75 Rally” を駆って出撃してきました。
上の写真は初日朝、東京の赤坂アークヒルズをコンペティションナンバー順にスタートしていくヒストリックラリーカーたちを、356Bのコクピットから望むの図。
ACCRは現代車によるWRCや全日本ラリーと同じく、SSを可能な限り速く走り、そのタイムによって順位が決まるという、日本のヒストリックカーラリーで随一の走り屋系イベントなのです!
わが356B、内容は去年と変わりませんが、フェンダーミラーを通称550ミラー、もしくはGTミラーと呼ばれるカバードタイプのものに交換して、ちょっとレーシーにイメチェンを図りました。
初日は赤坂から群馬県みなかみの群馬サイクルスポーツセンターに移動し、その山間に設けられたトリッキーなコースで、まずはSS=スペシャルステージを3本こなします。
だから皆さんSS前は準備に余念がないのですが、わが356Bはこれまで同様にマフラー以外はドノーマルのエンジンに、50年前の標準タイヤと同サイズの165HR15のミシュランXAS、それに4輪ドラムブレーキという普段のままのスタイルで臨むので手が掛からず、何もする必要がありません。
2日目は、長野都の県境に近い嬬恋村の山間に設けられたSSを、なんと7本走破します。
上の写真はそのSSのひとつで出走を待つコンペティターたちですが、わが356Bの前には1600と1300の2台のアルファロメオGTAと、アルピーヌA110 1600Sという、高性能車たちが・・・。
こちらは、そのSSのフィニッシュ後のシーンですが、キャベツ畑の彼方に山々の稜線が見える絶景を前にして、わが356B、ポルシェ914/6GT、356Bロードスターなんかが、つかの間の休憩。
2日目のSSは晩秋の日がとっぷりくれるまでおこなわれ、スタート待ちのクルマもこんな様子。H4ハロゲンヘッドライトと50年代仕様のフォグランプで暗黒のSSに挑むのは、ちと大変でした。
これは最終日、3本あったSSの2本目に挑むチューンドのSクラスのクルマたち。その多くがオーバー2リッターのパワフルなフラット6を積む911ですが、なかにはA110やMGAの姿も。
最終日の午後、無事にアークヒルズに帰り着いたわが356B。出走台数27台、リタイア8台というなかにあって、総合12位という戦績は、ノーマルエンジン、標準サイズタイヤ、それに出走車でおそらく唯一の4輪ドラムブレーキ、というスペックを考えれば上々ではないか、と自画自賛!
そうそう、4輪ドラムブレーキといえば、今回356Bドラムブレーキ用のスペシャルライニングをあのENDLESSに依頼して作ってもらったのですが、これが攻めれば攻めるほど頼りになるさすがの逸品でありまして、SSのタイム短縮に確実に貢献してくれたこと、最後に報告しておきましょう。
<追伸>
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『吉田 匠』にACCRの動画その他、アップ済みです!
Posted at 2014/11/21 18:35:07 | |
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