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ファクトリーお猿のブログ一覧

2025年03月21日 イイね!

レリーズベアリング バラバラ事件 ~周囲のものはすべて外して

クラッチトラブルの我が家のプジョー・バン

やっとミッションを下ろす段階まで来た。





FF車のトランスミッションを取り外すと、エンジンが落ちてしまうのでエンジンクレーンで吊り下げるが、心配なので下からも単管で支えておく。
油圧シリンダーを100%信用していないので。




エンジンとミッション(ベルハウジング)を結合しているボルトが一体何本なのか、
よくわからないまま作業していたので、抉ってもなかなか分離しないと思っていたら、こんなところにも(左図)↓





あと、右図 ↑ のオレンジの◯の部分、ミッションのマウント結合部分の中指みたいなスタッドが邪魔で、ミッションを分離した後の車体からの抜き取りが非常に困難であった。おそらく組み付けは不可能だろう。ちなみに、このスタッドを取り外すには専用工具が必要というプジョーお得意の「クソ設計」なので、凡人でもできるようにモディファイしておく(後述)

因みに、ミッション側のマウントも、マウントをボディと結合させているブラケットも邪魔なので、すべて取り去ろう(プジョーはエンジンルームが狭いので、外せるものはすべて外したほうがうまくいく:こちらも後述)






ミッション本体をエンジンから分離すべく、バールで抉っていたら、全くその在処がわからなかった「クランクセンサー」を発見。(中間の画像)↓

このクランクセンサーのすぐ後ろは排気系が通っている。
エンジンが温まると、突如エンストする癖があるので、
おそらくココが悪さしているのでは?と
思うのだが、どうだろうか。
後ほど新品へ交換しよう。





ミッション一式を抜き取るには、
エンジンを下げたほうが良さそうなので、
少しエンジンを左下がりにしておく(下図)↑





ここからが重労働。
散々試行錯誤して、メンバーに傷をつけたりやった挙げ句、
ミッションケースの前側を下に回転させるようにしながら、
エンジンクレーンを少しずつ下降させると良いようだ。





この辺は整備解説書には一切書かれてないので、
出たとこ勝負である。






また、ミッションを下ろす前に、ラジエターホースや、エアクリーナーボックスに
つながるインテーク系のホースも取り外しておいた方が良いだろう。





ミッションケースでラジエターホースを破いてしまった。
とにかく絶望的にエンジンルームが狭いのだ。






クラッチカバー全景(上)と、





超絶見つけにくい場所に隠れていたクランクセンサー(下)
クランクセンサなんて、クランクプーリのところに設置すれば、
熱が籠もることもないし、交換もしやすいのに。

わざわざ整備性や耐久性が悪くなるようなクソ設計がプジョーには多く、欧州でなぜアルファロメオやフィアットよりも売れていたのかが分からない。




そして、今回の本題「 レリーズベアリング 」である。





ベアリングのカラーが割れてバラバラに。
また周囲のカバーなのだろうか?軟性の金属は破断して紙切れのように折れ曲がっていた。





ベアリング自体を取り外して、表・裏から見てみる。
また、無数の破片が見られる。





ベアリングのボールは、幾つか出てきたが、すでにかなりの数が失われていたようである。写真は失念。





ミッションケース側のマウントに挿入されるスタッドが邪魔な件。





スタッドの基底面広がっているが、マウント側を見る限りこんな面積は必要ない。
スタッドを固定するマウントごと取り外すことができれば、このスタッドを外すための専用工具は必要ない。

だが、この基底面がボルトの上を一部覆っているためレンチがかからない。
当然グラインダーで削ります。

この車をいじると、設計者のセンスの無さに呆れ果てます!
やっぱり理科系ではない人が思いつきだけで作ってるのでは?





ミッション抜き取りの際に破いてしまったラジエターホースは、新品をストックしているので、ミッション取り付け後に交換することとする。

とりあえず、クーラント抜いておこう。





本日は疲れたので、ここまで・・・













Posted at 2025/03/21 01:23:19 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2025年03月09日 イイね!

なかなか捗らない

捗らないプジョーバンのクラッチ交換作業

純正マニュアル見ると、ミッション外す前にスピードメータのギアユニット一式をミッションから外さねばならないそう。

おそらく車体からミッションを下ろすときにクリアランスが足りないのだろう。





超絶クリアランスが不足していて、
この「ひ」の字型になったパワステホースのすきまからレンチを忍ばせ、
M8ボルト3本を緩める。


さらに、リア側の下からアクセスできる「ミッションとエンジンを結合している
M10ボルト(16mmと鬼畜なサイズ)を2本緩める。




整備解説書のどこにも規定トルクが書いてなかったが、
ボルトサイズからしておそらく4daNmくらいだろう。
トルクレンチで計測しても、その程度であった。


(欧州車の整備解説書には40Nmではなく4daNm表記をよく見かける)
9.8N=1kg≒1daN なので 10倍と表すda(読み方はdeka=刑事)を用いると、
慣れ親しんだKg表記の近似値となるから、
あえてこのようなSI接頭語を使っているのでしょう。



上方のボルトは、レンチの振り角が取れないので、
エアラチェットを使う。

めったに使わないのだが、あると便利。






ラジエタ側は、パワステ油温?油圧?センサーの配線ステーから配線をずらしてから、ミッションとエンジンとを結合しているM10ボルトを緩める。

実際にミッション下ろす前には、
ラジエターホースやラジエタ本体は段ボールで養生する必要がある。



調子づいて、画像の「赤丸」のミッション・エンジン結合ボルトを緩めたら、
分離し始めたので・・・^^;

再度締め直し、今後はエンジンクレーンでエンジンを吊り下げる必要がある。

なんだか、毎日の本業の忙しさで疲れてしまったので、今日はこれだけ・・・

次回、いよいよミッション降ろしとクラッチ交換だ!




Posted at 2025/03/09 19:52:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | プジョー206バン | 日記
2025年02月23日 イイね!

クラッチレリーズベアリングが壊れた

年明けたころから、冬用実用車のプジョー・バン。
クラッチのあたりから異音がしていて・・・


変速時にクラッチ踏むと「ミャー」と鳴いていた、
ある日は、始動直後のアイドリングで「シャリシャリ」と、
それが消えたと思ったら、
今度はクラッチ踏むと、左足のつま先に「凸凹道を走っているときのような振動」が伝わってくる。もちろんヤバそうな音がするのは言うまでもない。


寒い中作業したくないし、春までまってクラッチ交換すっかな?


しかし、たまたまプジョーバンをカミさんが運転していたとき、変速時突然クラッチペダルが戻らなくなったそう。

つま先でペダルを戻したら、走れたので自宅まで帰還したとのこと。



なぜかウチの車は、カミさんが乗っているときに、トラブルが発生する。
メカは何も分かってないはずのカミさんだが、いつも無事家に戻って来るww



ということで、クラッチ交換せねばならぬ状況となった。



これが、先日にブログにした「冬道は乗らないことにしている145に今乗っている」理由なのだ。




1日目、重い腰を上げて作業に入る


Peugeot206は多く生産された車なので、Haynesのマニュアルがあるから作業しやすい。

エアクリボックスを外す







シフトレバーのリンケージを取り外す
寒いときは樹脂が固くなっているので、この取り外しが非常に難儀した






ミッションを下ろすためには、
スターターモータを外さなければならない

そのためには吸気系をすべてバラさなければならないというクソ設計








スロットルバルブを外すと、コレクタータンク内部にブローバイが溜まっていた。

近距離通勤ゆえ、ちょい乗りが多いから・・・







バッテリーやシフトレバー関連、インテークの一部をバラしたところで、中断




ということで、今は銀世界のなかを145で走っている。

しかし、アルファ145のツインスパークエンジンは、本当に楽しい。

操縦性もよく、雪道での運転が楽しくて仕方ない・・・

車が痛むので10年近く冬道を走らないようにしていたが、
久しぶりに・・・・





2日目 インテーク全バラ

独立してから、本業が忙しくなかなか車弄りができない状態だが、
時間を見つけて、少しずつ作業を進めている。
日を新たに、インテークバラシの続き。




コレクタータンクの下部にある配線クリップを除去したら、いよいよ本体の除去







吸気バルブが見える、非日常の風景がいい





やっとスターターモータが見えてきた





スターターモータを外したところのシリンダーブロック上に、なにやら
ベアリングのカラーのようなものがある



新品のクラッチキットを見ると、この形はまさに「レリーズベアリング」そのものだった・・・
これは、開けるのが楽しみになってくる。



さて、タイヤを外し、足回りをバラそうとエアツールを使用していたら、
突然、圧力スイッチの周囲からコンプレッサーのエア漏れが始まり、使用不可に。バラして構造の理解はできたものの、もとに戻せなくなり、急遽アストロプロダクツへ




ここで、夜になったので、
また別の日に繰り越し・・・




3日目 ドライブシャフト抜き取り



206おなじみの、メンバーを数センチ落としてからのロアアーム外し、
後ろ側のエンジンマウントは邪魔なのでずらして、
右ドライブシャフトのベアリング固定ボルトを外す(11mm,M7という嫌なサイズ)






ミッションを下ろすにあたって、ほかになにかセンサーの配線とかないかな?と思っていると、車速センサなのか?
コネクタが固着していて外しにくいので、センサー本体ごと取り外す。






本日は、左右のドライブシャフトを抜いたところまで



以前のような「勤務医」だと、なんだかんだ自由時間があったが、
独立すると、本当に忙しい。

診療半分・事務半分 
拘束時間は1.5倍以上
ダブルワークしているようなものだ。

そんななか車いじりは、最高の息抜きになる。
体が悲鳴をあげない程度の作業量で楽しみながら、少しずつ進めていこう。




P.S. アリエクを見ていたら、コンプレッサーの圧力スイッチ一式のASSYがいくつも出品されていることが分かった。
air compressor pressure switch 110v 等で検索するとそれはそれは

また、アストロプロダクツでもこの機材専用の圧力スイッチが補修部品として入手できることも・・・

DIYすることで情報量が増えるのも楽しいところだ。









Posted at 2025/02/23 17:24:35 | コメント(2) | トラックバック(0) | プジョー206バン | 日記
2025年02月10日 イイね!

雪道の145は、やっぱり愉しい

夏道専用にしている「筈」の145に今乗ってます。





いろいろと非常識なデザインのため、ドアのウエザードリップは凍りつきやすく、車高は極端に低くエアロパーツは弱いと、尽く雪道に不向きだと感じながら、夏道専用にしたはずの145に乗っている理由は、





冬用の実用貨物車が、こんな状態だから。









クラッチ レリーズベアリングのトラブルで走行不能になりそうな状況となってしまったため、車庫でバラバラにされてます。

クラッチ交換のために、インテーク全バラが必要なクソ設計。




久々に雪道を145で走ったけど、安定化抜群で本当に素性は良い!
ムルティプラやプジョーはすぐスタックするしトラクションがかかりにくいが、こいつはグイグイ走る。

まっ、痛むからプジョーが直ったらまた冬眠させるけど、
実は冬道も愉しい145。

再発見しました。

Posted at 2025/02/10 00:59:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2025年01月02日 イイね!

新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。



今年は家族は実家等に帰省しているが、私は本業の雑用がなまら残ってるので自宅待機。

ま、毎日事務作業じゃ飽きるので、車いじりをちょこちょこ。


冬になる前にバタバタしてオイル交換してなかったプジョーバンのお手入れ。





冬のあいだ、休むことなく動いてくれないと困るので、オイル交換。
けっこうオイル量が減っている。

通勤距離が短いゆえ、ちょい乗りが多いから・・・





気になっていた左のドライブシャフトブーツ。
やっぱり少し漏れていた。

Φ86-27で長さ80mm程度のヤツでいい。
大野ゴム FB-2151 注文して春に交換する





右側のDIYでサービカルジョイントを交換した方は、
グリス漏れなし・・・

意外とドライブシャフトブーツのバンドをしっかり固定できない整備工場が多い(某ディーラなど・・)ので要注意。




秋の整備で発見した、ロアアームのボールジョイントに水が入って腐食し異音がでていた件。なにも対策しなければ、また同じ目にあうので、その部分に雪が入りこまないようにガードを設けた。





雪国で車を長持ちさせるには、様々な工夫が必要。
自転車のチューブでカバーをして、その固定は
文具のガチャ玉。







アルファ145のほうは、




エアコンレス、タコ足、地面がよく見えるエンジンルーム。
こういうほうが弄りやすくてイイ




フロントパイプの蛇腹が気になっていたので、
そちらを新たに作ることに。










あらかじめ用意体おいた54mmのショートタイプの蛇腹とフランジを10~15°くらいの角度をつけて溶接。





溶接機は一家に一台必需品





完成!






排気漏れがなくなって、快適に走れるのが楽しみ。
こちらは、雪が溶けてからだ。





ということで、今年もよろしくお願いいたします。
Posted at 2025/01/02 13:54:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | アルファロメオ | 日記

プロフィール

「プジョーISCVと145のアイドリング異常 ECUリセット http://cvw.jp/b/398935/48488917/
何シテル?   06/16 00:47
アルファ145、ムルティプラ、プジョー206SW乗りのお猿です。 広島県生まれ東京育ち。 物心ついた頃からクルマ好き。 大学卒業に合わせて、 満員電...
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