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　江戸と京都を結ぶ中山道の脇往還として現在のR254やr93が利用されていました。碓氷関所の取り締まりが厳しいため、旅人は脇往還の西牧関所（R254）とか南牧関所（r93）を通過して行ったようです。前回紹介したようにr93沿いの勧能や砥沢の集落は佇まいが絵になっています。2階部分が張り出した出桁造りと呼ばれる建屋が数多く残っています。調べてみると養蚕の作業場として作られたものだとか。下仁田の先に富岡の町があることを考えれば養蚕が盛んだったことは理解できますよね。話は変わって道のこと。県道45号に出会い南下します。快適なこのトンネルを抜けずに、旧道をジワジワ登って行きます。天候は見事な曇り。雲海の中に突入して行く感じです。この分では御荷鉾林道の展望も期待できそうにありません。早い話がルート選択ミスですね。クソー。写真は塩之沢峠にて。

　白根山の火山活動の影響で、殺生河原～万座三差路を通行できるのは午前8時から午後5時まで。只今時刻は午後５時半。ですから、例年になく積雪量が少ない志賀草津道路に車は止め放題です。雪の回廊を見下ろす駐車場で偶然お会いした五十人さんと山田峠で再会しています。この後、しばらくお話してそれぞれ帰路につきました。この道路、何度走っても飽きませんね。今年もおそらくあと数回は走ることになるでしょう。昨年の様子はこちら。春と秋です。

　実は知らなかったのです。ダートだと言うことを。パノラマライン南ルートから県境の車坂峠（1,973m）を目指して登って行きます。最初は普通の舗装路だったのですが、途中から約７㌔？あまりの未舗装路となりました（写真）。恐る恐る進んで行くと意外に交通量があります。独逸高級スポーツ車が下って来て、大丈夫だと安心しました。塵埃にまみれながら進み、アサマ2000スキー場の近くで綺麗に舗装された道に変化しました。そう言えば、車坂峠から西に向かう道もダート林道でしたよね。なかなか面白いですね、車坂峠周辺は。

雲ひとつない好天。伸びやかに広がる大地。彩る山々。そして真っ直ぐに進む道。最高の状況ですね。草津温泉からパノラマライン北ルート、そして南ルートと走りました。

　日本ロマンティック街道で唯一取りこぼしている区間がここなのです。常に吾妻渓谷を優先してしまうからですね。今回は中之条から暮坂峠に向かってGO。西に向かうと紅葉が鮮やかになっていく印象です。峠で牧水の詩碑にちらりと視線を投げかけて六合村へ下って行きます。そこからはR405-292で草津温泉に到着。今回のドライブでもっとも鮮やかな紅葉は実は草津温泉付近だったのです（奥只見や木賊温泉より上でした、マジ！）。一瞬、志賀草津道路を走りたい誘惑にかられましたが、先日走ったので却下です。で、次はこちら。