pr-sachiのブログ一覧

　米沢八湯を御存じですか。米沢近郊に湧く鄙びた温泉で、白布温泉・新高湯温泉・小野川温泉・姥湯温泉・大平温泉・滑川温泉・五色温泉・湯の沢温泉の八つの温泉を指します。今までに訪れたことがあるのは姥湯温泉（ここは豪快な野天風呂あり）だけ。今回は白布温泉に的を絞り、３軒ある中で東屋で立ち寄り湯（500円）を楽しみました。露天風呂の背後から湧出するカルシウム-硫酸塩泉で、新鮮な生温泉を満喫できましたね。◎の温泉です。開湯700年、上杉藩の保養地は身も心も癒す別天地です。

　山形県白布（しらぶ）温泉と福島県桧原湖を結ぶ元有料道路。米沢市内からｒ２にて大樽川に沿って高度を稼いでいく。道は有料道路だったため整備されている。白布温泉を過ぎると道はワインディングロードとなり深い原生林の中を走る。途中で黒滝と赤滝を展望する場所があり、最上川源流を示す碑が立っている。1,410ｍの白布峠が県境で福島県へ向かって下って行くと東鉢山七曲りと呼ばれる芸術的なヘアピンカーブが出現する。前回ブログで紹介したinakichiさんと待ち合わせた場所だ。西吾妻スカイバレー、山形側も福島側もステキなコースでまたお邪魔したいと思う。

　有名な看板の前で一枚。「この先砂利道・幅員・・・間有り」。国道で砂利道とはステキですね。この日は柳ノ沢まで。十部一峠は冬期閉鎖中で肘折温泉へは行けず。地元の人によると峠付近で大規模な崩落が発生していて開通は未定だねと言われました。ここも開かずの酷道となるのかな。で、通行止ゲートの前でUターンしてR458を南下。途中でR287にスウィッチして最上川沿いを走行。睡眠不足で意識が朦朧としてきたので「りんご温泉」（300円）に浸かりリフレッシュ。ナトリウム塩化物強塩温泉がジワリと効きましたね。

　靴を脱ぎお祓いを受けて初めて参拝できる湯殿山神社の御神体。赤褐色の岩山から滾々とお湯が流れるその光景は今でも忘れられない。その光景をもう一度拝もうと湯殿山道路の入口に至ったが、なんと営業は８時15分からでした。現在、時刻は午前７時。ここで１時間以上待つことはできないので、泣く泣く退散です。今回は御縁がなかったということですかね。また時期が来たら道は開けるのでしょう。
　仕方ないのでダート酷道R458の偵察に出かけます。この季節ですからどこまで行けるかな。

　山形自動車道の月山ICと湯殿山ICを結ぶ山岳道路。または六十里越街道R112のバイパス路線。さらには豪雪山岳地帯をぶち抜いた自動車専用道路。見方によっては数多のトンネルと橋梁によって山形盆地と庄内平野を結ぶ生活道路。何にしろ規模が違うのだな。規模が。御覧の通り６月中旬でも山々に雪が残る場所を一気に移動できるこの道が「日本の道100選」に選ばれても誰も文句は言わないだろう。でも、皆さんスピード出し過ぎ違いますかね。まあ、私は途中で下りて、湯殿山神社を目指しましたが・・・。