先日敗退したトレイルのルートをファインディングしてきました。
とは言っても、それとわかる感じのルートではなかったので、開拓が正しいかもしれません。
ここの処、12月、1月と毎週日曜日は夜勤でした。
夜勤の為に日曜日の日中は体を作っていますが、上手くはまらないです。
以前のプロジェクトでも月に一回夜勤があり、24時から朝まで休憩がないケースのワークがあり、そのワークをこなすために日中帯に準備するようになったのですが、その時も後2週間は時差ボケに悩まされる状態でした。
夜勤は私には向いていないと思っていましたが、毎週夜勤は応えます。
ただ、そんなこと言ったら、弊社には3日に1度の頻度で夜勤をしている社員がいるので泣き言は言ってもいられません。
問題なのはその影響で、もともと自律神経が弱い私はこの体内時計が狂うことによるストレスから落ち着きがなくなったり、暴飲、暴食に走る傾向にあります。
つまり太るんです。
それも、9月からプロジェクトを掛け持ちでやっていて、見積もった1人月の工数を捻出するために土日に出社していたことから始まります。
それ以来、自転車の走行距離はがた落ち、週末の練習には行っていない始末。
それがまたストレスを生み、太る一方です。
さらに今年から残業代がもらえなくなりました。いくら働いても固定です。この考え方自体が危険ですが、悲しいです。やっぱりそこからもストレスか?
危険ですね、体が宙に浮いている感覚からか、はたまた実際に体重が増えているからか、体が重いです。
と、そんな休日の今日。フィトンチッドを取り入れて体を整えようという思考ではありませんが、山の中に入りたかったというのもあり、ナタと熊手をザックに入れて先日のトレイルのルートを確認しに行ってきました。
途中、スライドしたローディがなななんと師匠でした。
やっていますね!!

山の中はとても暖かく、天気も良いのでポカポカの別世界です。
堆積した倒木を端に集めて進みましたので、乗車率は低くなります。

それにしてもこの道、つくづく不思議な地形です。
穏やかに切れ落ちるような地形ではなく、人工的に繋げられたように見えます。
それも、これだけ荒れているのに、朽ち落ちる感じが無いところも、自然構造物としては変です。たぶん人工的なキレットなのだと思います。
次の写真の場所もそうでしたが、これ、落ちたらこけたでは済まない高さでした。
下に降りるのに、15mザイルが必用です。
取り付きからガサガサ入って行けば、という地形ではありませんでした。
転げるような区間もなく、10m位グランドフォールするやつです。
この地形がいかに不自然かわかりますか。
まるで万里の長城のほっそいやつですよ。

しかし、それにしても整備されていないので、この様にキレットが崩壊し始めています。補強しようにも崖は高くてどうすればよいのか。。。
どうもこのあたりは粘土質で、とてももろいです。
なぜこんなにもろい土質なのに、この構造物が保てるのか?不思議でなりませんが、実は中に骨となる石が積んであるか、何かしらこの構造物を成り立たせる物があるのだと思います。
踏み後があるので誰かしら通っている感がありますね。
行きになかった獣の痕跡に帰りに気づき、私を試されている気がします。
その主は猿ですね。
ほかにも、土を掘り上げている痕跡があり、それはイノシシのような気もします。
この里には熊はいないと思うので、安心していますが。。
途中進むにつれ、倒木を拾い集めて進むと急に道がなくなりました。
というかT字型の分岐にぶつかったみたいです。
今までなかった竹林が姿を現し、人間の痕跡を感じるような気がします。
ふと顔を上げると、祠がありました。

手を合わせ、この山に分け入るお願いをします。
人間の痕跡があると、ちょっと嬉しいです。
ただ、この竹林は放棄されているもようで、道の跡は竹でおおわれてしまっています。
バイクをそこに預けて分け入ってみましたが、どうやらこの先はトレイルというよりは廃道のようで、向かている方角も違うような気がしたので進みませんでした。
ガーミンの登山地図を見ると、ルートからだいぶ外れていることがわかりました。
道沿いに来たと思っていましたが、これはどうも昔の山師の道のようで、私が行きたい方向ではありませんでした。
こうなったら元のルートまで戻るのですが、一見わからない盛り土の上からルートは分岐していました。
ただ、人間らしい踏み後がその盛り土の上に登っている様子だったので、バイクを置いて登ってみたのです。

いや、そしたら出てきましたよ。ルートが。
写真からわかるでしょうか?
左下に踏み後、これルートですよ。
この手前の細木を分け入ってみると、確かにルートは続いていました。
しかし、それは明らかにバイクで進むような道でもなく、ましては登山者が進むような道でもありません。
東京都の水源監視路って見た事ありますか?
獣道と見分けがつない道で、ハイカーが見てもそれが道だとは気づきません。
あれは奥多摩を攻めている山ヤが道をロストしたときに限って見える道です。
ちなみに、それを進んでも山ヤが進みたい方向には行ってくれません。
むしろ、もっと深く、ベトナムの国境をはるかに超えて、ラオスまで行きそうなヤバい道です。もちろん陸軍陸地測量部の2万5千分の1地図にものってないやつです。
登山地図には水源監視路を信じるなと良く書いてあるものですが、ここに現れた道はまさにそのクラスの道で、おそらく月に1、2人が通る程の道。
それが現れました。
暫く、コレかよ!と落胆しましたが、ちょっと先に進んで手ごたえを確かめると、今日はこの辺で退却することにしました。
もともと、私がMTBを買った理由はとある東北の明治まで存在した道を行くための物でしたが、なんだこれワクワクしますね、また休みを見つけて攻略しに来ます。

妙な満足感を感じながら帰路につきました。
ブログ一覧 |
山 | 日記
Posted at 2018/02/13 20:13:33