勝沼に行ってきました。
それも、ワイン飲みながらランチを取りたかったので電車で!

なんだか、私はもはや車に乗る事ないのではないか?
と思われる方もいるかもしれません。
最近電車ばかりですね。
しかし、やっぱり電車ってワクワクします。
このレールが松本まで繋がっていると思うと行きたいな~
と思ってしまいます。
今回乗った電車も

普通、松本行きなのですよ。
テンション上がります!
豊科潜伏時代よりもさらに前、
豊科に行くのにこれで行ったこともあります。
あの頃は若かった。。豊科ついたころには尾てい骨ばらばらでした。
なかなかつかないは、途中停車しては特急に抜かれるわ。
もう乗客も駅で降りて、外で空気で吸いながら特急の通過を待ちぼうけ。なんてそんな風景でしたが、今でもこの電車に乗ればそれが味わえるのでしょう。
あの頃の初心に戻って。如何でしょう?
この路線の楽しみは何といってもスイッチバックです!
っていまもスイッチバックしているわけではありません。
その昔、ここはスイッチバックが沢山ありました。
その遺構がそのまんま残っている初狩駅は有名ですよね。
そんな昔の遺構を見ながら進むのですから楽しみです。
願わくば、115系のようにモーター音で周りの音がかき消されながら走るのが一番雰囲気でるのですが、そりゃないか?

って、すぐに勝沼についてしまいました。

当たりを見渡すとブドウ畑。

天気がとてもよく、北岳、間ノ岳なんて見えます。珍しいですね。

農協の出荷場なのですが、屋根は西洋風。
しかし、ここの地名である菱山のマークがどうも、昭和を臭わせます。
いや、ここは武田の領地であることを知らしめているような気すらします。
武田の斥候に見張られている可能性もありますので、心当たりある方は気を付けて。
勝沼は対岸に見えるブドウの丘は、近代的な観光地を臭わせていますが、
勝沼自体はどうも昔の香りがします。

むかしはこれで貨物引いていたのかな?

フォトジェーニックなブドウの畑です。
今回、久しぶりに一眼レフを持ち歩きました。
レンズとカメラ本体で、1.8kgあるので重く、それを嫌ってコンパクトカメラを手にしたりしていたのですが、どうも感覚とあわず、やっぱり一眼レフに帰ってきました。
あとはレンズを小さくして、これを持ち歩こうかな?と思うところ。

ハイキーで。
すみません、レンズで遊んでいるだけです。
900gあるレンズだけど、写りはやっぱりいいな。。。
やはり一眼レフはすごいですね。こんな絵がほしい。と思い浮かべて、コマンドダイヤルをガリガリ操作すると、勝手に思い通りの絵が撮れる。
あたかもClioでシフトチャンジしたいとと思うと勝手にギアが変わるのと同じような感覚。
さあ、お目当てのワイナリーに到着!
ランチにしましょう。

えっへへ~、飯は二の次!実弾が入った飲み物キボンヌ~

外の景色は素晴らしいです。
私はすっかり落ち着きを失い震えた手を抑えてワインを待っています。

一本目は赤、勝沼と言うか日本特有のマスカットベリーAを。
こやつを吸い込むように飲んで、そういえば魚料理を注文したことを思い出し、甲州へ。

オードブル。素晴らしかった。

なぜかメインを撮り忘れ、デザートへ。これも素晴らしかった。
ランチを済ませると。
馴染みのカウンターへ。

久しぶりに顔を出した私に、ワイン沢山開けてもらっちゃいました。
もちろん、私の「お墓」用にワインを箱買い。
私の床下ワインセラー。「お墓」と命名することに。
素晴らしいワインもありました。

薫りが最高です。できれば大きいワイングラスで楽しみたい。
少量生産なので、あまり広めたくないと話していましたが、載せている私。。。
随分飲んで良い気分ですが、折角なので勝沼のワイナリーが集まる地区に行きましょう。

収穫が終わった鳥居平のワイン畑。

暖かくて、気持ちがいいです。

街まで下ると、鳥居平の鳥居が見える。
日本で最高のテロワールと言われています。
先日、しんのすけさんに日本のワイナリーの話を伺ってから、その地区を見る目が変わりまして、このような畑に事を考えさせられます。
特に、シャトー勝沼のような大規模な会社になりますと、大きい自社の畑を持っていますが、それでも多様なブドウを育てるに十分ではありません。
あたりの畑で契約農場と掲げてブドウを供給しているあたりからそれはうかがえます。
そして、食用のブドウを生産している農家がほとんどです。
おそらくそちらの方が収入につながるのでしょう。
日本人は、まだ多くの方がワインに馴染みがありません。
ここ20年くらいで、勝沼のワインは欧州のそれにだいぶ近づいている感があります。
独自の文化でもっと花開いてくれればうれしいのですが。
でも、私のワイナリーは、私だけのものにしておきたいな。。。
しかし、街まで降りると、どうもなんですね。
時代が香ります。匂う、時代の香りが。

昭和の香りか?

いや、明治の香りだ!

ちょっとまて、戦国だってば!
勝沼は街道の街ですので、古くからの歴史がある場所です。
しかしその歴史に埋もれず、西洋の葡萄酒をと舵を切っていったのは先見の目があったのですね。
大小さまざまなワイナリーがこんなにたくさん密集する場所は、日本にはここしかありません。
まだまだてくてく歩きます。

ワインの街ですが、土壁が似合うのもこの町ならではですか。

こちらも畑にたつ蔵。いい味だしています。
こんな旅をしていると、社畜をゴールしたら、どこに住まうか?
と妄想するのです。
勝沼もいいですね。雪も降らないし、あたりは坂だらけでヒルクライム強くなりそうだ。
このあたりに、南部の曲がり家をたてて暮らしたら、どうだろう?

ささ、ワイナリーが集まる地区に入ってきました。
このワイナリーは、勝沼のワインといってまずなじみがあるワイナリーではありませんか?

ワイナリーの通りの入り口にあります。

おっと、知りませなんだワイナリー。
メモです。メモ。

結構歩いて、酒が切れてしまったのでチャージしましょう。

テイスティングキットを手にしてようやく手の震えが止まったか?

ここの白、特にアルガブランカピッパはため息しか出ないワインですよ。
入手できるお店は東京には限られますが、目上な方に出す白ならここ。
Imperial hotel御用達ですからね。

日が傾き、良い感じになってきました。
さ、完全に日が傾く前に、また駅に帰りましょう。

途中であったワイナリー。メモです。
車では気づきませんが、本当にたくさんのワイナリーがありますね。
ワイングラス片手にここを歩けば、釈迦堂に至るころには爆沈間違え無しです。

此処もまたワイナリー。泣く泣く先を急ぎます。

勝沼氏館跡裏手の沢にかかる橋。
昭和ひとけた台にかけられた橋のようですが、そちらの方が頑丈に思えます。

日が沈む前に駅に戻りました。
1万4千歩よく歩きました。
勝沼駅にて、待合室にもワインが飾られています。

なかなかこのような駅はないですよね。