この記事は、
パワークラスターのブログが炎上?見てみたら・・・あー、あいつらね・・・について書いています。
この記事は、
FT86とBRZについて書いています。
まずはトラバ先の記事と、そのトラバを見てもらうとして。
こういうメーカ(?)と消費者のやり取りって色々ためになるからちょいちょい覗いてるんですわ。
大体こういうメーカって答えに窮するとトンでも理論持ち出して来たり、食い違った回答したりしてアホさ加減を振りまきながら終わっていくから、外野から楽しみながら勉強して終わりなんだけど、今回はメーカさんの記事があまりにもな内容だったんで初めてトラバしてみたw
メーカさん曰く
『自分が良いと思ったオイルを入れて
クルマが気持ちよく走るようになった!
だからこれからもそのオイルを入れる!!
良いと思って入れてみたものの結果は良くなかった!
だから次からはそのオイルを入れない!
それだけの話じゃない?』
うん、その通りだと思う。
おいらも何種類か違う銘柄のオイルを試してみて今使ってるオイルに落ち着いてるからね。
このオイルを選定した理由も、特に「加速が良くなった!」とか「シャシダイで計測して数値が良くなったから」とかいうわけでは無く、何となくフィーリングが良かったからだし。
『そしてこのオイルを入れた人は皆
「良いですね~、違いますね~」
と言って帰って行きます。』
同一銘柄のオイルでも交換直後は新油効果でフィーリングいいですし、「お高いオイル」を「自分の意思で」入れたとなればそれ相応のプラシーボも加わっているでしょう。
それが悪いとは言いません。
実性能は別としても、購入した人が満足していれば問題ない訳ですから。
おいらもオイル交換した後は何となくENGが滑らかになったような気がしますから。
ただ、
『”テスト結果を公表するなら、細かい条件をすべて統一して・・・”
って、
クルマ乗るとき、
前回と同じ条件になるまで待ってるのか、おたくらは。』
開発を行っているメーカがコレ言っちゃダメでしょ。。。
何かの変化による影響を測定する時にその他の条件を可能な限りそろえるのは対照試験の基礎中の基礎だよ?
小学生でも習うはずだよ?
自動車メーカが公表しているカタログ燃費や国に提出している排気性状スペックの計測にはものすごいタイトな計測条件があります。
例えば10・15モードだと、試験前に車両全体の温度を一定にする為に半日近く(規定時間があります)定温管理された部屋に置いたり、走行速度に至っては規定速度±1km/h以内で決められたパターンで走行したりしないといけません。
そこから少しでもズレたら有効なデータとして認めてもらえませんので。
こんなのも、「(10・15モードと)同じ条件で走れるわけ無いんだから」と数値を一蹴してしまうのは簡単です。
ですが、10・15モードという「限りなく同一の」条件下で測定したデータだからこそ、他社他車種との性能比較ができる訳で。
例えば10・15モードとLA4モードで同じ燃費だったとしても、計測条件が異なるんだから実測が同じになるとは言えないでしょ?
計測条件すら管理出来ていないのに「このオイルに換えたら10PS上がります!」なんて全く言えないよ。
ベンチみたいにシャシダイよりも管理されてる計測状態でも日が違うだけで簡単に各計測値変わるのに。
『うちのブログは結構サードパーティーメーカーの開発を行なっている人や
ショップの店員さんとかも見ているそうです。
だからと言うわけではありませんが、嘘は書きません』
確かに嘘は書いていないのでしょう。
ただ、そのデータが信頼に足るものかどうかは別問題。
公表された結果の不明点や疑問点について質問が来るのは当たり前。
データを公表するって事はそういう事だよ??
学校で学習成果の発表会とかやらなかった?最後に質疑応答あるよね。
質問された時に分からない事は分からないで良いじゃない。
計測方法が間違ってたら非を認めて、データを撤回&きちんと再計測して再公表で良いじゃない。
自社の製品に自信があるなら堂々とすればいいのに。
質問ぶっちぎってブラリ入りって行為が、公表したデータの信憑性を自ら貶めているって何で分からないんだろ。
以上、車両試験の一端に携わっている人の戯言でした。
Posted at 2013/09/13 22:07:49 | |
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