サーキットにてドラテクを学びながら考えた究極の練習機。FRのMTで、交通法規順守をしながらドラテクを飛躍的に向上させる車・・・パジェロミニ(ちゃうやろ・笑)
いつの間にかオール世代20万キロを乗り継いでしまったので「間違いだらけのパジェロミニ選び」です。
■前期【旧規格】
クオリティーがとんでもなく高いです。お金をかけてる感が半端なく今でも現役で走っているのもうなずけますね。
DOHCターボエンジンも回す人は、低排気量でも納得できねトルク特性でしたね。(エアコンオフのお話)
しかし、燃費が悪い。私でもエアコンあり11キロ~エアコンなし13キロが精いっぱい。一般ドライバーは7キロ前後だそうです。
旧規格なので、室内が少し小さいです。
手動式ウィンドーは評価できます。(電気故障がない・車重が少しでも軽くなるから)
エアコンフィルターが無いのは痺れます。
あと、タンク量が少なく一週間に二回給油(280キロ走ると給油)これは通勤組には辛い。
■中期【新規格・前期後期あり】
新規格になり車体も排気量も若干大きくなりました。
クオリティーは高くなくなりました。防錆処理と塗装がどんどんと手抜きになってきます。後期に至ってはブレーキライトがアンダーになりよくわからなくなっています。
エンジンはDOHCターボエンジンもトルク特性をいじっているので気持ちいいのですが、私が常用する3000回転付近はシビアなアクセルワークを強いられるので勉強になってましたね。後期はシングルカムターボになっています。
燃費はエアコンあり13キロ~エアコンなし16キロ。
室内も少し広く便利になりました。
タンク量も増えて週に一回の給油で済みました。高燃費も相まって素晴らしいです。
エアコンフィルターが装備されました。やったー(笑)
ライトレンズが日焼けして寂しい感じになります。
■後期【日産の手直しが入りキックスと言う名前でも出ています】
日産が主導で作ったとの事ですが、クオリティーはどんどん下がってきています。防錆処理と塗装が手抜きです。コストダウンが半端ないです。エンジンルームのボディが錆び錆びって・・・(--;
下回りは笑うしかありません。・・・が、防錆加工とか補強とかの作業が楽しみにしている私もいます(笑)あと、主観ですがスポット溶接などの溶接等、剛性にかかわる所がコストダウンしているのかボディがゆがみが酷いです。
顔つきとダッシュボード周りののデザインが変わっただけで、中期前期とすべて共通です。足回りの構造を日産が強化したという噂ですが・・・1000キロほどは違いが確認しましたが現在はやれて(はやっ笑)違いは体感できません。足回りも新車から3000キロなのに錆び錆びでやり直しですね。
燃費は凄いです。14キロ~18キロに!
エンジンの回りの気持ちよさですか?・・・そんなものは犬に食わしてやりましたよー。
■総評■
パジェロミニは、速度超過違反することもなく合法でのドラテク練習にはベストどころかマスト。そして通勤スペシャルであり雨の日も大雪の日も駆け抜けてくれます。あと、後続車に「煽られない」。これ大事です。車高が高いので後ろから張り付いても無意味だし、背面タイヤ背負ってる四駆はさっさとオーバーテイクのアウトオブ眼中なのでしょう。見晴らしがいいので前面の道路の渋滞状況も事前に察知できるのでスイスイうかい亭。毎日運転していて余計なストレスフリーだし、運転の楽しさの実感とドラテクの向上が実感できます。あと軽自動車の致命的欠点のATではないので安くて安心です(笑)
そんないいところずくめのパジェロミニですが購入をお勧め・・・できにくいですね。
先ずは二台持ち。整備が苦手ではない方。これらが前提のお話になっているので。
さて、3世代とも短所と短所・・・いやいや、長所と短所があり、どれが「ゆるせるか」になると思います。前期と中期は自動車税は12.900円くらい?後期は私のが2012年式なので2025年まで7.200円ですね。13年経過すると値上げになるので計算はしたいところですね。
クオリティー的には前期がお金かかっているのでベストですが、製造経過はかなり経っているので車体チェックが必須になってきますね。
パジェロミニのチェックは「錆」です。機能上、雪国に暮らしている個体が多く、見た目が綺麗なのに下回りが驚くほど劣化している車を見かけます。致命的な錆は洒落になりません。なのでパジェロミニをチェックするときはいきなり下回りから見ましょう。
ジャッキポイントを見てください。そしてリアのマフラーを覗いてみましょう。フロントリアのタイヤハウスをチェック。なので服装は汚れても気にしない物か、新聞紙をもっていけばOKですね。素人でも錆がヤバイものは直ぐにわかりますので下回りヤバければ直ぐにお暇しましょう(笑)
お勧めは都内モノ。実は前期モデルが都内のワンオーナーで、山の段差も雪道も無理した走りは見えず、とてもきれいな個体でした。
で、次のチェックは「無理した走りをしてないかチェック」。その辺りを試乗するのは無意味です。パジェロミニの場合は走る前に、FR状態でフルステアを切った状態で両手を離してゆっくり発進してみてください。左右両方です。ガクガクしますが正常ならばステアが勝手に戻ってまっすぐ走ろうとしますが、ヤバいのはぐるぐる回ろうとしますね。左右やれば初めての方でも違いは直感しますので経験は問題ありません。違和感あればそれは事故車か無理して何かをひん曲げてる車両なのでお暇しましょう。(四駆でやらないでね、普通にガクガク違和感満載なので笑)
MTですが三菱純正MTオイルはお勧めしません。ある条件になるとシフトしなくなります。
あと、整備解説書は必須です。ヤフオクでも扱っていますが定価900円が3000円とか5000円で売っていたりしますのでポイントをついてそろえたほうがベストですね。
前期中期後期に、関わらず基本書は「98-10「No1034H00」。かなり分厚いです
そして後期は追補版として「08-9 No.1034H08」。薄いです。※これらは自己責任で買ってください。
エンジン解説書は2つあるのでそれぞれの年式で選んでください。
そして長く乗るなら予備部品として新品で買っておきたいのが、KYBのガスショック。中期で着けましたが乗り心地が一変しました。5万円台から3万円台に下がってきて底値っぽいのでゲットしておきたいですね。
つらつらと書いてみましたが、今乗っている後期は短所だらけですが私的にベストです。短所は自分の整備で補強やフォローすれば改善しますから。エンジンの回りは犬に食わしてやりましたが、法定速度で走る私としては、トルク感がマッチングしていてコントロールしやすくストレスはないです。あ・・・この後期近くになると診断機が必要になって来るので購入はマストです。(ステアリングを変更しない方はいりません笑)
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Posted at
2017/09/28 15:55:08