週末行ってきました TMS ですが、あの日以来 86/BRZ が頭から離れません(笑)。当日、トヨタ86主査・多田哲哉氏のトークショー(関連情報URL)にて話を聞きましたが、日本車にしては久しぶりに情熱のこもった、ソウルのある車だと思います。
トークショーの話はとても興味深く、益々この車に惹かれました。多田氏がこの企画の担当を命じられた時、当時面識もないのに広島までロドスタの主査・貴島孝雄氏にスポーツカーを(日本の大企業で)作るにはどうすればいいかと話を聞きに行ったそうです。
それと、この車を開発するにあたってはニュルを何秒とかゼロヨン何秒という数字は捨てたそうです。これはモリゾー社長がいなければ実現できたなかったそうです。なぜなら企業は売れない製品にGOはだせないので、数字的にライバルに勝てない車の開発はできないそうです。数字的に勝るにはどうしてもターボで四駆で電子制御となってしまうわけですな。N 社の R の様に(RはRでまた素晴らしい情熱)。
また、この車はコンピューターシュミレーションだけではなくて実際に世界中の道を走らして開発したそうです。現代ではシュミレーションである程度の製品ができるそうですが、この車は通常の T 社の実走行テストの 10 倍以上を走らしているそうです。
日本に情熱がある方々がいて本当によかったと思いましたね。やはり何事も最終的には人の情熱なんだって。
情熱の渦ができたんですな。
トークショーでは一時間がアッという間に過ぎるほど、他にも色々面白い話がありましたが、私的には 86/BRZ には USB ポートがついてて CAN データを PS3 & GT5 に取り込んでシュミレーションできるところも惹かれました。今どきは F1 パイロットもシュミレーションで練習するそうですからね。
久しぶりにメーカーがこんだけ情熱をそそいできてるのに市場が見向きもしなかったら・・・って心配しましたが、そんな心配無用だとわかりましたよ。これだけの人が見に来るんだからね!
日本もまだまだ捨てたもんじゃないっすよ!こういう情熱ある方々が会社の枠越えて素晴らしい製品作れる。でないと某国に負けてしまいますよ。家電なんか某国 S 社一社に日本の家電メーカー全社足しても負けてる。将来、車だってそうなるかもしれない。Hyundai と Kia は同じ会社ですが、足すと日本の H 社の販売台数超えてますから・・・。
スバルとトヨタの共同開発、いいじゃないですか!オールジャパンでいかないと勝てないって。マツダのロータリーエンジンを EV のレンジ・エクステンダーとしてスズキが積むとか、もっとそういうのあってもいいと思うな。ドイツの巨大自動車メーカーと喧嘩してる場合じゃないっしょ(笑
Posted at 2011/12/06 18:34:54 | |
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