最近知ったのですが、福島第一原発の事故で福島県双葉町の酒蔵から避難を余儀なくされている冨沢酒造店が、300 年も続いている伝統の地酒 『白冨士』 の復活を目指して、新天地シアトルにて新たな酒蔵を建造することを決断されたそうです(関連情報URL)
とても素晴らしいのでご紹介。応援せずにはいられませんね。
***以下引用***
福島県双葉町で300年以上にわたり酒を造り続けてきた冨沢酒造店(以下、冨沢酒造)。江戸時代の享保元年に酒造りを始め、阿武隈山地の伏流水を仕込み水として使い、米の甘みが感じられる酒として愛されてきた。20代目当主の父・冨沢周平氏を中心に、21代目当主で長男の守氏、そして長女の真理氏が酒造りに携わり、現在も手作業で仕込みを行なう、昔ながらの手法を貫いてきたが、福島第一原発からわずか3.5キロの距離にある社屋や蔵から避難を余儀なくされる。その後、蔵から救い出した自家の清酒酵母 『白冨士』 は、何度も検査を重ね、放射能の影響はないことがわかったが、社屋や蔵は帰還困難区域に指定され、そこでは操業再開の目途が立たない状態だ。
日本各地で移転先を探したが、2012年12月に偶然シアトルを訪れた真理氏の心に「いっそここで酒を造ったら」という考えがよぎった。「シアトルの気温、水、自然が多い所が、酒造りに適しています。特に、シアトルの気温は東北の冬に似ています。寒仕込にとても適してますので、美味しいお酒が育つと思っています」と、真理氏。その後、日本での酒造許可の取得などの問題から、日本ではなく、シアトルで建設することを決断。2015年の秋には初仕込みを行い、初搾りを来年のクリスマスに向けて出荷するのを目標としているという。「シアルでお会いした方々は、皆様温かく、笑顔が素敵な方ばかりでした。ぜひ、この場所で300年の伝統を続けて行きたいと思っております。シアトルの地酒になれるように頑張りますので、どうぞよろしくお願いします」
***引用ここまで***
私の週末の楽しみはローカル・ブルワリーのドラフト・ビールなのですが、シアトル市にはブルワリーが沢山ありとても美味しいですし(もう市販のビールは飲めないっす)、WA 州はワイナリーでも有名(全米2位)。これにローカル酒蔵ができたら、もう最高っす。
来年の感謝祭かクリスマスにはシアトルで復活した 『白冨士』 をのめることがが今から楽しみです!
タイトル画像はパイク・プレースにあるブルーワリーの The Pike
Posted at 2014/06/03 21:07:34 | |
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