cdkanu＠SRのブログ一覧

ちょっと前（と言っても7年前）ですが「人生最後に乗るクルマ」という本が目に止まり、購入したことがあります。

7年前が、ちょっと前という感覚になった時点で、年を取った証拠と思いますが。。幼稚園児が中学生になるくらいの時の流れですから。

それはさておき、副題にある「50歳からのクルマ選び」。実は今年50歳になるのですが、50歳で選んだクルマは、人生最後のクルマという目安なんでしょうかね。


「そのオープン２シーターは、僕らの青春だった。」そんな感覚で、25歳から乗り始めたものの、乗り続けているうちに、人生最後のクルマという年齢に差し掛かっているのか、と。ある意味、感慨深いものがあります。

ユーノス以外のクルマに乗っている将来が、今の私には全く想像つきません。今後、脱ガソリンの動きは加速すると思いますが、旧いクルマに乗り続ける権利は奪わないでほしいと思います。そもそも、クルマの技術選択に、国が口出しする必要があるのでしょうか？インフラ整備が絡むからというのは理解しますが、そんな単純に考えていいのでしょうか？

音楽の場合、レコード、カセット、CD、MD、ネット配信などのフォーマット選択は、市場に委ねられて決まったものですし、それに古いフォーマットを楽しむ権利はあります。私も、たまに、あえてレコードを聴くこともあります。

クルマというのは、文化だと思います。単純にフォーマットで切り捨ててほしくありません。脱ガソリン、電動化を推進すること自体に反対はしませんが、人生最後に乗るクルマと決めたクルマに、乗り続ける自由は認めてほしいものです。

そもそも、電気自動車が中心になったら、家電と同じ感覚になって、ある一定期間以上は使用禁止、ってなるのかもしれません。そうなると、人生最後に乗るクルマという概念も無くなるのかもしれない。これって、寂しいことですよね。

NEの”E”は「Electric」の”E”になるかも？と言われたことがありましたが、もし、電気自動車のロードスターが開発されることになったとしたら、クルマの文化を感じることが出来る、人生最後に乗るクルマにしたいと思えるような、ロードスターとなることを期待したいと思います。