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疾風/Mのブログ一覧

2020年01月26日 イイね!

M2とM2C、N55とS55


気になったことがあってパーツリストとかで調べてたら少しいろいろと見えてきたので記録しておきます






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M2は発売から1年でLCIがあり、若干の内装と外装の変化がありました
さらに1年後にはコンペティションのみとなりエンジンが変更されました
それに合わせて冷却系が変わりフロントバンパーの形状まで変わりました
こうして並べてみるとだいぶ印象が変わってます
こう毎年仕様が変わるなんていうのは日本車ではなかなかないですね

なぜ最初からS55を載せなかったのかなどよく言われますが、ボンネット裏の形状がエンジンの上側が盛り上がったS55を載せても変わらなかったことや、実は運転席側グリルの奥には目くら蓋をされた吸気ダクト用の穴があることなどからS55ありきで開発されていたように感じます
価格や差別化などの事情で当初は見送られたんでしょうね
結果としては売れた車だったのですが、最初から予想がついていれば売り出しからコンペティションの仕様だったのかもしれません








コンペティションの冷却系がどのような構成になっているのか調べていました
結局どこにも記載がなくて最後はネットにあったパーツリストから調べました




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一番気になっていたのがこちら
ロアのグリルの奥で路面と水平方向に取り付けられているものがなんなのか


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こちらの画像は借り物ですが、この水平についているクーラーは下側へ熱が逃げるようになっています

調べた結果、これはエンジンオイルクーラーでした
バンパーの一番下に細く薄くダクトが3つ開いていますが、それはオイルクーラーに風を当てるためのもののようですね



というわけでM2とM2Cのクーリング系の比較です
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ズルズルの書き込みで申し訳ないです

青色:ラジエター
水色:サブラジエター
赤色:エンジンオイルクーラー
緑色:DCTオイルクーラー
桃色:インタークーラー
橙色:水冷インタークーラー用ラジエター

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面積的に考えるとラジエターとエンジンオイルクーラーの容量が増やされてるようですね
まだサブラジエターへ循環するほど熱をかけてないのですが、M2と違いモードを変えただけでは流れないようで油温は下がりませんでした


2021.08追記
車両に向かって左側のサブラジエターはインタークーラー用のサブみたいです
訂正いたします






せっかくパーツを調べたので、気になってた部分のパーツも比較してみました



まずはエンジンブロック
こちらはN55のブロックです
シリンダー周りに空間が開いているオープンデッキという構造です
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こちらはS55のブロック
シリンダー周りが閉じているクローズドデッキという構造です

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ブロックの違いがエンジンで一番の違いですかね
耐久性は上がるそうですが、メカニカルノイズが煩くなったり製造コストが上がったりするそうです





S55と同じものが使われていると言われていたピストンですが、品番が違いピストントップの形状も違っていました
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ただN55用ピストンはM2専用のようで、M235に組み込まれていたものとは別物です



品番の違いをまとめてみました
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クランクについてはM235MTと共通のフルカウンターウェイトでしたが、S55とは別物でした
M235ATはフルカウンターではないようです

コンロッドは全て共通でした

ピストンはM2専用ですが、S55とは違うものです

クランクケースはN55は全て共通でS55だけ別物です



エンジンの主なパーツでしか比較していませんが、M2専用のパーツは使われていましたが、S55と共用のパーツは見つけられませんでした
細かく見ていくといろいろとあるんでしょうね
AUTO PARTS-Fさんのサイトへのリンク


ついでに自分が乗り心地が違うと感じていた足回りですが、M2は全て品番が同じでした(笑)
人間の感覚っていい加減ですね
おそらく違っていたのはボディ剛性と重量の違いから来る印象だったと思われます
フロントのバネについては国によって仕様の違いがあるようです





M2のN55はS55のパーツを組み込んで作ったというよりは、わざわざ専用パーツ作って組み込まれていたようです
結果的にS55を載せて出してしまったので、その努力は勿体なかった気もしますけどね
最初から載せもらってコストダウンしてくれればよかったのにな







コンペティションで「へぇ~」と思った部分です

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キドニーグリルの上端の部分が右側のみ出っ張っています
これ左は左側に、右は右側に出っ張っています
おそらく左右にある吸気ダクトに向けて風が流れるようにしているんだと思われます
純正でこういうことするんですねー
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2022.07追記
こちらについてはM3/M4と同様にグリルの奥に吸気口があると思っていた時期に書いたものです
その後の調べでM2compの吸気口はバンパー裏にありグリル内にないと分かったので訂正します
ラジエターに均等に風を当てるための工夫だったのか、プロトタイプの時はM3/M4と同様の吸気口があったのかは分かりません
キドニーグリルをかなり大型化して開口面積を稼いでいますので、M2は冷却が厳しくグリル内に入った空気を少しでもラジエターに当てたくてエンジンの吸気位置を変更した、なんて推測してます
この辺りについて別記事を書いていますので、興味ある方はこちらへどーぞ
M2コンペティションのみ純正エアクリボックスの吸気位置が違う件について





あと気になっている点

上の写真でドアミラーを畳んでいるんですが、右と左で畳まれる角度が違うんですよね
助手席側はほぼボディと並行まで倒れますが、運転席側は半分くらいまでしか倒れません
これ何でですかね

こちらはドアミラーの写真
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拡大すると擦れた跡が・・・
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左右ともこの部分に擦れた跡があり、それが原因で引っかかって閉じないんじゃないのとディーラーまで聞きに行っちゃいました
これはこういうものだということでした
ちゃんと設計すれば擦る部分ではないと思いますが、隙間を開けたくなかったんですかね
運転席から見える部分なので少し気になってしまいました










というわけで思いつく部分を少し比較してみました
まだたくさんあると思うのですが、それはまた何かを感じた時に書きたいと思います


前回納車されたときは伊勢志摩までドライブしたので2000kmの慣らし運転もあっという間でしたが、今回は今のところ何も予定がないのでまだ1600kmも残ってます
エンジンはいまだに封印されたまま
早いとこバシバシと走りたいのですが、将来のために今は我慢ですね

一応、4月の終わりにFSWを走る予定でいます
病気の治り次第とはなりますが・・・







Posted at 2020/01/26 10:15:15 | コメント(3) | トラックバック(0) | BMW検証 | 日記

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写真は黒坂峠展望台からの甲府市街です」
何シテル?   08/01 20:02
あちこちの温泉に出かけ、地の美味しいものを食べるのが楽しみです まだまだ行けてないところはたくさんありますが、最近は行きたいところが細い道や悪路の先にあること...

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