
片道70Km、往復で
140Kmを自転車で走る目的は前述した通り、長男の大阪ー東京間の自転車での旅の小手調べです。
しかし長男は別として、私は全く目的もなく140Kmも走れるほど強い精神力は持ち合わせておらず、何らかの目的が必要でした。そこで思いついたのがMPVです。
家内と次男はちゃんとお別れをして来ましたが、突然の事でしたので長男はそれをしていません。このために山越えの70Kmを自転車で走って来たのです。
昼食休憩の後、MPVとお別れの挨拶をします。
2010年に自分で直したことも良い思い出となるでしょう。
MPVに長年のお礼をしてお別れの挨拶を終えました。
夕方に用事があるため、早く帰らなければなりません。往路にかかった時間を考えると余裕はありません。午後2時過ぎにマツダ屋さんを出発します。
背中が汗で濡れています。往路ではこんなではなかったのですが、午後の方が湿度が高かったからでしょうか?
途中から雨が降り出しました。路面はかなり濡れていますが、幸い小雨なのでそのまま進みます。
ところが突然大粒の激しい雨に見舞われました。さすがにこのときはすぐに雨宿りしました。雨を避ける場所がある街中だったのが幸いです。
雨脚が弱まるのを待っている間に、信楽焼のお土産物屋さんを見物。長男は自分用と次男へのお土産用に2つのたぬきを買いました。下の紙は信楽焼のたぬき解説書です。たぬきの外見や笠(かさ)などの持ち物のそれぞれに縁起物の意味があるのですね。
雨が弱まったので走り出します。
ところが、2分と経たずに再び大雨と雷。また雨宿りです。
先に書いたように夕方に用事があるため、先を急ぐ必要もあります。このお店で土産物を購入してビニール袋をもらい、濡らしたらまずい荷物を保護します。(自転車旅行では天気の見極めも重要です。荷物の雨対策も忘れないようにしましょう。)
荷物の雨対策をすると、ちょうど雨も小降りになってくれました。上からの雨はさほどではありませんが、自分のタイヤでの下からの水はねがひどく、あっという間に靴の中まで濡れてしまいました。
長い坂を登って、京都府に入ります。
私と長男が、雨に打たれ、坂を登り、大変な思いをしている。
その頃、次男と家内は・・・
次男が大好きなカラオケで歌いまくっていました。
復路の方が全体的に下りが多く往路よりも楽で早いだろうとは思っていましたが、その差があまりにも大きく想像以上です。復路は速度が乗る微妙な下り気味の道が長く、思った以上に気持ちよく走れます。
往路でイノシシの毛皮の脇を通ったイノシシ屋さん(ボタン鍋の肉屋さん)の前を通過。
夕陽に向かって走ります。
第二京阪が見えてくると、「帰って来た」という気分です。
家のすぐ近所にさしかかると長男はヘルメットを取ってしまいました。どうやら友達にヘルメット姿を見られると恥ずかしいようです。
なんとか明るいうちに無事に帰宅する事ができました。
全く同じ道のりで、往路は5時間30分、復路は5時間でした。40分以上雨宿りしていたことを考えると、かなりの時間差となります。
この日に済ませておかなければならない買い物にロードスターで出かけました。夜の駐車場で照明が当たって光るボディーは、妖しい程に艶やかで、新車の頃の感覚が蘇って来ました。感覚の記憶って意外と鮮明に残っている(というか、何かのきっかけで引き出される)ものなのですね。
修理を終えて帰ってきたばかりのロードスターをなでたり、いじったり、転がしたりしたかったのですが、この日しかチャンスが無かったので長男との長距離サイクリングを優先しました。
以前
家族でサイクリングをしたときは、私は距離も速度も物足りなかったのですが、今回は充実感を味わえました。140Kmと言えば私にとっても1日での最長距離記録です。
私の自転車と違い、長男は重たいママチャリでよく頑張りました。坂道はかなりきつかったはずですが、弱音や文句を一言も漏らす事無く走り切ったうえに、楽しいとまで言いました。
以前は瞬発力は有ってもスタミナが無いと思っていましたが、いらぬ心配でした。長男の想像以上の成長を実感した有意義な一日でした。
Posted at 2012/08/08 21:46:27 | |
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