1回目、「あれ?シンゴジラの方が面白い?」
2回目、「いやいや、今作の方が最高に面白い!」
3回目、「海神作戦開始の高揚感ハンパないやん!」
4回目、、、さて、どう感じる?
映画館でお金を払って映画を観る。2時間スマホも
弄らずジッと観る価値はあるの?しかも4回って。
そう思うのも無理は無いでしょう。
取り立ててゴジラのファンでもなく、歴代シリーズも殆ど知りません。
そんな中で数少ないお気に入りは
ゴジラ1954
ゴジラ1984
ゴジラVSキングギドラ1991
シン・ゴジラ2016
次点で
ゴジラVSビオランテ1989
ゴジラキングオブモンスターズ2019
たったこれだけ。

この映画にはゴジラを超えた映画としての力があるように感じます。
時代設定、ストーリー、登場人物、人間ドラマ、絶望、希望、感動。
たまたまそこに巨大生物が登場するのですが、ファンタジーにならず
説得力があり、VFXが実写と上手く溶け込み違和感は一切ありませんでした。

3回目でも少しウルっと来たんですが、4回目、、、4回も見てるのに
不覚にもゴジラ映画を観て初めて涙を流してしまいました。
観れば見る程、登場人物の心の葛藤や機微に触れ、感情移入して行く自分に
驚きながら感動に浸っておりました。

戦争で破壊尽くされた絶望の中に現れた巨大生物に踏みつぶされる日本。
戦争は経験していなくても、阪神淡路大震災は経験したので、
将来が見えない不安は経験しています。もしそんな中にゴジラが現れたら。
そんな疑似体験を味わわせてくれる映画でした。これなんですよ、映画に求めているのは。

最近のハリウッド映画はスケールの大きいCG映像は分かるのですが、
あまりに退屈で映画館で何度爆睡したことか。全然面白くない。(個人の感想です)
人間ドラマに感情移入出来ず、恐怖の疑似体験も出来ない。残念でした。
なんでゴジラ -1.0がこんなに面白いのか?私が映画館で観る理由の全てが
揃っていたからです。別にゴジラでなくてもいいんです。だけどゴジラが最高だった!!

特にクライマックスの海神(わだつみ)作戦は体中のアドレナリンが放出
されっぱなし。駆逐艦雪風の艦長が放つ「只今より海神作戦を開始する!」の
号令一下、全速前進する駆逐艦と同時にゴジラのテーマが流れると今度は
体の底から高揚感が湧き上がり、武者震いの涙が流れました。

いやぁ、今回のゴジラ映画は全ての面においてハリウッド映画を超えましたね。
だって4回ですよ?お金を払って4回も観に行きたいと思わせるなんて凄い
ですよね。上映中に爆睡してしまったハリウッド大作とは雲泥の差。
本当に面白い映画でした。

おっと、ここでトップの画像がなぜ古い電車なのか?この電車は島根県出雲市の一畑電車で2009年まで現役で活躍したデハニ50形車両。
映画のエンドロールで一畑電車が撮影協力したとありました。

気になったので調べてみたら、走行音!!電車は登場しませんでしたが、走行音がデハニ50形
だったのです。こういうこだわり、大好きです( *´艸`)
Posted at 2023/12/17 16:36:05 | |
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