2015年6月24日(水)。
2013年6月24日(月)にタバコをやめて、ちょうど2年が経った。
以来、1本も吸っていない。
…の前に、
※今回は字がメッチャ多いです。
※しかも自分のしょーもないタバコにまつわる話です。
※時間の無駄なのでスルーして下さい。
でも自分はタバコをやめて2年経った区切りとして、今の心境を思いのまま書きます。
まあ、わざわざみんカラブログに書く理由もないんだけど。
それでは、あらためて…
2013年6月24日(月)にタバコをやめて、ちょうど2年が経った。
以来、1本も吸っていない。

最長で8ヶ月禁煙した時期もあったが、大学生になった頃から51歳までの33年間
タバコを吸い続けてきた。
大学生になった頃って何歳だァ?ってツッコミはナシで…(汗
大学生の頃は1日数本程度だったが、社会人になってからは1日1箱、
さらに一番吸ってた時期では1日3箱以上吸っていた。
何度かやめようと思った。
やめるキッカケは何度もあった。
結婚した時、長男が生まれた時、次男が生まれた時、家を買った時、
病気で入院した時、40になった時、オヤジが亡くなった時、50になった時…
やめたいと思ってた。
いや、ホントは出来れば完全にやめるんじゃなくて、週1回休日に2,3本程度
吸うような感じにしたかった。
なのでまず一週間くらい禁煙をして、その後1週間に3本吸うようなペースにできないか
何度もトライしてみたが、全くダメだった。
最長8ヶ月間禁煙した時に、
『これだけ禁煙出来たんだから、今度こそは1週間に数本吸うようなペースにコントロール
できるだろ』と思って、ライターとタバコを買ってしまったのが運の尽き…
せっかく8ヶ月もやめたのに、リバウンドしてひどくなった…
それが今から8年くらい前のこと。
以来全くやめられずに51歳になった。
無理にやめることばかり考えている方が精神的に良くないしカラダに毒だ!
とあきらめかけていた。
タバコを吸い始めた1980年代前半の大学生の頃は、まだどこでもタバコが吸えた。
休み時間だったら教室でもフツーにタバコを吸っていた。
歩きタバコはもちろんのこと、公共の場でも、駅のホームでもフツーに吸えた。
社会人になっても自分のデスクでタバコを吸って仕事をしていたし、会議中でも当然のように
吸っていた。
20数年前当時、東京⇔戸塚間を東海道線で通勤していたが、ドアが両端にしかない
対面型の車両に乗れば、朝でも夜でも車内でタバコが吸えた。
しかし、社会は徐々に喫煙者に対する包囲網を狭めてきた。

今や上記のような場所では一切タバコは吸えない。
タバコを吸ってた自分でさえ、自分のデスクでタバコを吸うなんて考えられない、
電車の中でタバコを吸うなんて考えられない、と思うようになっていた。
健康上とか経済上とかの理由もないわけではないが、この喫煙者包囲網の
肩身の狭い環境をぬって吸い続けることが面倒でイヤになってきた。
中毒化してタバコに支配されるのもイヤだった。
自分でコントロールし、ホントにリラックスしたい時に、ちゃんと吸える場所で堂々と
美味しい空気とブレンドして、『ああ、うめぇ』って言いながら吸いたかった。
今のオフィスビルには1カ所だけ、多分6畳くらいの広さの5人も人が入ればいっぱいに
なるくらいの狭い喫煙ルームがあり、常に5~10人くらいの待ち行列ができていた。
喫煙ルームに入ると、タバコを吸う人ですら、息苦しくて1本吸うのが精一杯なほど煙い。

通称 『ガス室』
自分は密かにココを「ガス室」と呼んでいた。
そこに並んでいる人は死刑執行を待つ、囚人のようだった。
でも自分もその囚人の一人だった。
その場所ですら、会社は「外部のお客様用の喫煙スペースであり社員用ではないので吸うな」と
常に注意喚起をしていた。

死刑執行を待つ囚人たち
家でも、換気扇のまえであろうとどこであろうと絶対吸えない。
家族が寝静まって最後に風呂に入った時に風呂場で吸って換気扇を回しても
翌朝ヨメにバレて、メッチャ怒られた。
ベランダに出て吸っても、部屋に戻るとヨメや子供から「クサい!タバコの臭いが
家の中に入ってくるからちゃんとはたいてきて」といわれるし、
ベランダで吸っていると両隣の家が「ピシャっ!」と窓を閉める音が聞こえる。
普段は仲の良い間柄の隣近所からこの無言の圧力は一番キツイ。
まさに四六時中、四面楚歌状態だった。
こんな状況だったから、ホントにやめたかった。
でもなかなかやめられなかったし、やめるための何かキッカケが欲しかった。
そしてそのキッカケはやってきた。
会社が 『禁煙プログラムに参加すれば費用は全て会社負担。
さらに禁煙に成功して半年経てば5万円の報奨金を出す。』
というキャンペーンを行った。

注:コレは他社の禁煙キャンペーンのポスター(^^;
すぐに会社のキャンペーンに乗った。
お金じゃない。5万円よりもキッカケが欲しかった。
(いやまあ、おカネも欲しかったけどね。)
キッカケさえあれば、プログラムがニコチンガムであれ、ニコチンパッチであれ、
飲み薬であれ、なんでも良かった。
飲み薬が一番効くらしいが、この期間中クルマの運転はするな、という条件があり
さすがにこの条件は飲めなかったので、ニコチンパッチにしたが、コレで効果が
あったかは定かではない。
皮膚からニコチンを吸収していることに変わりはないから、途中でやめてしまったし。
以前8ヶ月間禁煙した時に自己暗示をかけてうまくいった。
そもそも自分は忍耐とか根性とか我慢とか全然できないので、
「タバコを吸いたい気持ちを我慢する」
「タバコを吸わずにグッと堪える」
というのがダメだ…。
なので逆に
「いままで我慢してタバコを吸ってきたけど、もう我慢しなくてイイんだ。」
「タバコを吸うことに耐えなくてもイイんだ」
「無理にタバコを吸う場所を探さなくてもイイんだ」
と自分に言い聞かせて暗示にかけた。
この方法が、他人に効果的かどうかは分からないが自分はアホで単純な性格なので
自己暗示にまんまとかかって、比較的苦労や忍耐をすること無く楽にやめられた。
周囲には「4年禁煙したけど復活した」とかいうヤツもいるので、2年くらいじゃ油断はできない。
たしかに今、『はい、どうぞ!』とタバコとライターを差し出されたら、断れるかどうか自信が無い。
何のためらいも無く吸ってしまうかもしれない。
でもとりあえず、自分は禁煙じゃなくてタバコをやめたのだ。
週に数本吸うなんてことができないとわかったので、とすれば吸い続けるか、やめるしかない。
だからやめたのだ。
最近はもうあまりタバコのことを思い出さなくなった。
でもタバコが嫌いになったワケじゃない。 タバコを吸っている人を見て嫌悪感が
あるわけじゃないし、副流煙が漂ってきても「煙い!」と嫌悪するわけでもない。
ただ、『吸いたいなァ…』とも思わなくなった。
まだ2年しか経ってないし、あえてタバコのことをここで書き出してみる必要はないし、
ここで書くことによって消えかかっていた意識が芽生えてかえって危険かもしれない。
吸ってた頃は、無意識のうちに「いつ」「どこで」「何本吸うか」、「いつ」「どこで」
「何箱買うか」がプログラミングされていて、状況に応じて柔軟に対応していた。
・朝起きたらまず一服。
・朝飯食って一服。
・朝家を出て駅までで一服。
・駅から会社までで一服。
・午前中に一服。
・昼飯前に一服。
・昼飯食って一服。
・会議があれば前後に一服。
・おやつ代わりに一服。
・仕事終わりに一服。
・会社から駅までで一服。
・駅から家までで一服。
・夕飯前に一服。
・夕飯後に一服。
・寝る前に一服。
これだけでも計15服。
一服あたり1本とは限らないから、まあ最低でも1日1箱半(30本)くらいか。
※最近はずっとクルマで通勤しているので、会社との往復で5本位は吸ってました…
タバコをやめるとよく、
「空気が美味しくなる」
「食べ物が美味しくなる」
「チョットした運動でゼェゼェいってたのが、いわなくなる」
「呼吸が楽になる」
「歯磨きしてると、オェ!ってならなくなる」
「痰が絡まなくなる」
などと健康面でのメリットを強調することが多々あるけど、自分はそんなに感じなかった。
もともと空気も喰いモンも美味いし。
もともと運動不足だから相変わらずゼエゼエいうし。
ヤニで黒ずんだ歯がキレイになるかなと2年間一生懸命歯を磨いてきているけど、
相変わらず歯のウラ側は真っ黒だし。
痰はあまり出なくなってきたけど、歯磨きしてたら、オェ!ってなるし。
健康面よりも何よりも、タバコの呪縛から解放された気分が一番のメリットだ。
「~を気にしないで済むようになった」がいっぱいできた。
いつどこで何本吸うかを気にしないで済むようになった。
タバコを売ってるお店(コンビニ)のことを気にしないで済むようになった。
家族や近所迷惑を気にしないで済むようになった。
新幹線の指定席を予約する時に喫煙コーナーのそばの車両とか気にしないで済むようになった。
長時間の会議や交通機関で移動中にタバコを吸えないことにイライラしないで済むようになった。
クルマの中がタバコで汚れたり臭くなったりすることを気にしないで済むようになった。
家族や隣近所の冷たい視線を気にしないで済むようになった。
要はストレスフリーってやつだ。
経済的なことはもともとあまり気にしていなかったが、やっぱ100円玉や500円玉などが
減るのが遅くなった。
…ということで、
とりとめもないことをつらつらと書いてきましたが、6/25になっちゃったんで、
そろそろおしまいにします。
最後にタバコを一切吸ったことの無い、嫌煙家のみなさまへ。
みなさまからみれば、タバコを吸うなんて、健康に良くないし、他人に迷惑かけるし、
一つ間違えば火事に原因にもなるし、ホント百害あって一利なしの代物です。
でもね、『なんでタバコなんて吸ってるの? 他人に迷惑じゃん。百害あって一利なしじゃん。
やめりゃーイイじゃん』なんて簡単に言わないで欲しいんだよな。
吸っている人の中には、やめたいけどやめられない人もいるし、自分のように30年以上
ほぼ毎日欠かさず吸い続けてきた人もいて、
そんなにアッサリと簡単にやめられるもんじゃないんですよ。
そこんとこはチョットは分かってほしいんだよな。
それでもタバコをやめた自分は、オフ会などでタバコを吸っている仲間がいるとあえて言う(^^;
『まだタバコ吸ってるの? もうタバコなんて吸ってたって流行んないよ。
こんな隅っこの人気の無いところでさー、コソコソ吸っててもさー、
高校生じゃねえんだからさー美味しくないじゃん。 みっともねえしよー
だからさ、ユー!さっさとやめちゃいなよ。 楽になれるよ。』
こんなことを言ったってちっとも効果が無いことは、吸ってた自分が十分わかっているので冗談半分だけどね。(笑
おしまい
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Posted at
2015/06/25 01:12:20