2010年12月19日
ハンドルの廻し方
クルマの免許を取る以前から故ポール・フレール氏の“ハイスピードドライビング”を購入していて、(1960年代的)正しいハンドル操作のページを見てなんとなく理解していた時期がありました。
免許を取得した当時は全く自己流の運転で、現在のように動画メディアがアレコレ存在する以前だったので結構滅茶苦茶なハンドル操作をしていたように思います。
現在もBS某局で放映している長寿なクルマ専門TV番組が始まったころ車載映像も放映され始めて、当時の某自動車雑誌スタッフの方は送りハンドル主体だったので、えーこういう運転でいいのかと思い、かなり染まりました。
その後、家庭用ビデオデッキが普及し、ドラテク指南のビデオをアレコレ見るうち、1990年代半ばに引き手と送りハンドルは良くない!説を重視する講師の方が現れ、そうなのかと思いハンドルはいつも同じ位置を持つ練習してみたこともあります。
これはスポーツドライビング、しかもFR車では正しいと思いますが、個人的には全てのクルマ、ドライバーと運転環境に対して正しいとも思えず、特にガンジガラメな原則しばりは結局止めました。
最近色々な方の運転を動画で見られますが、見ていて気になる所もあります。
特に女性に多いですが、ハンドルを切り込む時上の方だけ持って30度くらいづつ、左右の手をちまちま持ち替える人。
切り込む角度が明らかに少ないのに、引き手側を常にスゴーク大きく持ち替えて切り込みに備える人。
明らかに個人の癖で、右と左の切り方が全然違う人。
と、いうワケで最近はこの気になる部分を自分なりに排除しながら、あとは臨機応変にハンドルを廻す様、意識的に運転する様になりました。
現在の乗用車はパワーステアリングが普通であってハードコーナリングでも屈強な腕力は不要です。したがって引き手主体でハンドルにグイっと力を込める必要がありません。レーシングカーは別ですが。
結論的に、私の個人的原則は、
① 左右方向への操作は原則として同じ切り方とする。
② ハンドルは常に両手もしくは片手で保持、切り込み、戻し操作をし、両手が離れる瞬間は無くす。
③ 最大ハンドル舵角100°ほどまでは持ち替える必要ないので、同じ手の位置で保持しながら切り込み、戻す。
④ もっと大きく切る場合は引き手側を先に持ち替えて切り出し、押し手側で大きな切り角を作るような操作とする。押し手は1回持ち変えればその状態でフルロックまで切れる。
街中、サーキットでも上記原則は同じですが、更に全開スポーツドライビングになるとブレーキやアクセル操作とハンドル操作は連携してくるのでこれはまた別な話です。
サーキットドライブで、さらに追い込むとブレーキ調整とハンドル切り込みをしながら、同時にヒールアンドトーでギアダウン操作をする場面も出てきますが、コレは超~困難でまだまだ練習をしないとスムースな操作ができません。
マニュアル車を運転する喜びの1つと思います。
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Posted at
2010/12/19 01:22:29
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