
昨日モテギのホンダコレクションホールの中を1時間半ほど見て歩いたら、懐かしいクルマ達が美しいコンディションで並んでいたので、館内だけで100枚ほど写真を撮ってきました。しばらくはこの写真をネタにその時代の記憶を探る日記を書こうと思いました。自分で飽きなければ、しばらく続くと思います。
最初はシビックRSです。
SB1と呼ばれる初代シビックに唯一存在したスポーティーバージョン。3ドアモデルでRSはレーシングスポーツやラリーアンドスポーツレーシングではなくロードセーリングの略だったそうです。日本車にスポーツバージョンとしてのネーミングさえ許されない雰囲気であり時代であったため、建前論的にそういう名づけとされたのでした。
74~75年頃は、私はまだ免許取得年齢未満であり、クルマの雑誌を本屋で立ち読みするガキでした。現在もその頃の車の年鑑は何冊かとってあり、このRSの諸元も探したら出てきました。
外寸(L×W×H) 3650mm×1505mm×1320mm
車 重 705kg
エンジン EB-1
ボア×ストローク 70mm×76mm
排気量 1169cc
最高出力 76ps/6000rpm
最大トルク 10.3kgm/4000rpm
キャブレターは京浜製の2連装で、SOHCのエンジンながら、ノンCVCCのノーマル版1500GLの73psより大きい最大出力でした。ミッションは5速マニュアルです。
現在の目から見て目も覚める思いなのは重量がたったの705kgしかないことです。
700kgですよ先生!プジョー106ラリー1.3のエアコン無しの実重量より100kg軽いのです。
公称の性能としては0~400mが17秒台、0~100km/hが13秒でした。
2011年の今現在還暦あたりの世代で、その時代そこそこ裕福だった一部の方々が乗っていた車なのだと思います。75年はシビックに排ガス対策のCVCC版が追加され、76年~は確か全車種CVCCに移行してしまったはずなので、ほんの僅かな期間しか生産されなかった貴重なスポーティーシビックです。
当時、ガキのわたくしとしてはカローラレビン、スプリンタートレノあたりと並んであこがれた車の1台でしたが、今でもちょっと乗ってみたい気がしますねぇ。
Posted at 2011/05/06 15:09:27 | |
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