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記憶によれば、最初に一般世間に普及したテレビゲームはブロック崩しであったハズです。これがゲームセンターから喫茶店に設置範囲を拡大し、喫茶店の多くが真ん中にガラス張りで中にモノクロブラウン管が上向きに埋め込まれ、下に足を入れるスペースの無い極めて邪魔くさいゲーム付きのテーブルを置くようになりました。

で、危うい記憶を基にしていますが、１９７８年頃にスペースインベーダーというゲームが世に出て爆発的にヒットしました。多分、現在６０前後の世代が当時最も百円玉を投入したのだと思います。
私はその頃高校生でしたが、学校の不良仲間の一員であり、下校途中にあった不良生徒のたまり場である喫茶店に入りびたり、乏しい百円玉を使って遊びました。私は２０歳前後のころ、かなり熟練の域に達しました。前方のインベーダーがどんどん接近してくるパターンを全て撃破するスキルを獲得し、あとは体力と集中力の続く限りワンゲームを続けられるようになりました。

一方では日本にF1が来ないし、月２回刊のオートスポーツ誌を発売前から渇望するレースファンもやっていたのですからわれながら統一感の無い十代の生活なのでした。

もう時効でしょうから言いますが、その時代のプリミティブなゲームテーブルは、ガスライターの点火用電気ノイズとか、または百円玉に糸を固定して投入スロットを行き来させるだけで投入料金のカウントが誤動作して上がるので、ロハでゲームを作動させる不良高校生も、どこかに､､､､いた､､､､らしい､､､､です。

タイトル画像は正真正銘今日撮影してきたモノで、私の自宅より至近にある私鉄駅に近い商店街一角に残っている看板です。古い庇の感じから、1970年代当時喫茶店かゲームセンターであった商店なのでしょう。現在この建物は入口を写真向かって左側に変えてあり、赤提灯の小さな洋食的呑み屋さんとして営業しています。

１９７０年代の残渣を発見して、３５年くらい前の事を思い出しました。
赤瀬川源平が多くの名著に記した、超芸術トマソン的物件の1つではないでしょうか？

珍しく非・車ネタでした(笑)