デザインで選ぶあなたの好きなクラウン
というトヨタの企画があったそうで、画像はその中のファン投票結果3位になった4代目クラウンのスタイルです。亡くなったうちの親父が最後に買って、14年程所持していたのがこの4代目クラウンでした。1973年型でマイナーチェンジ後だったので、バンパーはフルカラードではなく細いクロームメッキ部分が付いていました。時代に反して進み過ぎていたデザインをコンサバに戻したトヨタらしいフェーズ2です。
私が免許を取得したのは1983年の事でしたが、教習所に通わず仮免本免とも鮫洲試験場で全部本試験を受けて取得しました。当時で免許取得の総費用(練習所代金込み)3万数千円でした。その時、仮免許で生前の親父様を助手席に乗せて路上練習したのもこのクラウンでした。当然免許取得直後もこれをメインに乗りました。
グレードは下から2番目あたりのDXってやつで、ギアボックスは3速マニュアルのコラムシフトです。色は白でした。
フロントシートはベンチシートでリクライニングも無し、調整は前後スライドのみでした。エアコンはさすがにダッシュインストール型が付いていましたが、オーディオはラジオだけでした。ステアリングはノンパワーでロックtoロック5回転ぐらい回り、直進付近の手応えはグニョグニョのゴム状。直線路でもハンドルを周上で数センチは左右に動かして修正していました(昔のTVでタクシー運転手がやっていたあのゼスチャー(笑))
クラッチは唐突につながるし、シングルキャブの2L、6気筒エンジンは全開踏んでも眠そうに「むあああ~ん」と「動く」だけ。ブレーキはフロントにはディスクが付いていたと思いますが、タイヤがプアなバイアスなのとオーバーサーボのため、ちょっと踏み過ぎるとタイヤロックしそうになります。ようするに極めて運転しにくい代物だったのですが、その時代の車は全般的にそんな感じだったはずです。
ここに
販売当時のカタログがあり【詳細を見る⇒当時のカタログを見る、のボタンを押して下さい】、掲載写真は当然、上級グレードの物ですが、ダッシュの色形やベンチシートの布生地等はほとんど同じだったと思います。
デザインや内装等、見て懐かしむ分にはよいですが、今、再度運転してみたいかと問われれば、運転感覚で現代の車とのギャップが大きすぎ、楽しくないので否ですね。
その後に乗ったSA22のRX-7や輸入車事始めの1987アウディ80あたりで、ぐっと乗る車の出来が20世紀後的にアップグレードされて行きました。
Posted at 2012/12/10 22:46:58 | |
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