
現在うちにR26.R用のホイールは3セットあり(大爆)、2セットはR26.R標準の黒と赤です。もう1セットはメガーヌⅡRS標準でR26.R用が生産される以前のガンメタリックのホイール。
ガンメタのホイールにはR26.Rの標準装備のミシュランPS2をずっと装着し、ロードユースで使っていましたが先日突発的に1本パンクさせてしまい、使いかけのまま保存してあったAD08を履かせ、今も使っています。
R26.R専用ホイールの黒には同じAD08の現在サーキット用主体に使うタイヤをつけていて、赤い方にはダンロップ03GのSタイヤ使い古しが付いています。
で、今日は明日、明後日と軽くイベントで遠出するのでガンメタのRSホイールから黒のR26.Rホイールに付け替えました。付け替えてから都内の用事で出かけたので、同じAD08タイヤで2種類のホイールによるフィールの違いが明確に解かりました。

↑R26.R黒ホイール

↑RS用ガンメタホイール
タイヤは同じAD08でサイズは235/40R18。
2セットとも4分山位のすり減った状態。
空気圧は付け替え時と月2回ほどは必ず4本とも冷間2.3に揃えます。
ホイールリム幅は双方8インチ。
重量の実測比較はしていませんがホイール単体で11.4kgだったR26.R用の方が若干軽いはずです(多分差は1kg未満)。
何が違うかというとインセットで、
RS用:68mm
R26.R用:66mm
という数値。
たったの2mmですが乗るとちゃんとステアリングのフィールに違いが出ます。
簡単に言うと、66mmでホイール中心が2mm外に出るR26.R用ホイールの方がステアリングを切った際の反力が大き目に出て手ごたえがしっかりします。RS用ホイールだと若干直進に戻ろうとする反力が少な目でやや頼りない感じになります。私の好みではホイールが外に出るR26.R用の感触が上です。
メガーヌⅡのRS、クリオⅢのRS、メガーヌⅢのRSはルノースポール独自のダブルアクシスストラットが採用されており、メガーヌⅡとクリオⅢはハブやキャリパーの寸法が同じなので、ストラット周りのジオメトリーは共通のハズです。
基本は68mmインセットで設定されています。この状態で接地面のスクラブ半径は恐らく5mm未満程度のハズで、しかも実存キングピンがストラットタワーと別にホイール内の奥に極めて垂直に近い角度で設定されています。これがワイドタイヤと大パワーのFFなのに接地性、ステアフィールもほぼ理想的な範囲に納めたルノースポールの回答でした。しかし恐らくR26.Rを販売するにあたって、メガーヌRS初期からするとはるかに繊細なフィールをもたらす電動パワステが完成したことに伴い、専用ホイールにたったの2mmですが異なるインセットを採用してちょっと異なる設定とフィールを狙ったのではないでしょうか。
市販の後付けホイールだと10~15mmもホイール中心が外に出る場合が多くなります。このダブルアクシスストラットの場合、外見上はともかく、百歩譲ってサーキットランではトレッド寸法が広がった分、限界性能が変化するのを楽しめますが、公道上では轍や路面不整からのステアリングへの反力が大きくなるため、フィールは確実に悪くなります。

この写真はR26.R用のホイールにAD08装着ですが、これでもちょっと出過ぎていて車検的にはちょっとまずいかも?
同じホイールでタイヤによるフィールの違いもあるのですがそれはまた後日。
さて明日は新東京サーキット、明後日はフレフレ幕張です!
Posted at 2011/11/25 22:54:32 | |
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