
先日の
ルノースポール忘年会にて某氏がエンジンブローの経験ありとお話になり、rx93hideさんからrsport240さんはブロー経験ありますかと聞かれ、私はまだエンジンはやったこと無いですと話しました。
しかし、実車でのエンジンブローは無いのですが、あるんですねー1/8RCバギーのレース中にエンジン破壊した経験が。
1992~93年頃、千葉県誉田にあるフタババギートラクトで、エンジンバギーのレースに参戦していた時期がありました。レギュラーシーズンは最長30分のセミ耐久形式の個人レースでしたが、年に一度、数名ずつのチームを組んでの8時間耐久レースが開催されました。
RC仲間でいつもはライバルでも耐久レースではチームを組んでやろうという案が当然出ます。
1992年の9月に行われた、多分第2回の8時間レースに出走したワケです。
私とmegane16vさん、それに当時M社社員ドライバーで、ドイツで開催されたエンジンバギー世界選手権のBクラス決勝に出走経験のある I 氏、同社員で若手S君、RCは全くのプライベートですが電動RC最強のA氏、の5人でこの8時間に参加しました。
事前打ち合わせは当然飲み会形式となります(笑)。
車両は当時M社のレース用バギーであるスポルトでした。シャシーフレームは私のを使い、エンジンは I 氏のNOVA2000を提供してもらい、その他手持ちパーツの持ちよりで I 氏に組んでもらいました。車両が完成し、レースの1週間前にクルマ各部の作動確認、燃料とエンジンのマッチング、キャブセッティングを出すためにテストをしました。
レース当日はAM8時スタート~PM4時ゴールのいきなり8時間レースです。
スタート前に若干のウォームアップセッションがあり、スタートドライバーの私が操縦して、事前テストのままで良く走るのでこのままで良かんべ、と思いキャブもそのままの状態でスタート。
えー、ところがですね、スタート20分後になんと
“スッパーン”という、見事な爆竹状の破裂音と共にエンジンが破損しました。補足説明しますとラジコンの混合燃料エンジンのキャブセッティングは同じサーキットでも気温、湿度によって若干の調整が必要になります。その日は燃費対策のため事前テストで決めた極度に燃料薄めのセットでスタートしたら、当日のコンディションに合わずにあっという間に焼付いたということなのでした。スタートドライバーの私が気づくべきだったんですね。全く面目ない思いでした。
その後は I 氏のスペアエンジンに載せ替え、エンジンと当日使用した燃料のマッチングがままならず、たびたびエンジンストールを繰り返したり、リアデフの中のオイルがカラカラに飛び散りデフ焼付きでリアギアボックス全交換とか、トータル40分以上をルーチン以外のピット作業に費やし、確か出走15台くらいのうち10位あたりで終わったのではないかと思います。
ゴール後に車両を見直してみると、シャーシ各部のネジは緩みまくり凄い状態でした。
後学のためにブローしたエンジンも分解してみましたが、コンロッドが見事に粉々に折れていました。エンジン提供者の I 氏は、あ~一番燃費のいいエンジンを壊してしまったと悲しそうでした。
細かい事をやけに覚えているな、と思われるかしれませんが、手すきのチーム員が全ラップのタイムとトラブル他の事象をメモ書きにして記録したのですね。これは反省会名目の飲み会パーティーを目的として作ったもので、なんと573周全部の記録が今だ私の手もとに残っています。この記録係はドライバー交代後が主体となり、記録時にはチームより缶ビールも供給されました(大爆)
参考までにラジコン用のエンジン燃料は当時でも2500円/リッターくらいの価格でした。絶対量は少ないですが。このレースの費用については全く記憶に無いですが、割り勘で1人1万円はかからなかったんじゃないかな~?
翌年の耐久レースにも参加しようという意気込みもありましたが、メンバー各人の趣味方向性が異なってきてその話は沙汰やみとなりました。
画像はこの日のラップチャートの1ページ目です。
おわかりと思いますがこれはポール・フレールの著書ハイ・スピード・ドライビングに載っているレースラップチャートの形式を流用して私が作ったものです。
昨日の
megane16vさんの日記を見ていて思い出した昔の話でした。
Posted at 2011/12/28 01:15:25 | |
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