
先日、
私が初めて鈴鹿へ行った時のこと
を書きましたが、
では富士スピードウェイへ初めて行ったのはいつだったかと言いますと、富士は鈴鹿に比べれば東京からはずっと近いワケですから、もう少し前の時代で、1976年のことでした。
私が観戦してきたレースのプログラムはほとんど保存してあるのですが、その最初がこのレースのものでした。
この年私は中学生でしたが、姉が大学生で、姉の同級の男性が車を持っておりレースも好きだったと見えて、3人一緒にFISCOへ連れて行ってくれました。
メインレースはF2000です。ほとんどF2と同じ規格でしたがこの時代は日本独自のレギュレーションでF2000と称していました。初めて目にし、耳にした本物レーシングカーの姿と音には激しく興奮しました。
サポートレースも沢山あって、T/GT、TS/GTS・A、FJ、TS/GTS・Bとメイン以外に4レースも見られました。
このプログラムは今も手元にありますが、メインレースに海外よりアレックス・リベイロとダニー・サリバンが来日参戦しています。アレックス・リベイロは後にF 1にもちょっと出ましたが大して活躍しませんでした。ダニー・サリバンは後のインディーカーシリーズで王者として君臨したサリバン本人です。彼が全く無名の新人時代に来日していたわけです。
このプログラムにも70年代の広告が色々あって楽しめますが、一番面白いのはこれかな?

1/10秒まで測れるストップウォッチ付きのデジタル腕時計が¥55000ナリ。
この日は確かスタンドではなく1コーナー近くの駐車場に車を置き、1コーナー近辺で観戦しましたが、初富士がイキナリ雨と霧でした。
当時のコース下をくぐる人間用通路は大人の身長に満たない円形トンネルで、しかも観戦エリアの雨水排水路と兼用で雨天の際は雨水がじゃぶじゃぶ流れていました。またメインスタンド以外の観戦エリアはほとんど火山灰のザクザクした地面だけでもあり、雨の日は普通の靴だと靴下までグショグショになりヒドイものでした。姉は呆れて午後後半はクルマの中に避難してしまいましたが、私と連れて行ってくれたその男性は2人で興奮して最後まで雨に打たれながら観戦していました。
私は最初から富士というと雨の記憶があるのですね。
Posted at 2012/10/15 22:55:53 | |
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サーキット | 日記