先週末から今週初めにかけて0℃程度の暖かい日が2日間ほどあったのですが、また厳しい寒さに戻ってしまいました。
今朝7時半の自宅の外気温はマイナス17℃・・・
マイナス10℃を下回ると玄関の窓ガラスはこんな感じです。
見事に凍り付いてて、日によってはとても美しい模様になっています。
キレイなだけなら良いんですけど、この玄関から先は厳寒で辛いです(^~^;)
先日、ドアロックは直ったけど、駐車中にぶつけられた日、
帰宅してから夜ご飯まで時間があったので、先日の
ダブルウィッシュボーンさんのブログを読んでから再挑戦したくて仕方なかったファンヒーター修理をやりました。
実は、半月ほど前、ダブルウィッシュボーンさんと全く同じ機種、同じエラーコードで分解修理してみたのですが、症状はやや改善されたものの、数分後には消火してしまってファンヒーターとしては使い物にならないままになっていました。
しかし、ブログを読ませて頂いて、もう一度きちんとやってみようと思いました。
ダイニチというメーカーのファンヒーターで確かうちの物は3年ほど前に購入したはずです。(私が購入したのではなく義父が購入したものの為、不確かです)
故障したのは昨年の秋口に、劣化灯油を使用した後からです。
症状は・・・
“点火するものの、数十秒後には炎が赤くなって、
バラバラと炎が波打つようになって、
設定温度を上げても炎は大きくならず、
最終的には燃料不足のように消火する”
というものです。
その際のエラーコードはE02だったり、E03だったり・・・。
昨年12月に入ってからネット上でファンヒーターの修理方法を調べていたら、
炎が発生する微弱電流を検知するセンサーが皮膜に覆われてしまうと燃焼状態が悪くなるという事と、
灯油を燃焼させる為に蒸発させる(気化する)装置の故障で不完全燃焼が生じることがあると分かりました。
そこで、最初の火炎電流検知センサー(?)の清掃と気化器の分解掃除をやってみました。検知センサーはヤスリでキレイに削るだけ、気化器は分解して内部に付着したタールを拭いたり、ガスコンロで焼いて内部のカスを焼き切ったりという、ネットで何件か見つけた方法をそのままやってみました。
その結果、燃焼時間は少し延びて数分間は続くようになりましたが、暖まった頃に“ボッ!ボッ!・・・”と炎が赤くなって不安定になり最終的に消火・・・エラーコードE03が出ます。
その時は再度、気化器を焼いたりしましたが結局直らなかったため断念して放置していました。
さて、水曜日にもう一度分解して同じ作業をやってみました。
炎検知センサーを磨いて・・・
気化器を外して、今回は前回もやらなかった部分まで広く、
ガスコンロでしつこく焼きました。
焼いている最中、ポンプから気化器に繋がるパイプの先から湯気(煙?)が出てきました。なんとなく内部に溜まった物が焼けているような印象でした。また、気化器の先っぽから灯油がタラタラと少量ですが垂れてきて、内部が完全に乾燥していっているのが分かりました。
作業が終わり、再度組み上げて着火してみます・・・
これまでとは違う、力強く、安定した着火・・・
そして、しばし安定した燃焼状態・・・炎も十分に青いし・・・・
「直った??(^^)」
と、ちょっと嬉しくなってそのまま燃焼させたまま奥さんの所に自慢しに行きました。
私:「直ったよ~~!すごいっしょ~~!」
奥さん:「すごいね!(^^)」
ムフフ・・・と少し鼻息荒く修理してた部屋に戻ってみると・・・
“E03”・・・・・消火済み
ダメだ~~~!
再度着火してみると、燃焼時間は前よりも長くなったようですが、やはり10分も経たないうちに炎が赤く不安定になって消火してしまいます。
ということで、これまでの作業内容だけでは改善しない事が分かったので、別の部分をチェック、清掃などしなければなりません。
と、今回も諦める事にしました。
しかし・・・
失敗したままじゃ、気が済まない・・・
ということで、もう一台、昨年11月ころに故障して着火しなくなったファンヒーターを分解してみることにしました。
メーカーはコロナ製・・・
ネット上でも分解清掃した情報を得られていません・・・・
症状確認の為に作動させてみます。
点火ボタン・・・・
しばらくして、“カチカチカチ・・・”
“ブイ~~~ン・・・・”とファンが回る音・・・・と同時にモクモクと灰色の煙が出てきて部屋に充満・・・・(^^;)
結局、一度も着火せずにエラーコード“E01”
不完全燃焼です。
とにもかくにも、分解したくて仕方無い私は、冷えた頃を見計らってネジをどんどん外していきます。
どうせ、使い物にならないとされて、廊下に放置されていたファンヒーターです。このままだったら、春にはゴミとして外に出されちゃう予定の物です。
分解して元に戻せなくなっても誰も怒りません(^^)
もう写真を撮るのも忘れてフロントパネル、燃焼部分、後ろのファン部分など気化器にたどり着くまでネジを外しまくります。
で、現れてきた気化器・・・・
たしかネットでシャープ製か松下製かのファンヒーターの分解写真で見たのと同じポット状の気化器です。この中にポンプから運ばれてきた灯油が垂れて、電気で暖められたポットがその灯油を蒸発気化させて燃焼させるようです。
スイッチを押してから点火に時間が掛かるのは、このポットを電気で暖めるための時間との事でした。
さて、見てみると燃えカスと錆?で模様が付くくらいに汚れています。
ということは、この汚れをすっきりと取ってやれば、回復するかも??な~んて楽観的な考えで、まずはヤスリで削ろうとしたんですが形状と大きさから紙ヤスリでも難しく、結局、マイナスドライバーの先端でガリガリと削ってしまいました(^^;)
ポットの底が結構傷ついちゃった・・・・。
また、点火棒(?)もこのようにカスが付着してたので磨き上げ、
ついでに炎電流検知センサーも磨いて、組みなおしました。
着火してもしなくても、もともとゴミです(笑)
成功をあまり期待しないまま、操作パネルなどを組み上げていきます。
(ネジが2本ほど余ってしまいましたが、気にせず・・・・)
とりあえずフロントパネルだけ外れた所まで組み上げて、早速電源を挿し込み・・・・
点火ボタンを押して・・・・
しばしポットを暖めていると思われる無音状態が1~2分続いたあと・・・
“カチカチカチカチ・・・・”
“ブオ~~~”(ファンの回る音)
“ブ~
ボッ!!”
着きました・・・・無事着火です(^^)/
炎はどうだろう・・・
ちゃんと青い・・・・(^^)(^^)(^^)
ずっと燃焼続くかな・・・
約10分、非常に良好に燃焼し続けました。
ということで、とりあえず不着火が解消されたので、
以前使ってた場所(居間)に持って行って、新しい物と交換して使用する事にしました。
結果、昨日までの段階で全く問題なく、煙も異音も無く、正常着火、正常燃焼、正常消火を繰り返しています。
フフフ・・・こんなので直るんだったら、ファンヒーター修理屋さん開業しようかな・・・・(^^;)
最近、みんカラの“ネタ”確保のために、車だけでなく家中の機械の分解を密かに狙っている私です(笑)
今度はもう一台の壊れたファンヒーターと勝手に電熱管が消えるトースターがターゲットだあ(^^)/