看とり

血縁の無い知人でも、
そこまでの付き合いになると
家族同様ですよね。
看とり、がんばってください。

仰る通り、血縁無くとも、ただの縁でも家族を越える関わりになることを、強く実感しながら過ごしています。交代で私が早朝にそっと帰宅すると、意識が戻った時に「日高さんは？」と何度も聞いてくれたみたいです。それが何よりも私の心を暖かくしてくれました。なかなか逝けない辛さを見守るしか出来ないもどかしさがありますが、最期の時に満たされた心持ちで旅立たれるよう祈りつつ付き添います。

幸せな事ではないかもしれませんが
その方に取っての最後として
思ってくれてる人が見ていてくれる
という事は、不幸な事ではありませんね！
感謝していただけるのではないでしょうか・・・

今も眠っているご本人のベッドサイドで、今までの感謝や、おつきあいは短い間ですが想い出や、私自身のことなどを静かに話していました。この方のおかげで、これからの我が家の未来に明るい変化を与えてもらえたり、既にたくさんのご恩を頂き、それに対するお礼の気持ちでいっぱいです。目に見える方では無くなってしまいますが、見えない部分でこれからも繋がり続けるだろうと感じます。

血縁ではない方々に、そこまでしてもらえるというのは幸せなことだと思います。ご本人のお人柄が、そうしたご縁を広げているのでしょうね。

自分が同じ状況になった時に、家族以外でそんなに想ってくれる人がいるだろうか・・・

そんなことをふと、考えてしまいました。

言葉で言うほど簡単なことではないと思いますが、どうか最期まで、近くで過ごしてあげてくださいね。

ちょっと、いや、一癖も二癖もある方だったので、避けられる事や地域といざこざがあった事もあるようです。今、看とりの為に集っているのは卵の生産で関わった私、以前この方の介護マネージャーをしていて離職した方、その方の友人で私の知人でもあった方の３人です。それぞれが、癖のある、私たちの父親世代のこの方を放っておけなくて、自然に24時間体制で、特に相談する事もなく入れ替わり交代しながら見守っています。
何だか、前世でも一緒にチームとして何かに取り組んだ事があるかのように自然に１つの事に集中して、自分達の仕事や家庭に無理が掛かりながらも、最期の時に向けて、その後の葬儀等の下準備も進めています。
私たちが知らなかったら、恐らく孤独死となったであろうと考えると、不思議な巡り合わせだと痛感します。毎日、静かな時の流れの中で様々な想いと共に、学ばせて頂いております。

お疲れ様ですm(__)m


人はいつかは必ず死を迎える、その事はわかっているはずなのに、ついつい目を背けがちになります(-_-;)

ですが、死を迎える瞬間があるからこそ、人は一生懸命に生きるのではないのでしょうか？

よく言われる事ですが、『人は２度死ぬ』と言います。１度目は生命の終わり。２度目は思い出す人がいなくなった時だそうです。

北海道の方も、だいぶ寒くなって来たと聞きます。
体調、また運転の方も気をつけて下さいねm(__)m

死を意識しないで生活出来ることが、どれだけ有り難く、恵まれた事であるかを今、心から深く感謝しています。
生きている限り、今の力のある限りの精一杯の心持ちで日々を過ごしていけば、いずれやって来る最期が見える場所に置かれても、穏やかに、静かに力を緩めてその時を迎える準備を、辛さも少なく坦々と進めていけるのかもしれませんね。ただ、覚悟が出来て、穏やかにその時を待つばかりとなれても、肉体の全ての機能が、その役割を終えていく時間は人それぞれ、自分の想いともリンクしないので、待つ時間が長くなるとやはり辛さが少しずつ見に染みてしまいます。

人は二度死ぬ・・
仰る通り、生きた肉体、生きた記憶、その全てが失われた時、人はやっとこの世との離別ができるのかもしれません。人との関わり方で二度の死の有り様は様々なのでしょうね。

そちらも寒さが本格化してきたかと思います。運転は何より、お体を御自愛下さいね。