先日来、うちのCM3君のエンジンが発するカタカタ異音の確認を兼ねて、圧縮圧力の測定をしてきました。
お友達のsimaumaさんから頂いたアドバイスでオイルを少しだけシリンダー内に注入しての測定もやってみました。
そして、さらにお友達のダブルウィッシュボーンさんからはオイルの注入による圧力上昇はオイルが圧縮漏れを抑えた結果なのか、オイルの容積が圧力を高めたのかが分からないかもとのアドバイスを頂きました。
と、なかなか難しい、分解しなければ見えない部分の話しになってきて、私もちゃんと頭と情報を整理して測定をしなおさねばと思ったのですが、体調を崩したりとなかなか実行に移せずに今日に至ります。
といっても、まだ1週間ほどしか経っていませんが・・・(^^;)
まず最初に、これまで私が行った圧力測定について問題がありました。
あらためて調べてみると、基本的にはエンジンをしっかりと暖機した後に測定する事となっています。
一番最初に私が測定した時、測定前に1~2分ほどエンジンを掛けましたが、水温計が動くところまでは暖機しませんでした。
その結果、全気筒ともほぼ11kg/cm2程度となりました。
暖機をきちんとしていないのですから、シリンダーやピストンリングなど金属の膨張が安定していない状態(もしくは起こってない状態)なので低いのは当たり前だったのかもしれません。
そこで、今週月曜日の夜に水温計の針が左斜め60度くらいで安定した状態で圧力測定をやり直しました。
その結果は以下の通りでした。
1番: 13.5kg/cm2
2番: 12.5kg/cm2
3番: 13.0kg/cm2
4番: 13.5kg/cm2
2回試行しましたが変わりませんでした。
測定時のエンジン音はカタカタと言う異音も小さくなっていて、いつも走り終わった後の状態と同じでした。
この結果を見ると2番、3番が圧縮圧力が低下した状態と捉えて良いのかと思います。
あまり意味が無い事かもしれませんが、自己満足の実験として水温計の針が安定するまでの数ポイントを決めて、それぞれの圧力を測定したデータを取ってみたいと思います。異音の低下具合との比較をすれば私なりに「なるほど~」と思えるような結果が得られるかも(^^;)本当に自己満足なお遊びですが。異音の大きさなんて数字で測定のしようが無いので官能的に曖昧なレベルチェック程度しか出来ないですし。
あと、プラグホールからシリンダー内にエンジンオイルを僅かに(小さじ1杯ほど)注入して圧力測定する方法は二輪車のエンジンなどを中心に比較的一般的に行われているようです。
しかし、ダブルウィッシュボーンさんがコメントでお話下さったように、ピストントップのバルブ避けの窪みなどに入るオイルが多くて、ピストン周囲にオイルが回ってリングとシリンダーの隙間をうまく埋めるようにはならない可能性もあるかもしれません。
そこでネット上でK24Aエンジンの分解画像を調べてみたところ、以下の2点の写真を見つけました。二つともみんカラでショップとしてのブログ記事に載っていたものですので、同じみんカラブログ内という事でちょっと失礼させて頂いて転載させて頂きます。
また、手元にあるパーツリストCDから検索したCM3のピストン画も。
これらを見るとピストントップの窪みは確かにありますが、それほど大きくは無いかなと感じます。
しかし、1~2cc程度の水などに比べれば粘度の高いオイルでは、プラグホールから垂らしただけでこの窪みを超えてピストン周囲に落ちる程にはならないかなとも思いますが、クランキングでピストンが上下運動をして圧力も掛かってオイルがピストントップに薄く押し付けられれば周囲に落ちるかなとも思いますし・・・。
では注入するオイルの量を増やして試してみよう!と思っても、うかつに増やしすぎるとウォーターハンマー現象のようになってエンジンを痛めるかもしれないですし・・・。
ということで、これに関しても少し実験計画を練ってみようと思います。
今考えているのは、①ピストン外周に出来るだけオイルが落ちるような注入器具を作るという事と、②オイルを前回よりも多め5cc程度?に入れて、コンプレッションゲージをプラグホールに固定する前にクランキングを数回行って圧力を掛けずにオイルをピストントップ上で動かしてみる事、の2点を考えています。
K24Aのボア径が87mmとうことなので、単純にピストン上部から見た面積が43.5mm×43.5mm×πで約5,900平方mmとすると、5mlの容積が5,000立方mmなので平滑に伸びた状態でのピストン上でのオイルの厚みは1mmにもなりません。4箇所のバルブ逃げの窪みの深さを考えると、特にオイルが温まって粘度が下がった状態では単にピストン中央に5ml程度のオイルを置いただけではピストンリングまでオイルが落ちる事は難しいかもしれませんが、ピストンを上下させる振動で周囲に落ちる事を狙い、オイル自体もピストン中央ではなく周囲に落とすようにすれば、オイルを添加する目的であるピストンリングの磨耗によるシリンダーとのクリアランス増加から来る圧縮漏れ確認をより確実に近く出来るかなと思ってます。
な~んて全くエンジンの部品なんて触った事の無い素人の考えを恥も外聞もなく書き連ねてしまいましたが、もし何か「これは違うぞ!」「これはこうしたら?」というような貴重なお話があればどんな事でも良いのでコメント下されば嬉しいです(^^)/
宜しくお願いします!!!m( )m
Posted at 2012/11/03 13:35:47 | |
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