
今朝は北海道もとても冷え込みました。
うち(日高地方)を出る時の車外気温は
6℃を示していました。
今年一番の寒さです。
会社に向かう途中でずっと見えている
樽前山は白く雪帽子を被っていました。
そろそろ冬に突入の合図です・・・。
冬といえば、我がCM3君のトラブルの季節。
と、トラウマになっているくらいに昨年末の購入直後から春先までの不調はシビアなものでした・・・。
エンジン
始動不能に
加速不良・失速。
春以降は大きなトラブルも無く動いてくれましたが、
これから厳しい冬に向かって良い状態が続いてくれるか心配です。
さて、走行不能になるような大きなトラブルではありませんでしたが、
ここ最近のブログのネタにしてきた走行中の一定回転域・速度域での微振動が昨日の作業で解消されました(^o^)/!!
この日のために仕入れた商品は以下の3点!!(笑)
1.ダイレクトイグニッションコイル

(右側の4本が新しいものです)
2.ホンダ純正ATF(ATF-Z1)
3.ホンダ純正デュアルポンプシステムフルード(DPSF-Ⅱ)
イグニッションコイルに関しては、CMアコードの中古品などがそう簡単に手に入るわけがなく、
ネット上で調べ上げた結果、K型エンジンならほぼ合うだろうと確信し、
でもやはり出来るだけ我がCM3君に付いている製品と近い物が良いだろうという事で、
CL7・9、RB1・2、RG3・4などじっくりと探した結果、なんと同じメーカーの物を発見!
製品番号がやや異なっていましたが、画像から判断・計算した形状、寸法的に使用可能だろうという結論に達し、
ダメ元覚悟で落札しました。
で、なぜイグニッションコイルを手に入れたかと申しますと、
先日プラグをいじった際にコイルの先(プラグに被るゴムキャップ)がプラグホール内でスポっと抜けてしまい、
その抜け落ちたゴムキャップをプラグホールから拾い出す際に傷をつけてしまいました。
傷というよりも思いっきり裂いてしまいました・・・・(TT)
完全な状態ではなくなった1本のコイルだけでなく、他のコイルも赤茶色に変色していましたし、
4本とも既に14万キロ以上使われてきたと考え、
「振動解消にならなくても今の段階でリセットしておこうかな」と思いついて今回の交換部品に加わりました。
ということで、土曜日夕方までに自宅に全ての作業材料が到着してたので、
早速日曜日(昨日)のお昼前から作業を実行しました(^_^)
やはり目的がはっきりした弄りは楽しいですね~!
特にトラブル解消などのマイナスをプラスにする事を目的とした作業は
結果にドキドキしながらなので、やりながらもワクワクします。
私・・・本当に
トラブル好きみたいです(^~^)
まずはイグニッションコイル交換ですが・・・・
到着したコイルは形状・寸法ともに今まで付いていた物と全く同じでした。
今までの型番はTC-28A、届いた製品はTC-30A。
この違いは単なる仕様変更、改良版だけの差なのかもしれません。
(新しい製品にはコイル部分の左右に小さな穴が開いています)
で、今まで使ってたうちの1本の損傷してたコイルはこんな感じになってました。
本来であればこんな感じ・・・(約3000km使用の新しいコイル)
バスコークで急場しのぎで使ってたコイルですが、あらためて見ると、振動うんぬん関係なくすぐに交換するのが当たり前の状態ですよね・・・・(^~^;)
さて交換してみた結果です!
まず発進してちょっとビックリしたのがパワー感でした。
これまで付けてたコイルもまだまだ寿命は先だと思ってましたし、
コイルの劣化がそれほど走りに大きな影響を与えないと思ってたのですが、
走り出しから明らかにこれまでとは違う加速感を感じるようになりました。
やはり14万キロ以上使い続けてきた部品は体感出来ないくらいに徐々に性能低下していくんだろうなあって
あらためて感じさせられました。
振動については、ほとんど変化なしです。
パワーが増した分かもしれませんが、振動の発生頻度・長さは減少しました。
必ず発生してた回転域・速度域でもなんとか発生するかなという程度になりました。
しかし、振動がまだ出るのは事実なので、根本原因とは言えないですよね。
では次に本命のATの前に
4WDシステムのデュアルポンプシステムフルードを交換してみます。
ここもおそらく、これまでほとんど交換されずに来たんだろうなあと思ってましたので、
「交換することで何か変化があるかも??特に冬のトラブル防止に役立つかも?」という期待を込めて交換です。
交換するにはリアをジャッキアップし、ガソリンタンク後方のデフを弄らなければなりません。
フルード交換の為の排油口、給油口はデフの左側にありました。

(上が給油口、下が廃油口)
フルードを排出しても給油口が開かなかったら大変な事になるので、まずは給油口を緩めます。
そして緩んだら次に排油口を開けて古いフルードを排出・・・
約1Lほど抜けたフルードはこんな色でした。

それほど汚れきっている状態ではありませんでした。
スラッジのような物もほとんど見当たらず、廃油受けの入れ物を見る限りはまだまだ大丈夫だったかなと思いました。
しかし、給油用のシリンジに入れて新油と比較してみると・・・
(旧油)
(新油)
古いほうは明らかに黒く濁っていますので、性能面でもそれなりに劣化していると思います。
やはり交換しておいて良かったかなと思いました。
では、4WDのデフオイルを交換後の試走をしてみます・・・
ん~~~~~、何も感じない・・・・
振動は・・・やはりまだ出てる・・・・
ということで、DPSFは原因ではありませんでした(^~^)/
それでは
本命のAT弄りに突入しようと思います!!
お友達のhiro198581さんにも強くアドバイス頂いた(笑)ATF原因説ですが、確かに振動発生状況を考えてもアクセルの開度条件で発生するわけではなく速度とエンジン回転が一致する事で発生していたので私も最悪AT壊れてきてるかも・・・と思い続けてました。
でもATでやれることって言うと、素人の私にはATF交換くらいなのですが、
万が一、原因が最悪なもの(AT本体が故障)だったとしてもそれを知るのは最後に回そうと思ってました(小心者です)。
なので、ATF交換を最後にして、それ以前のコイルや4WDデフオイルの交換で直ることに僅かな期待を掛けてきました(^~^;)
と、そんな前置きは良いとして・・・・
ATF交換は下抜き方法でやることとしました。
調べたところでは、この方法でやると全体の半分以下くらいしかATFが抜けないそうで、
また過走行車などは一気に全部のATFを動かすよりも少しずつ時間を掛けて交換したほうが良いという話も見かけたので、
下抜きで何回かに分けてじっくりと交換していこうと思いました。
でもまずは自分で出来るかどうかを見極めなければならないので、
昨日は排油時も給油時も慎重に間違いないように、ゴミをコンタミさせないようにこれまでになく細心の注意でやってましたが、結構簡単に出来ました(^_^)
な~んて余裕をかまして、次の交換時に失敗しないようにATF交換はいつも最大限の注意を払おうと思います。
排出口はフロントから車体真ん中を覗き込むとATの側面にあります。
4WDのデフと同じく9.5mmボックスのレンチの先っぽがピッタリのドレンボルトです。
硬くしまっているので一気に開けて・・
ヒュ~~ッ~~~~!
とうとうやっちゃいました・・・・・もう後戻りは出来ません・・・・
ドレンボルトはこんなになってました。
鉄粉がこんなにたくさん!って思ったんですが、オイルが混ざってこの状態なので、
ティッシュでぬぐって見ると塊になるほどの鉄粉ではありませんでした。
しかし、拭き取った後のボルトと比べると汚れ具合は酷いなあって思います。
さて、抜けてきた古いATFですが・・・
新しいATFと比べて見ると唖然としてしまいます。
廃油受けに入った状態でよ~く眺めてみると、青黒い感じで鉄粉が混ざってるかなあって思いました。
事前にいろいろ調べてみたところでは、業者さんがATF交換を請け負うか否かの判断基準に
ATFの色合いで黒すぎる、特に鉄粉混じりの場合は交換をしないという話しがありました・・・。
おそらく、我がCM3君のATから排出されたATFはその交換してはいけない部類に入るものと思われます(^~^;)
でももうやっちゃった事は仕方ありません。
新しいATFを入れなければ車を動かす事が出来ないんですから、入れるしかないでしょう・・・。
ということで、ここからは写真を撮るのをすっかり忘れるくらいに真剣に慎重に給油作業をしました。
抜けたATFの量と同量(約3リットル・・・2Lのペットボトル1本半)を注入してドレンボルトの最終確認をして、
さあ試乗です!!
“ちゃんとエンジン掛かるのかな・・・”
“アイドリングの振動がすごいんじゃないかな・・・”
“ちゃんと発進するのかな・・・・”
“まともにシフトチェンジするのかな・・・・”
なんて心にいっぱいの心配を抱えながら始動⇒発進⇒走行しました。
ん~~・・・
ん~~~~~・・・・・・
ん~~~~~~~~
最高!!
なんと・・・・
ちゃんとアイドリングし、
ちゃんと発進でき、
ちゃんとシフトチェンジしました!!
しかも、2速、3速とシフトアップする際のショックがほとんど無くなってしまいました!!
そして、問題の1300~1500回転、60~70km/hあたりでの微振動は・・・
消えました!
ということで、
振動の原因はATにあったこと、
まずはATF交換で一旦解消されたこと、
が分かったので、時間をおいてあと2回ほど同じ工程でATF交換をして新油割合を増やそうと思います。
しかし、ATF交換で生じる不具合は時間が経ってから発生する事が多いようですので、
これから数ヶ月間が勝負かなあって思います。
もし交換によってAT本体がダメになったとしても、
交換せずに振動が増幅するにまかせて使い続けたとしても、
どっちにしてもAT本体が壊れていく事は避けられないと思いますので、
今回のATF交換によって万が一、不具合が生じたとしたらATの寿命と思って諦めます。
では次なるはATミッションの中古を探しておこうと思います(笑)
もう既に2点ほど目をつけています・・・・(-v-)
それまでにミッション交換の技術をどこかで手に入れないと・・・・