前々回の記事で少しお話しましたが、
先々週末にちょっとした不注意で助手席側のサイドステップとフロントドアを損傷させてしまいました。
車を動かし始めた際に早くハンドルを切り過ぎて高さ20cmくらいの花壇の角に引っ掛けてしまい、その角で思い切り斜め前側方からサイドステップとドア下部を押した形となり、サイドステップは前半分が外れて落ちかかり、フロントドアは下部のプレスラインから下を前後方向に20cmほど思い切り歪に凹ませてしまいました(TT)
これまで板金が必要なボディの損傷は与えたことが無かっただけに当初は大きなショックを受けていたのですが、いつもの事ながら嫌な事は早く忘れてしまいたい私の性格上、どうせ受けた試練は楽しんでみようという事で、生まれて初めてのパテ盛り補修をすることにしました。
やるなら早くと思ったのですが、なんとその日の夜から翌日に掛けて雨が降った為、結局開始したのは受傷翌日の夜、雨が上がってからになりました。
深夜2時過ぎくらいまで掛けて何度もパテ盛りと乾燥、研磨、再パテ盛り、乾燥、研磨を延べ約5時間くらい繰り返しました。
既に寒くなってきていたので乾燥を早める為にセラミックヒーターを家の中から持ってきて使いました。
いつものように夜中にバカみたいに(笑)頑張った甲斐あって、朝起きて最終研磨をしたらパテ補修完了というところまでいったのですが、塗装をしようと思ってもその日のお昼前から我が家では法事が予定されていた為、休日として残されたたった一日のしかも法事の時間以外の日中3~4時間で塗装まで終わらせねばなりませんでした。
しかし、塗装もほぼ初心者と言って良い私ですから、事前に勉強した上で始めたけれどもその場に応じた臨機応変な対応は難しく、“上手く補修部分の色合いをボカす為には出来るだけ広い範囲で塗った方が良い”という情報に振り回されているうちに気付いてみればどんどん塗装範囲が広がって、フロントドアの7割以上を塗ってしまう超おバカな事態に・・・・。
ちょっと離れて見たらそこそこ目立たないくらいになったように見えた事もあって、時間に追われた私はそんな状態でウレタンクリアまで塗ってしまいました(><)
(人間、大事な事をする際、時間に追われるような状況は出来るだけ避けなければならないと痛感)
という事で、結果的には何だか中途半端で良く見れば色合いの違いがはっきり分かっちゃうような状態になってしまい・・・・
残念ながら、うちの奥さんにもみんカラの皆さんにも
「すごいっしょ~!」「えらいっしょ~!!」「さすがでしょう!!」と言える結果にはなりませんでした(TT)
なんだか失敗で少し落ち込んだ状態でデザミス色のドアを探してみたら、なんとヤフオクで一つだけ出てるじゃないですか!!
でも、この出品者は私が以前にボンネットとフェンダーに関して北海道までの送料を質問したら無回答のままのお店でした。
ですので不安あったものの、今回ばなりは藁をもすがる想いで助手席側フロントドアの商品ページで前回と同じく「北海道のどこそこまでの送料はいくらになりますでしょうか?」と質問してみました。
商品ページには“送料無料、ただし北海道・沖縄はお問い合わせください」とはっきり書いてあるので、それに従って質問したのに翌日まで回答は来ず、不安になってウォッチリストに入れておいたリストから商品ページを確認しようとしたらリストから消えていました。(TT)
さて、生まれつきのストーカー体質を持った私はなんと、この業者さんが同じ商品を自動車中古パーツ検索仲介サイトのrecoパーツにも情報を出しているのを知っていたので(^^;)、そこを探してみるとなんとヤフオクから出品が取り消された商品がそのまま載っていました。
普通、この段階でどんなに欲しくてもこの業者さんと取引をしようとは思わないと思うのですが、なんせ“藁をもすがる想い”の私ですから色々な不安や不満をどっかに吹っ飛ばしてこれを購入してしまいました。
今月は金欠の私に快く「買いな」と2万円を出してくれたうちの奥さんに大感謝です。(来月必ず返すからね)
さてさて、こういう状況でしたからブツが手元に届くまではヒヤヒヤものだったのですが、さすがに仲介取りまとめ業者が入っていたのでちゃんと一昨日の昼に我が家に届きました。(届いちゃえばこっちのもんです)
物が揃えばサッサとやっちゃわないと気が済まないので、その日の夜10時過ぎから早速、生まれて初めてのドア交換作業開始です。
さて、ここからはちょっとした整備手帳風に・・・(^^;)
まずはドアミラーを外す為にも内装パネル(正式にはドア・ライニング?)を外します。
いつだったか忘れましたが、以前にアクチュエーター交換した際にもご紹介しましたが、もう一度やり方を書きます。
①ドアミラー内側のカバーを下部左右を均等に引っ張って外す
②ドアノブの奥のカバーを外してボルト2本を外す
③ウィンドウスイッチのカバーを前方の隙間から内張剥しなどを使って持ち上げて、割らないように慎重に外す(特に後ろ側の細い部分が割れないように十分な注意が必要!)
④ウィンドウスイッチ用の配線を外す(青色コネクタ)
⑤その後ろにある持ち手用の凹み(?)に敷いてあるゴムシートを剥してボルト1本を外す
⑥ハンドル部分の銀色のパネルを取って(割らないように慎重に)、上下のボルト2本を外す
⑦以上終わったら、ライニングを下の方から手前方向に引っ張って剥していく
⑧剥し終わったら、ライニング全体を少し上に持ち上げて上部の引っ掛かりを外して手前に引く
⑨内側ノブに接続されるワイヤーを2か所の留め箇所から外す
⑩最後に下部に繋がっているカーテシライトの電球配線を外してライニングを完全に取り外します。
次にドアミラーの取り外しです。
ライニングを外す際、一番最初に外したカバーの内側に3つの同じ径のナットがありますので、これを全て取り外します。
配線が一つドアに繋がっていますので、これも外します。
外からドアミラーを上下、前後均等に外していきます。
この際、ゴム製(?)のインナーも一緒に外れます。
では続いて、ドアの取り外しです。
まずはボディからドアへの配線を取り外します。
グローブボックスを手前に倒すと左前に見えるコネクタ2つを外します。
更にこの配線がボディ側に入る部分のグロメットを外しておきます。
ドアとボディの切り離しに入ります。
ドアは画像にあるように上下2か所のヒンジとストッパーの3か所でボディに接続されています。
まずは真ん中のストッパーのボディ側ボルトを外します。

ボルトが外れたら、外れたストッパーをドア内部に押し込んでおくと外した後にどこかにぶつけて損傷したりするのを防止できるかもしれません。押し込む際はかなり力が必要なのでボディ側の末端とボディの間に緩衝材(ボロ布など)を挟み込んでドアを少しずつ締めていくとあまり無理をせずに可能です。
続いて上下2つのヒンジを固定しているドア側のボルト2本ずつを徐々に緩めて外します。ボルトを抜き取るのは下側ヒンジのボルトからが良いと思います。
ここで最大の注意点ですが、このボルト4本を全て抜き去るとドアが完全にフリーになります。という事は、支えていないとドアが倒れてしまうのです。
ですので、二人で作業出来る場合は一方がボルトを外す役、もう一方はドアが落ちないように支える役になります。私のように一人で作業する場合はなんとかドアが自分のコントロール出来ない方向に動かないように固定する必要があります。
私は写真のように自分とは逆側のドア外側は義妹のゼストから外した夏タイヤの山を、下側はドア傷つけ防止のボロ布を受け部分に挟んだ油圧ジャッキで支えました。
支える準備が整ったら、ゆっくりとヒンジの4本のボルトを一旦全て緩めて最後は下側のヒンジボルトから順番に抜き取っていきます。
ドアが自分の方向にも倒れないように慎重に・・・
取り外し完了!
さて今度は新しいドアを取り付けですが、取り外しと全く逆順でOKです。
ヒンジとストッパーのボディへの固定およびドアからボディ内への配線引き込みとグロメットの確実な嵌め込みが終わったら試しにドアを締めてみます。
取り付け後の状態ですが、
それまで使っていたドアで馴染んだボディなので、フロントフェンダーおよびリアドアとの位置関係にズレが出ている可能性があります。(チリが合わない)
今回はフロントフェンダー側はドアが上方で4mmほど下方で3mm内側に入った状態で、リアドア側は2mmほど外側に出た状態でした。
よってフェンダー側は先程固定した4本ボルトを再度緩めて微調整をしました。しかしボディ側のボルトも調整しないと完全には出来ないようで、上下ともに2~3mmは内側に入ったままになってしまいました。
リアドア側はドアのロック部分、ストライカーを奥に少しずらす事でほぼツライチに出来ました。
このストライカー、ネットで得た事前情報通り、かなり固く締まっていたのでインパクトドライバーを使って緩めました。ブレーキローターの固着ボルトを外そうと準備していた道具が初めて役に立ちました。

このチリ合わせがドア交換などボディパーツで一番面倒な作業のようです。
という事で一旦、内装(ライニング)も取り付けて夜中の作業は完了しました。
ここで0時半頃(気温マイナス2~3℃?)
正味2時間ちょっとの作業でした。
作業中、ボディにどんどんと霜が降りて来てました(^^;)
翌朝は社休日だったので、もう一度内装を外してスピーカーの移植をして全てのドア交換作業を完了させました。
スピーカーバッフルボードを外す為に横倒しにした旧ドアを見てる次女・・・
「なにこれ~~~~~~」って感じです(^^)
この日は午後から風邪気味で鼻水垂れまくりの三女、その他長男、長女、次女を引き連れて家族全員で耳鼻科に行ってきました。
季節の変わり目で寒さや暖房による乾燥など体調を崩しやすいので、しっかり風邪予防をしなくちゃいけませんね。
以上、CM型アコードワゴンの助手席側フロントドア交換作業記録でした(^^)
*追記・・・CL7,8,9も一緒でした(^^;)
そういえば事前に予習した教科書はセダンのサービスマニュアルでした(笑)