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99年のモーターショーに出品された「ノイコム」。
「乗る人の気持ちが心地よく通じ合う。まさに走るコミュニケーションスペース。」
これがモビリオの原点。
このショーモデルがキッカケとなりモビリオが生まれたのは有名な話。

ヨーロッパの路面電車をイメージしたモビリオ。
「フィット」をベースに両側スライドドアをもち、全長4mの小柄なボディに低いウエストライン。
大きなグラスエリアがより個性を出している。
これで3列シート7人乗り。



ホンダのデザインは時々とんでもない奇抜さが現れるが、このモビリオもまさにホンダイズムの現れだろう。

ホンダには「ロゴ」ベースの「キャパ」があるが、これが日産の「キューブ」に押され販売不振に終わる。
「キューブ」は20代がターゲット、「キャパ」は30代ファミリー層を狙ったが、不景気な時代にライバルより高価格というのが仇になった。



また、排気量は別としてS-MXがコンパクトミニバンが挙げられるが、「ラブカップルワゴン」という露骨な表現と
トヨタにパクられた「Bb」によって撃沈。
このジャンルでは一矢を報いたいホンダの執念がモビリオを誕生させたのだ。



そのモビリオは好調な販売を伸ばすし「キャパ」の雪辱を晴らすと、次は「S-MX」の敵討ちに出る。
S-MXの失敗からファミリー層の「モビリオ」と一線を画し、二人乗りをメインとしながらガレージボックスとして、趣味性を全面に押し出した。

遊び方、自由自在!!

それが「モビリオスパイク」。



ホンダの提唱するスモールMAXシリーズの3車種目。
「フィット」、「モビリオ」と同じグローバル・スモールプラットフォームを持つ1.5ℓの2列シートミニバンだ。

S-MXの登場も当時にホンダが提唱したクリエィティブムーバーの「オデッセイ」、「ステップワゴン」、に続く3車種目が「S-MX」。
そう考えると「モビリオスパイク」は「S-MX」通じないこともないと思う。

だって、どちらも一代限りで生産終了したからね(笑)。