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このAtto3は「電気自動車の黒船来襲」とか「日本勢ヤバい」と意外と持てはやされております。サクラを除いてリーフより安いし、バッテリーも大きいし確かにそう。
中国では若者向けの車として位置づけらているので、ゲーミングチェアのようなシート、操縦かんのようなシフトレバー、うねうねしたダッシュボード(筋肉をイメージらしい）、リングのワイヤーのようなドアポケットになっております。

外観はハリアーなのでそれはまあそう。BYDのエンブレムを隠すかボディ同色にすれば、だれも気付かないレベルです。後ろを見られるとナンバーの位置でバレてしまうんですが、トヨタマークのエンブレムをマグネットで作っちゃおうかな。

ただ、440万の車だから、サクラもそうであるように落ち着いた内装が欲しい。
入門者向けなのでいいのですが、こういう内装はその下のドルフィンあたりまでにしてほしかった。それとも４４０万が入門車で高いと感じる日本が貧乏になったのか。
たぶん、440万なら中古のハリアーやアルファードのHEVに行ってしまうのではないでしょうか。
atto3はサンルーフとルーフレールが標準で、これは欲しい人はatto3がいいと思うかもしれません。そういえば、日本車ではVIPクラスの車でもないとサンルーフは付けないけどね。
一方でこのクラスの車になれば、アラウンドビューやADAS、駐車支援は当たり前なのであまり響かないと思われます。

では内装がイヤだからと、プラス150万出して590万で買い切りのできるソルテラに行くか？というと、微妙。内装の気に入らないない色をアフターパーツで隠してしまえばatto3でいいかもしれない。たぶん、aliexpress(中国のamazon)なんかで出るでしょうから、シートカバーもそれっぽい色に変えられるでしょう。走行した感じも、減速セレクタがないソルテラのベースグレードならほぼ同じはず。

おう、そう考えればatto3でも許せるかも。
後は落ち着いた内装の4ドアサルーンのSEALを見てからと言う手もあります。
また、ソルテラはAWDがあります。AWDは減速セレクターがありますので、590万ならソルテラなのに。
440万でSEALが来ればSEALですね。SEALはフロントがトヨタキャバリエのようですが、時代も変わればあれも地味に見えるのだから不思議です。

地元のスーパーオートバックスにBYD　atto3のワインレッドが来たので乗らせてもらいました。
とはいっても、本命は4ドアサルーンのSEALの方なんですが。。。

外観は、ハリアーそっくりですね！リアのナンバーがもっと上にあったらかなり近い。ブラックの外装にゴールドのエンブレム(鷲だか鷹だか)が付いていたら良いんじゃないかと思いました。しかし、黒はラインナップにありません、中国では黒は縁起が良くない扱いらしい。

内装は、ブルーのようなグリーンのような色の内装色がイマイチ。。。
個性的ではあるのですが、400万円の車なのでもちょっと高級感のあるセオリー通りにしてほしかった。ま、そうするとますますハリアーになってしまいますが。
ゲーミングチェアのようなシートもヘッドレストが飛び出していて、背もたれに寄り掛かると頭が押される感じです。アイディアとしては面白いですが、440万の車にゲーミングチェアか。
ゲームと言ってもレースばかりしているわけではないし、車ならやっぱりバケットシートでしょう。

走りだしは、リーフとおんなじですね。ただ、圧倒的にしずかです。
グイっという出だしも同じ。静かでグイグイ出るのはどのEVも同じです。個性的なものはないね。でもさすが、コンチネンタルのタイヤがしずか。タイヤだけプリウスにつけたいくらい。

ボンネットを開けると、驚くくらい底の方にモーターとインバータが。ちょっと無造作に置いてあります。これを見るとちょっと安っぽく感じるかも。工業的にはコンパクトにまとまってていいですね、なのでしょうが。
充電の制御もここでやります。テスラだとここにフロントトランクがあります。それがあれば、少し高級に見えたかも。

440万円で、補助金が60-70万円なので300万円台で買えます。
SUVだし急速充電の吸い込みがいいので、リーフより使い勝手は良いかも。
ただ、ガジェット感がありすぎて、もうちょっと落ち着きが欲しいですね。

並べるとこんな感じです

いまふと思い立ったのは軽自動車の値段について。
愛車紹介にあるホンダ・ライフは2006年に買った。その遠縁にあたるホンダ・N-WGNを2020年に買っている。ホンダライフはCグレードの９９．８万円でした。最廉価グレードでも当時の安全装置は付いていました。
ホンダN-WGNは下から2番目のL・ホンダセンシングで、140万にナビレディセットを付けたから145万円くらいです。
それぞれの装備差・価格差(予想)をパッと思い浮かぶ範囲で書いてみる。

左・ライフ　右・N-WGN

エンジン　　　i-DSI　　　　　　　　i-VTEC
ミッション　　４AT　　　　　　　　CVT　　　　　　　　　　　　
　駆動系はその時それしかなかったので価格差はないとする

エアバッグ　　運転席・助手席　　　サイドエアバッグも付く　　5万円？
VSA　　　　　なし(ABSのみ)　　　あり　　　　　　　　　　　5万円？
エアコン　　　マニュアル　　　　　オート　　　　　　　　　　5万円？
パーキング　　足踏み　　　　　　　電動　　　　　　　　　　　3万円？
ホンダ
　センシング　なし　　　　　　　　あり　　　　　　　　　　　15万円？
プラズマ
　クラスタ　　なし　　　　　　　　あり　　　　　　　　　　　エアコンに含まれるとする
ワンタッチ
　ウインカー　なし　　　　　　　　あり　　　　　　　　　　　1万円？
防犯　　　　　なし　　　　　　　　イモビ＋警報　　　　　　　5万円？
スペアタイヤ　なし　　　　　　　　パンク修理セット　　　　　タイヤのほうがオプションになる
シートヒータ　なし　　　　　　　　あり　　　　　　　　　　　3万円？
USBポート　　なし　　　　　　　　あり　　　　　　　　　　　？万円
スマートキー　なし　　　　　　　　あり　　　　　　　　　　　割と大きい気がするがイモビなどに制御は含まれるのだろう。

価格差は予想でしかないが、よく「VSAはエアバッグとセットで10.5万円高」とかカタログにあるのでそれを相場のヒントに。
それ以外はこのくらいの価格であればオプションで付けてもいいかなと言う価格にしています。

勝手な予想ですが、まあ納得できる装備ではあります。
付いていてよかったのはホンダセンシングとシートヒーターですかね。
電動パーキングブレーキ代はこれに含むと考えてもいいかもしれません。
ただ、よく考えるとホンダは割と高級な装備を全車標準にしているので、各装備1割ずつ安くなっていると嬉しいなあ。

初代N-WGNには130万円くらい、つまりライフ・ｃとN-WGN・Lの間の価格になるグレードがありました。装備はざっくりいうとホンダセンシングとその周辺装備がカットされたイメージです。
そんなグレードがあると、ぱっと飛びつきやすいし数が出るんじゃないでしょうか。

ただ、N-BOXはパワースライドドアがないグレード(G)でも160万くらいするのね。これは高い気がしました。