車の値段が上がっている・・・？

※2008年ごろに他ブログにて書いたものに加筆いたしました

先日、青山のホンダ・ウエルカムプラザへ行った際、いくつかの車のカタログをもらってきましたが、そのうち”Ｓ２０００”のカタログを見て気がついたことが。

価格表を見たら、通常モデルのオプションなしが　３８６４０００円。
ＴＹＰＥ－Ｓのオプションなしが、３９９００００円。
あんまり価格差ないんですね（＾＾；
ＴＹＰＥ－Ｓの内容見ると、ＴＹＰＥ－Ｓ買ったほうがお得な気がします。

しかしそれはそれとして、Ｓ２０００の一番初期のやつって、もっと安かった気がします（汗）
実際に過去の資料を漁ってみると、最初期型のベースグレードが３３８万円。
途中でリアウインドーがビニール→ガラスに変更されたり、タイヤやブレーキetc・・・が拡大されたりと、幾多の変更を施されているので、大きな価格差とは言え、上昇もやむなしなのでしょうか。
大体、鉄鋼やら金属材料の価格が軒並み上昇しているので、安価に車を作れない、と言う背景も少なからず影響しているはずです。

そんなわけで、いくつかの車の、過去から現在においての新車価格差を調べてみました。

※上段が過去、中段がこのブログを書いた当時に近い時期、一番下が現在の価格。なるべく条件をそろえる為に排気量・減速機は同じグレードを選択していますが、ステップワゴンは現行型では１５００ターボになっております。また、現在まで同一車種名で生産され続けている車に絞りました


トヨタ・ヴィッツ　　Ｕ（２００１年式）　１２０８０００円
　　　　　　　　　　　Ｕ（２００８年式）　１４０７０００円
　　　　　　　　　　　U（２０１５年式）　１６９８５４５円
　　　　　　　　　　
スバル・インプレッサ　スポーツワゴン２０Ｓ- ４WD（２００３年式）　２０３３０００円
　　　　　　　　　　　　　　　　　　スポーツ２０Ｓ- ４WD（２００７年式）　１９４３０００円
　　　　　　　　　　　　　　　　　　スポーツ２０i-S AWD（２０１５年式）　２２５７０００円

ホンダ・ステップワゴン　Ｇ（１９９９年式）　１８５８０００円
　　　　　　　　　　　　　　　Ｇ（２００７年式）　２１３２０００円
　　　　　　　　　　　　　　　Ｇ（２０１５年式）　２４８００００円

やはり軒並み価格上がっていますね（汗）
どの年式のグレードにどんなオプションがついているか？という所までは調べ切れなかったので、明確な参考データとなるかはやや不明瞭な点があるかもしれません。

鉄鋼や原油など、車を作るにあたって必要な原料の価格が上がっているとか、価格が上がるための理由はわかるのですが、一方でサラリーマンの世帯あたりの年収は下がっていると言う現実。



これとて、高収入の社員がリタイヤし、その代わりの社員が少子化で少なくなっている、そもそも取らない、取るけど正社員以外から・・・などのリストラ策を投入しているのも影響しているとは思うのですが・・・。

これらの車の値段が上がることで、もう少し安い価格帯のグレードや別車種を出すとか、メーカー側も色々やってはいるのしょうけど、ぱっと見これだけ価格が上がっていて、ガソリン価格も上がっている（２００８年当事に比べれば２０１５年現在は下がったほうだとは思いますが）、減税のある新車やエコカーはともかく、それ以外の車は重量税や自動車税が増税されていること。
車を作る上での鉄鋼や原油の価格上昇は、そのままオイルやタイヤなどの消耗品の価格上昇にも繋がっているので、どう考えても車を買ったり維持するための費用は増大している・・・というのが現実です。

しかし、それだけコストかかっても、車と言うのはやめられないんですよね・・・いやはや。