2017年もあと1か月を切りましたね。
こんばんは、銀匙です。
今年が本厄だった私ですが、悲惨具合を考えると昨年の方が精神的にも、肉体的にも、財政的にもきつかった気がします。
愛車のスイフトが1型から最終型に、赤から青に、ハロゲンからHIDに、5万キロ超えからやっと1万キロにと変わったわけですが、それでもZC72という型式が変わらないからか、単純な1.2LエンジンのFFでCVTという駆動方式が変わらないからか、前の車との違和感はほぼ感じません。
確かにアクセルレスポンスの良さとか低速でカックンカックンしないとか、確実に最終型の方が良いわけですが、そういうのも慣れてしまうと、ただただ素直でコンパクトで乗りやすい、という素性の良さだけが印象として残ります。
とはいえ、ZC72は既に廃版になってるので、これだけ馴染むと次の車に悩みそうです。さすがに次は何らかのハイブリッドか、下手するとEVかもしれませんね。
NOTEのEパワーは現在の電力インフラを考えればEVの提供方法として正しいと思いますし、ああいうのが増えてくれば、いつかはね。
さて、車の方もそうですが、ようやく自分の使うカメラボディも固まってきました。
冒頭の写真はシグマのdp0で撮ってるわけですが、撮るたびにdp0につけられた14mmF4(35mm換算21mm)のレンズとクアトロ世代のフォビオンの紡ぎだす世界には、しみじみと「買って良かったなあ」と思います。
カメラ好きにはとにかくお勧めしたい。
クアトロシリーズの中ではdp3とdp0があればいい。
この2つは突出して出来が良いです。
確かにフォビオンは現像に物凄く手間のかかるシステムです。
1枚50MBもあるRAWファイルを1枚1枚現像していかねばなりません。
でも何とか気に入るように現像出来た時の嬉しさ、そこに描かれたモノたちの息遣いや温度まで伝わってくるような緻密さは他を圧倒します。
現行のα9やα99Ⅱはどうか知りませんけれど、少なくともα7Ⅱやα99は簡単に凌駕しています。
広角でこれを外して他に何がある。dp0はそう言い切れる1台です。
メーカーが厳密にレンズと受光部の並行を完全に取ってくれている、正真正銘Made in Japanのカメラです。
レンズ交換式カメラや可動式ズームレンズでは絶対にたどり着けない世界です。
(私は超広角は20mm未満と思ってるので、21mmは広角です。念の為)
出会えたことに感謝したい1台です。
この他としては、NEX-5Rに初代UltraWideHeliar12mmF5.6が超広角として鉄板の組み合わせです。
UltraWideHeliarは初代Lマウントがパーフェクトでした。
現行は大きくなり過ぎました。
NEX-5Rと組み合わせると本当にポケットにすっぽり収まりますが、超広角18mmの世界を簡単に撮影出来ます。
SEL1018より四隅までしっかり、パープルフリンジなく描いてくれます。
ボディはNEX-6でも良いですが、ファインダが無い方がとっさの時に出しやすいです。あとはここまで超広角だとほぼ無限遠に合わせておけば事足りますし。
特にあてもなく散歩する時はRX100M3よりNEX-6にカールツァイスゾナー38mmF2.8ですかね。CONTAX-Tのゾナーです。
換算57mmはちょっと狭い標準という感じで、「あっ、あれ」と思った時の視野と似てるんです。
ポートレートにはNEX-6にJupiter-3 50mmF1.5。
距離差でぼけたエリアに若干グルグルが出ますが、それも被写体を引き立たせるのに役に立ちます。なにより肌の描写が綺麗で遠近表現に不自然さが無く、換算75㎜相当の撮影範囲は85mmより気持ち広いので楽です。
スナップのお供はRX100M3があれば良いです。期待以上ではないですが、概ねそつなくこなしてくれます。
望遠にはNEX-6にM42のPENTAX200mm4.5か、オリンパスOMの300mmF4.5があればいい。望遠ズームならSEL55-210で大丈夫。
他にも持ってはいますが、大方こんな感じでしょうか。
そう。
いつの間にかフルサイズα(FE,Aマウントとも)が姿を消していたんです。
α7Ⅱもα99もです。
更に言うとレンズでは純正ライカは1本も残りませんでした。ズミクロンも含めて。
まぁ下取りで良い値段になったからというのも大きいですけれど。
要は出先でボディからレンズを外さなくなったので、サイズや使い勝手も含めて適切なのが残った、そしてフルサイズで用いて気にいったレンズはなかったわけです。
元々FE系はロクデナシというのはともかく、Aレンズも結局残しませんでした。
規格としてはフルサイズ用であっても、それのAPS-C受光部分だけ切り取って使えば良いという訳です。
強いて言えばAPS-C用ですが、Aマウントのバリオゾナー18-70は名玉でしたので手放したくなかったんですが、それを受け止められて、かつ使い勝手のいいAマウントAPS-Cボディが無かった。
少し前に気にしていた気楽な28mm領域もRX100M3か、NEX-6にSEL1855でもカバーできると結論付けました。
どうしても28mm域で困るようならまだORION-15(28mmF6)は手元にあるので、何らかのフルサイズを買えばいいのですが、たぶん無いだろうと思います。
そうですね。ORION-15だけはフルサイズで使っても文句ありません。
この1本だけでしたね。
まぁ本当に遠回りと回り道を経て、経過ぎてますけど、それでも気に入ったレンズシステム、カメラシステムにたどり着けて良かった。
そんなことをふと思った土曜日の夕方でした。