今年も仕事の隙間を縫って、苗場に行ってきました。2007年のvol.27から8年連続、そして2015年の中断を挟んで今回で4年連続、12回目の参戦でした。
いつもだったらロビーにあった関係各位からのお花は、会場のブリザーディウム入口付近に移動していました。かつてのように、ここに三菱車が鎮座してるってことは、もう二度とないんだろうか。毎年思うこととはいえ、苗場とデリカD:5って、似合うと思うんだけどなぁ。アウトランダーとか、エクリプスクロスが置いてあっても、いいと思うんだけどなぁ。なお、館内のぜんぜん違う場所に、フォレスターが置いてありました。
ロビーは、土曜日の夕方だったからなのか、ものすごく混雑していました。確かに年々、苗場プリンス館内もゲレンデも、人が多くなっている気がするけどね。
グッズ売り場はこんな感じ。そういえば例年、グッズ売り場の写真なんて載せてなかったかもね。いつものように歐林洞のパウンドケーキと、紅茶を買いました。でも、赤いTシャツの色がものすごく鮮やかで、いい色だったなぁ。何年かに1回くらい、さとに買って帰りたいようなグッズのTシャツが出る感じがする。結局買いませんでしたが。
グッズ売り場の出口には、ゆみさんのサインが。手に入れられたなら家宝になること間違いなしですな。
さて、ライブの中身について、特に気になった曲やその感想などでも。
【
12階のこいびと】
改めて思ったんだけど、なんで「こいびと」ってひらがななんだろうか。ちなみに歌詞には、こいびとは出てこないし、それっぽい関係性を暗示はさせるけれど明確ではない。むしろ関係性は危ういのではないかとすら思わせる。そしてあんまり、というかちっとも、ライブのオープニングっぽくない曲です。
今回のテーマは、大人の夢らしいので、それっぽいアダルトなサウンドで魅せてくる感じです。半透明の幕がユーミンと、ミュージシャンの間をゆらゆらと揺れていました。でもねぇ、ステージに向かってかなり左寄りだったから、ステージの左側にいるストリングスがちっとも見えなかった。せっかく今回から入って、それがまたこれまでと違うサウンドを構築してくれていてよかったと思うのに。
【
恋の苦さとため息と】
半透明の幕に映る映像が、なんだかかっこよかった。前半は、道路を疾走するクルマからの景色。後半は、映画のフィルムに1コマづつ映るユーミンのライブシーン。でもさぁ、ステージに向かってかなり左寄りだったから、右側半分くらいしか見えなかった。
ちなみにこれを書くために歌詞を改めて読んだりするんだけど、確かに大人の夢と言うかアダルトな感じというか。音として聴いてるときは、そんなこと意識しているようで意識してないんだけど、歌詞を読んでみると見事にそんな感じの世界観だったりするんだから、さすがだよねぇ。
【
人魚姫の夢】
シャングリラ3のために書かれた曲。そういうイメージがあるからかなぁ。それ以外のステージで聴くと、なんだか斬新な感じがしていい。そういえば今回は、去年コーラスが変わって2回目の苗場なんだけど、これまでよりも声が高いので特にサビの部分においてまた違った印象で聞こえます。ストリングスの音もいい感じで、新しいユーミンバンドのサウンドを模索しようとしているのが、今回の苗場なのかなぁって思っちゃった。苗場って結構、今後しようと思っていることの実験が行われていたりするからね。
【リクエストコーナー】
・冬の終わり
わたしのいたブロックからの指名。えぇ、プライベートなのでオーラが消えているからなのかなぁ、目もあいませんでした。
・静かなまぼろし
あのジュリーのために書いた曲って話が披露されていました。
・DAWN PURPLE
「
雪月花」をリクエストした人がいたんだけど、前回もやってるからだねってことで却下の末に。ちなみにわたしももし当てられたら、「雪月花」をリクエストするつもりでいました。
【
星のクライマー】
クリックした先で観ることのできる動画は、いつぞやの苗場のものじゃないか・・・。個人的にかなり上位に入れたいくらい好きな曲です。そういえば今回は、「Yuming Compositions : FACES」というカバーアルバムからの曲が多かった。結構好きだって言ってたかなぁ、ユーミン自身が最近よく聴いているアルバムらしいです。なので、「雨音はショパンの調べ」とか、「いちご白書をもう一度」と、このアルバムからの選曲が一番多かったなぁ。膨大な作品群を持っているからこそ、もしかしてまたカバーアルバムを作ろうと思っていたりして・・・?
【
LATE SUMMER LAKE】
曲名をクリックした先で観られる動画は、かなり昔のものでびっくりした(汗)。まぁ、この曲が30年前のものだってことにも一種の驚きを感じますがね。アルバムで聴くよりも、今風のアレンジがなされている今のもののほうが、より楽曲のよさが出てていいと思うなぁ。最近、たまにライブでやることが多いんだけど、調べたところ90年代は結構よくライブでやってたみたいですね。今回は弦がいいところで出てくるのもまたステキ。
全体の感想。今回はギターもベースも、以前とは別の人たちになっています。去年から始まっているツアーはすでに新しいメンバーになってたんだけど、去年の苗場に関してはコーラスを3人中2人入れ替えただけで、新しくなる前のいつものメンバーだったんです。そう考えると、3年前の苗場と比較して同じメンバーはというと、キーボードとドラムとコーラスの1人、そしてサックスのほかよく見たらパーカッションもやってた伊勢くんの計4人。半分以上、バンドのメンバーを入れ替えています。ユーミンのライブを観るようになってかれこれ20年近く経つけれど、これほどミュージシャンを変えたことってあったかなぁってね。
昔と今とでは音楽も変わっているから、昔の曲を昔と同じようにやっても、今のグルーブとはあわないんだよって話を、確かPRINCESS PRINCESSの期間限定復活ライブの時に聞いた気がします。ひさしぶりにライブをするにあたって、そこの隔たりを埋めることにかなりの労力を使ったってね。もちろんユーミンバンドの人たちはブランクもなく、長らく第一線で活躍してきたような人たちばかりだけど、それでもみんな歳をとっていく。ライブの音作りを、再構築しようとしている過渡期に入ったのかもなぁって思ったのでした。そんなわけで今後のライブも楽しみでございます。
また来年も、ここに来られますように。
Posted at 2019/02/24 23:50:14 | |
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音楽 | 日記