見ての通りのタイトルですが、このあと大量のネタバレを含みますのでご注意ください。
さて、どっかでつぶやいただけですが、いや
話の流れでちょっと出てきてます が、中島みゆきのライブのチケットを当てました。もう全国ツアーはしないらしいんだけど、ライブをしないって訳じゃないみたい。そんなわけで、「歌会 VOL.1」ですよ。東京国際フォーラムまで行ってきました。ぜひぜひ今後も、VOL.2とかVOL.3とかやってほしいなぁ。
関係各位からのお花です。でも入場のためにはここから反時計回りに1周して途中で外に出てと、長い長い行列でした。
東京国際フォーラムって大昔にユーミンで1回行ったことがあるけれど、正直ライブを観るホールとしてはそんなにいいのかなぁって感じです。でかすぎるんだよね。ちなみに座った席からの景色はこんな感じでした。写真は公式サイトから拝借しております。ポジション的には大昔、金沢観光会館で中島みゆきを初めて見た時と同じような位置だ。人生で初めて観たライブが中島みゆきだったんだよ。チケットは5500円で、30年ほどで3倍に! そして当時は1か月前を切っていても買えたのに今ではプラチナチケットに。でもこうしてまた中島みゆきをナマで見られる。なんだか感慨深いものがあります。ちっちゃくて何が何だかって感じではありましたけど(爆)。
あと、動線がわかりにくい。あんまり行かない会場だからかもしれませんが。CDを買う場所は簡単にわかったけど、グッズを買う場所がわかりにくかった。でもこれは動線からの景色の関係で、グッズを買った人からはCDを買う場所がわかりにくかったかもね。そしてそれらとは別の場所にあってさらにわかりにくかったかもしれないガチャガチャコーナー。
ガチャガチャも含めて、今回の戦利品はこちらでございます。パンフと、あとはここで買えばいいと思って存在を知っていながら買わないでいた最新シングル、「心音」を。そしてCDを買うと、カードルーペとステッカーがもらえます。
さて本編のネタバレですよ。いつものように特に心に残った曲たちを。いつものように曲名にリンクを貼っても、中島みゆきの場合微妙なカバー音源が聴けちゃったりするので、タイトルだけね。
倶に
病院童
銀の龍の背に乗って
「医療関係者の方々には心休まらないかもしれない三部作」ということで始まります。なにげに曲名が、知ってないと読めないよねぇ。「倶に」(ともに)については、
こちら のページがとってもわかりやすいかな。「共に」ではなくて「倶に」である理由もちゃんとわかります。雑なところだと、要するに一緒だとしか書いてないので。
「病院童」(びょういんわらし)は軽快な感じの曲で、ライブでやったら盛り上がるだろうなぁと思っていたので聴けてよかったです。でも中島みゆきですから。全体ではまだ4曲目ですから。立ち上がったり手拍子をしたりはしません。そういえば開演前も、し〜んとなって客席の緊張感の中から始まるって感じです。
そして「銀の龍の背に乗って」。
以前この曲の話をしたことがある のですが、下記の思いは今も変わらないなぁ。
わたしは医者ではないけれど、医者の心を持って仕事をしていると信じていますし、人によって思いの強さに差はあったとしても、この業界は医者の心を持って仕事をするべきものだと思っています。要は、へき地医療もうちの会社も、誰かを救って心や命の火を灯すという意味では同じだと。
でも、以前した話の時と今の自分は違うかなぁ。もはや非力ではないはず。それでもまだまだ、力及ばずな世界もあって、どうにもならないことだってある。医療関係者の心境もこんな感じなのかなぁ。
ミラージュ・ホテル
百九番目の除夜の鐘
紅い河
命のリレー
リトル・トーキョー
休憩明けから始まるのは、「夜会のいいとこ取りコーナー」だったかな。5曲連続、衣装の早替わりも交えてどんどん歌います。そうそう、通常のライブだと1曲歌ってMCってのが多いんだけど、さっきの医療関係三部作も夜会のいいとこ取りコーナーも、続けて歌ってた。前回のツアーではさすがにちょっとお年なのかなぁと思うこともあったけど、いやいやそんなことはなかったですねすいませんって感じです。東京国際フォーラムのようなでかいハコでも、ひしひしと伝わってくる迫力、歌唱力、そして表現力。
ひまわり"SUNWARD"
誰かの微妙なカバーが流れてもってことで歌詞を貼ってないのですが、これだけは歌詞を、歌詞だけを貼ります。曲名をクリックしたら歌詞が見られます。
曲そのものは1994年のアルバム「LOVE OR NOTHING」に収録されています。かれこれ30年も前の曲です。でもね、2年くらい前のある日、この曲とあのことがつながって感じられて、しょうがなかったことがありました。誰かがこのことに気づいて、ラジオでリクエストして、世間に広まっていくんじゃないかって。東日本大震災のあと、山下達郎の「希望という名の光」がよくラジオで流れたように。
でも知る限り、「ひまわり"SUNWARD"」はそこまでラジオでは流れませんでした。別にそれはそれでいいんです。でもなぜ中島みゆきが今これをライブで歌うのか。特にMCもなく歌っていたかと思います。曲そのものが想いであり願いだと言わんばかりに。なんのこと?って思ったら、
こちら へどうぞ。
心音
この曲についてはせっかくなので、公式のPVをどうぞ。当局に怒られたらごめんなさい。
VIDEO
中島みゆきがアニソンをやってるというのは知ってました。ふいに中島みゆきの声で、知らない曲がテレビの方から聞こえてきたんです。目に映ったのはアニメの映像。どうやらアニメ映画の主題歌を歌っているらしいというところまではわかりました。でも、それ以上は追究しなかったし、ましてや主題歌が中島みゆきの映画だからという理由だけで観にいくなんてことはしない。シングルを買うことについても、ライブに行くんだからその会場で買えばいいやと思っていました。
で、本編の最後に歌われたこの曲。ほぼ初見で聴いたわけですが、後ろに流れるアニメの映像とも相まって完全にもっていかれました。感動が押し寄せてきて、初見の曲なのにアニメ映画の主題歌だという程度の予備知識しかないのに、泣けると。そしてどんな映画か調べ、でもどんな話かを知ったつもりでいますが、それよりも、上に貼った公式のPVがたぶんすべて。誰かがコメント欄で書いてましたが、2時間ほどのものだけど、この5分ほどで作品として完結していると。ホントそれだと思う。これに感動してうかつに映画を見てがっかりするのが怖いと思うくらいの見事な映像と楽曲の融合。
中島みゆきに主題歌のオファーが来た場合、彼女はその内容をきちんと解釈して曲に仕上げることで知られています。ドラマで、安達祐実と犬が出てくるという情報だけ(それしか情報が与えられなかった)で「空と君のあいだに」を書いたってのはその極地だと思いますが、そう言えばライブで歌われた「慕情」についても、倉本聰から脚本が届いてそれで書いたという趣旨の話をしていました。なのできっと、曲から入っても映画を楽しめると思いますが、いつ観るんだろうか。
セットリストです。最後の2曲がアンコールですが、歌い終えた中島みゆきが退場 → アウトロの演奏が続く → 演奏終了とともに「本日の公演はすべて終了しました・・・」のアナウンス、でもステージ上のミュージシャンがまだ残っていて、客席の退場とステージ上の退場が同じタイミングってのがなんだか不思議。てっきり演奏の終了とともに緞帳が降りるってのが一般的なんじゃないかと。なんらかの意図があってそうしているのかと思うと、なんだか気になります。
終演後はわざわざ東京に行ってまでと思われそうですが、以前から行きたかった串カツ田中へ。別の串揚げ屋さんを見つけて、気になりまくってたんだけど予約が取れなかったんだ・・・。21時過ぎから取ろうとしたのにさすが金曜夜の新橋。わざわざ上野あたりまで、串カツ田中のために足を伸ばしてしまいました。おいしかったけどね。
Posted at 2024/03/20 22:37:05 | |
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音楽 | 日記