北海道5日目。
この日は朝早くに目が覚めました。
前日の夜に星を撮ったときには月は東側にあったのですが、朝になったら西側に移動していました。
そして走りはじめました。
しかしこの日の朝は霧が出ていてとても綺麗だったのでちょっとクルマを停めて撮りました。
これはぶどう畑みたいですね。
それにしても霧が綺麗ですね。
その後また走りはじめましたが、十勝川の堤防のところで列車が撮れそうだったので停車。
ニコンみたいのが橋を渡ってきたので45mmで撮影。
画角があまりに広すぎたのでトリミング。
そして池田方面に走っていきました。
畑に停まっているトラクターがいいアクセントになってくれています。
すぐに反対方面の普通列車が来るようだったので、レンズを変えて待ちました。
これはD5+35mmで撮影。
45mmと35mmは数値的にはちょっとした違いで、実際に画角もそう大きく変わらないのですが、この違いが活きるところがあるんですよね。。。(そう思いたい...)
Df+105mmでも撮りました。
105mmもいい画角だなぁ~
撮影後に遠くにキツネがいました。
近づこうとするとすぐに逃げて行ってしまうので400mmで撮ってトリミング。
その後は釧路方面に進んで行きました。
70kmほど一気に進んで行き、音別というところの尺別の丘という景勝地にやってきました。
小さな斎場があって、その向かいの丘を登ったところから線路を俯瞰する場所があります。
お~~
たしかに景勝地ですね。
綺麗に整備された展望台ではないので穴場的な場所です。
列車が来るまでかなり時間があったので、一旦音別の街まで行ってセイコーマートで朝ごはん買って食べました。
戻ってきてカメラをセット。
三脚にDf+200mmをセット、D5+105mmは手持ちで撮りました。
そして「おおぞら」4号が釧路方面からやってきました。
2つの画角で撮ってみたのですが、200mmの方が収まりがいいですね。
しかし凄い場所です。
海岸線の草原の真ん中を特急列車が走ってくる光景なんてなかなか無いですね。
そして丘の反対側まで走っていって、おおぞらが走り去っていくところを後追い。
本当に壮大な景色でした。
なんとか2方向とも撮ることができたので次の場所へ移動。
次は白糠、釧路も通過して厚岸の洋望台へ。
この道路のところから花咲線が撮れるので、まずは広角気味に35mmで撮りました。
吹きっさらしの海岸線を走るのがまさに根室の鉄道という感じがするのですが如何でしょう?
ちなみにこれは快速「ノサップ」です。
ノサップとは根室の一番東側、北方領土を除いて日本で一番東側の岬の「納沙布岬」のことです。
次は反対に根室方面から快速「はなさき」がやってくるのでニーニーで迎え撃ちました。
厚岸の街が入るように縦位置で狙いました。
ちなみにこの列車、ローカル線だからゆっくり走ってくるだろう、と思っていたのですが、直線区間なので80キロくらいで割と飛ばして走ってきました。
なのでシャッター速度は遅くできないし、構図もしっかり考えておく必要があります。
ちなみに厚岸は「あっけし」と読みます。
まえに北海道を旅した時に、どうしても読めなかった地名のひとつなのでよく覚えています。
同じように北海道を旅していた知り合いが行っていたのですが、「厚岸をあっけしと読めたらプロ」との事です(笑)
それは私も激しく同意。
厚岸の厚はアイヌ語の「牡蠣が取れる場所」の意味だそうです。
ということは牡蠣が食べれるのだろうと道の駅 厚岸グルメパークに行ってみたのですが、かなり混雑していて食事するのにかなり時間かかりそうだったので今回は断念。。。
そして厚岸の街を抜けて別寒辺牛湿原の撮影地へ。
釣り人の駐車場があり、その駐車場から急斜面の山を登ったところが花咲線の有名な撮影地となっています。
一旦 下見で28mmだけ持って山を登ってみました。
湿原の中に線路が敷かれている。絶景です!
でもここなら200mmが使えそうだなと思ったのでニーニーで行くことに。
そして三脚にカメラをセットして列車が来るのを待ちます。
すると横で撮影されていた方に話しかけられたのですが、その方は列車ではなく鳥がメインとの事で話を聞いていると、どうやら眼下を流れる川の向こう岸にオオハクチョウの今年第一陣がいるとのこと。
200mmで見てみると、、、
確かに白い鳥がいますね!
あまり鳥については詳しくないのですが、越冬のために飛来してくるようですね。
冬になればもっとたくさん見れるそうです。
それはそれで撮りに来てみたい気もします。
200mmではとても撮れないので、持ってきていた双眼鏡で鳥たちを観察して列車が来るのを待ちました。
そして1時間ほど待って根室方面の列車がやってきました。
いやいや、すごい場所を列車が通っていくのだなぁと感動してしまいました。
反対方面の列車も数十分後に来るのですが、この2枚で満足できたので先客の方にお別れして移動することにしました。
そして4日間連続で車中泊をして、いいかげん車中泊も嫌になってきたので、この日は早めに切り上げて、キャンプ場に停まることにしました。
しかし探してみると、この時期(10月)にやっているキャンプ場はあまりなく、やっているところは釧路の北にある塘路のキャンプ場くらいでした。
営業時間にはなんとか間に合いそうだったので早速移動。
途中はひたすら放牧地や牧草地が続いていました。
釧路というと街は工業地帯、郊外は湿原ばかりかと思っていましたが、湿原でないところは農地がひたすらに広がっているのでした。
そして塘路湖に到着。
なんとか陽が落ちる前にテントを張ることができました。
真っ暗だとテントの設営ができませんからね、、、
そして近くで温泉でも入ろうかと思ったのですが、この周囲には温泉がありませんでした、、、
仕方ないのでこの日は入浴はあきらめて、飯食べて早く寝ることにしました。
キャンプ場のすぐ近くで見つけた定食屋さんに入りました。
ここで食べたラーメンがこの旅で一番おいしかったですが、写真は撮り忘れました、、、
というかこのお店、店内はたくさんの写真と趣味の道具が飾られていました。
お店の方が写真家ならお話聞いてみたかったけど、私はいきなり話しかけるのが苦手なんですよね。。。
そしてキャンプ場に戻り、テントで寝ました。
クルマで寝ると足を真っ直ぐ伸ばせないのが辛かったし、フルフラットではないので腰も痛くなってきてしまいました。
久々に足を伸ばして地面で寝られて最高の寝心地でした~~
しかし夏でも低温な釧路。。。
夜中に寒くて何度も前が覚めてしまいました。。。
着込んだり毛布の掛け方を工夫しながらなんとか乗り切りましたが、それでもやっぱり寒かった!
つづく。