7月19日、
宿を出たらとりあえず、ツーリングマップルでおススメになっていた、羊蹄山(ようていざん)の外周を一周しました。
一周したものの、羊蹄山から雲が去ることは無く、仕方ないので移動。
洞爺湖を目指して南下。
サイロ展望台で一休み。
大型バスでやってきた観光客で常ににぎわっていました。
湖の反対側に行ってみました。
近くで見ると、美しい色をした湖。
綺麗な色です。
時刻は2時半、ちょっと早いですが、移動はヤメ。
湖畔の仲洞爺キャンプ場で泊まることにしました。
なんだかんだ、ひとりでのんびりするのも大好きな私。
やっぱりキャンプもしたくなりました。
木に囲まれた涼しげなサイト。
そしてなんといっても、湖のすぐ横にテントを建てることが出来ます。
このロケーションは他のキャンプ場よりも断然上!
この景色を眺めながら、豊富牛乳とおにぎりを食べ、好きな音楽を聴きながら、ツーリングマップルを見て旅の軌跡を地図に書き込んだりしていました。
そして、ここで帰りのフェリーの予約を取りました。
行きが太平洋だったので、帰りは日本海から帰ることにしました。
新日本海フェリーの敦賀行き 寄航便。
最終の行き先は敦賀ですが、途中に秋田港と新潟港に寄航します。
週に一度の便がたまたまあったのでそれにしたってだけです。
直行便なら20時間で帰れるんですが、寄航便は30時間もかかります。
フェリーに乗るのは21日。あと2日で北海道に別れを告げます。
もっと旅を続けたい気もしましたが、キリが付いた所で終わらないと、キリがなくなってしまうと思ったので、きっぱり帰ることにしました。
また来ればいいんだし。
のんびり3時間ほど過ごしました。
夕方になってから、サイト横にある温泉に浸かり、夜になったら洞爺湖のホテル街で打ちあがる花火を見て、、、
静かに立つ波の音を聞きながら寝ました。
7月20日、
朝、音がまったくしないなと思ってテントの外に出てみました。
すると、
まったくの静寂、水面は鏡のように静かになっていました。
霧で向こうの中島すら見えません。
荷物をまとめて出発、湖畔の細い道を通っていきました。
霧がかって幻想的な洞爺湖を眺めながら。
なんとも清清しい。
次はR230、R276と交通量の多い道を進んできます。
人気の道の駅、フォーレスト276大滝へ。
売店ではきのこをたくさん売っていて、一杯100円の「きのこ汁」が人気だそうです。
他の食べ物もかなり充実していて、好きなものを選ぶことが出来ました。
おいしそうだったので、きのこ汁と炊き込みご飯を、朝ごはんにいただきました。
次は支笏湖へ。
湖がとても綺麗でした。
ぜひ写真を撮りたかったのですが、湖畔で停まるチャンスが無く、この展望台から一枚。
この辺りにはまたいつか訪れることが出来るでしょう。
道道117号へ入ると、いくつかの滝がありました。
そのひとつ白扇の滝。
確かに、大きな扇子を広げたような滝でした。
岩を流れる川。
この水の透明さ、伝わりますでしょうか?
全く透明な川でした。
恵庭までやって来ました。
道の駅 花ロードえにわ でちょっと一休み。
恵庭まで来ると、だいぶ栄えた街にやってきたなと感じました。
ここから大都市 札幌までは割りとすぐです。
宿を決めて、帯広方面に向かいました。
R274を通っていき、道の駅 夕張メロードで夕張メロンのアイスを食べ、
石勝樹海ロードを通っていきます。
交通量の少ないすばらしい快走路でした。
100km以上に渡っていくつかの峠を越えていきました。
日勝峠の頂上から見た十勝平野はとてつもなく広大に見えました。
是非とも写真を!
とおもったらPAを通り過ぎてしまい、、、あれよあれよと山を下って結局宿のすぐ近くまで来てしまいました、、、
最後のお宿は、こもれび さん。
周囲は家の一軒も無い大草原、その中にぽつんとある一軒の宿。
道路に面していない宿なので、車の音なども一切聞こえてきません。
まさに大草原の中の宿。
おいしい夕食に、地元の野菜や牛乳、お手製のお漬物や様々なお酒。
食べ物にこだわりのあるお宿でした。
居合わせた関西弁のお二人さんは友人同士だったとか。
そんな偶然もあるんですねぇ~
ここのお宿にもライダーが6人も!
それぞれ本州の各地から来ているんですが、やっぱり北海道が好きみたいですね。
各町の見所やおススメスポットや距離感覚が、ガイドブックのように頭に入っているみたいで、すごいなと思いました(笑)
夜、星が見えるかなと思って外に出てみました。
残念ながら、雲で星は見えませんでしたが、なんだか懐かしい田舎の匂いがしました。
私のおばあちゃんの家もかなりのド田舎にあるんですが、なんだか夜の暗さとか空気感とかが思い起こされるようでした。
朝になると、宿の横の木に蝦夷リスが現れるよ、と聞いて、
マジか!それは見たい!
と思ったのですが、
寝て起きたら、リスのことなんてすっかり忘れていたような、そんな覚えがありますね。。。
7月21日、
帰りのフェリーに乗る日がやってきました。
宿を出発する前にエンジンオイルの量を確認したのですが、ゲージに着かない(!)
宿を出発して、ガソリンスタンドへ向かいました。
鶴沼でオイル量を確認した時にもオイルが減っていて、その後のスタンドでエネオスの0w-50番を足してもらいました。
同じように足してもらおうと思って最寄りのスタンドへ行きましたが、50番のオイルは置いていませんでした。
仕方ないので帯広のオートバックスへ向かいました。
その途中にイエローグローブがあったのでよってみると、なんとバイク用の20w-50を売っていました!
流石に感動!
長距離移動するときにはエンジンオイルを持ち歩いた方が良い、という教訓を得ました。
特に硬いオイルを必要とする車種ならなおさらですね。
300mlほどオイルを補充したら、狩勝峠へ。
長い登坂車線を一気に登って頂上へ。
展望台からは十勝の平野が見えました。
天気もそこそこ良くて、大展望でした。
牧草ロールを一挙に運ぶトラック。
あれ一つで高くて5000円だそうです。
お土産に最適ですねー😁
山を降りたら道の駅 南ふらのへ。
大人気の富良野は道の駅も満車!
スペースでないところに停めちゃいました。
茹でトウモロコシを売っていたので食べました。
甘くて美味しいのですが、
流石に丸々一本となると、食べるのに時間かかりました。
続いて快走路に誘われてかなやま湖へ。
ラベンダー畑がありました。
次は二風谷へ。
この地はアイヌの文化が残る地だそうです。
文化博物館にも入ってみました。
館内にはアイヌ文化の紹介や、道具、衣類の展示がありました。
アイヌの人々が どれほど木を利用しているか、そして どれほど木を大切なものだろ思っているか。
良く分かりました。
本当にあらゆるものを木で作ってありました。
外には住居がありました。
壁には藁が敷き詰められています。
これで北海道の寒さをしのいでいたのでしょうか。
博物館を出て、
道の向こう側にはアイヌ料理のお店が、、、
やってるかわからなかったので入らず。。。
苫小牧へ行く途中に平取町という街があったので、食事処を探して寄ってみました。
役場の駐車場は駐車フリーだったのでバイクを置いて街を歩いてみました。
目の前にあった食堂へ。
ここのトンカツ、とても美味しかったです。
脂身までおいしいのは初めてです。
使っている肉、米、野菜などは全て地元産だそうです。
いいですね〜そういうこだわり、好きです。
店を出たら、苫小牧東港まで直行。
途中にポニー農場などあって(さすがサラブレッド街道)最後まで北海道を感じさせてくれました。
そして港へ。
敦賀行きのライラック。
受付をしてから乗船まで1時間ほどあったので、売店で土産を物色しました。
白い恋人、ロイズの板チョコ、イカの干物と、薄いものを選んで(大きいものはカバンに入らないため)買いました。
ちなみにフェリーの中でも白恋などは売っていますので急いで買う必要はないですけど…
(名古屋駅でも売ってるとか…笑)
乗船待ちのバイクたち。
それぞれのライダーとバイクに、旅のストーリーがあったのだろうと思います。
バイクの汚れが物語っています。
乗船が始まり、荷物を置いたら甲板へ。
すぐ横は原発が…
すっかり暗くなった7時半、
船の汽笛とともに出港。
離れて行く苫小牧、、、
離れて行く北海道の地、、、
ありがとう、って言ってる自分がいました。
あれ、誰に言ったんだろう?
続く、、、