鈴鹿サーキットでスーパー耐久を撮ってきました。
以前にも鈴鹿サーキットに行ったことはありましたが、撮影をしに行くのは今回が初めてです。
昨年に500mmF4Pを手にしてからモータースポーツを撮りたいとは思っていて、ようやく使うことができました。
渋滞が嫌だなと思ったので電車で鈴鹿サーキットへ。
しかし伊勢鉄道の鈴鹿サーキット稲生駅から鈴鹿サーキットまでが結構遠いんですよね、、、
サーキットまではそんなに遠くないのですが、遊園地側の入場ゲートまで回らなければならないので遠いのですね。
普通の人は近鉄の白子駅からバスで行くようです。
で、20分ほど歩いてなんとかゲートに到着。
前売り券をコンビニで買っておけばよかったものをめんどくさがって当日券を買おうと思っていたのですが、チケット売り場がかなり並んでいまして、、、
ここでも20分くらいのロス。。。
さらに西コースの1コーナースタンドまで歩いて行って20分かかったので、レースはとっくに始まってしまっていました。。。
いちおうスタート30分前くらいに着けるように家を出たつもりだったのですが、、、
しかし今回のレースは5時間耐久レースなので、まだまだ撮影の時間はあります。
↑上の写真は2コーナー側から撮ったものですが、1コーナー側の緑色のスタンドから撮影を始めました。
しかしいきなりクラッシュがあったそうで、セーフティーカーが入りました。
感覚を掴むためにゆっくり走るマシンで練習です。
まずは何も考えずにSS1/1600で止めて撮ってみましたが、止めて撮るとほんとに停まっているみたいな画になってしまってつまらないですね、、、
ちなみにカメラはD5でレンズは54Pです。ちょっとトリミングしている写真もあります。
この時点で1位の「デンソー RC F GT3」、このマシンのサウンドが一番かっこよかったです。V8らしいドロドロという爆音を奏でいて最高でした。
セーフティカーが避けて、レースが再開されたのでちょっとづつSSを落として撮っていきました。
同じく1位争いをしている「ポルシェセンター岡崎 911 GT3」、サーキットを走るポルシェはカッコイイですね~
「TONE MOTULロードスター」ロードスターはたくさん出場していました。
このロードスターは最終周回までトップ争いをしていました。
クラスによってはゴール時に1位と2位が数秒差というところもありました。
ここで×1.4テレコン(テレプラス)をはさんで700mmにして撮りました。
RCF、昨日まで一度もカッコいいと思ったことのなかったクルマですが、この日に見て、撮って、聴いて、惚れました(笑) 超カッコいいです。
しかしスタイリングはこのアストンマーチン「D’station Vantage GT8R」が一番カッコよかったです。美しいクルマですね~
美しすぎてこのクルマばかり撮ってしまいました。
2コーナーを駆け抜けていく姿を後追い。
美しいアストン、それに仕掛けるのは「シンティアムアップルKTM」。
KTMクロスボウGTXというマシンだそうですが、クロスボウって知らない間にこんなプロトタイプカーみたいなデザインになっていたのですね。
次は1コーナーから2コーナーに移動して撮りました。
GRヤリスの2台がやり合っています。
愛知県ではよく走っているのを見かけるGRヤリスですが、カラーパターンを変えただけで完全にレーシングカーになるデザインですね。
よくCMでやっているカローラスポーツの水素エンジン車、実物は初めて見ました。
しかもドライバーはモリゾーと言っていたので社長が運転していたみたいです。
水素エンジンの音ってどんなものかなと思っていたのですが、普通にガソリン車よりうるさい音でした。
ずっと86だと思っていたマシンはよく見たらジネッタG55、これは中身は昔ながらのレーシングカーですね。
派手なカラーの「Grid Motorsport AMG GT3」、これもRCFと同じくV8の素晴らしいサウンドを奏でていました。
昔のCカー、シルバーアロー ザウバーC9とかこんな感じの音だったんだろうなぁ~と思いました。
そしてこの蛍光色は追いやすいため、撮影の打率もなかなか良かったです。
RCFを追い撮り、サイドマフラーがかっこいいですね。
他のクラスと違って、市販車の面影が薄れるくらいにシルエットフォーミュラ状態でかっこいいです。
ここまで観ていて、RCF GT3、911 GT3、AMG GT3、GT3 GTRの4車種は最上位クラスだけあって圧倒的に速かったです。
メインストレートから1コーナーに飛び込んでくるスピードが他のクラスとは全く違いました。
しかしGT3ってそんなに速いクラスでもないですよね、、、
GT2、GT1、LMP、フォーミュラなど、さらにその上のレーシングカーはどれだけ速いのだろう?と気になってきました。
次は2コーナー立ち上がりで、縁石に掛かるマシンを撮りました。
テレコンは外して500mmです。
「TKRI松永建設AMG GT3」です。トリコロールの縁石を踏みしめながら加速していく姿がかっこいいですね。
カラーリングもメルセデスの意外とポップな感じに良く似合っていますね。
「埼玉トヨペット クラウンRS」クラウンでレースするというところがかっこいいですね。しかしクラウンはノーマルでもサーキット速く走れるみたいですね。
次はSSを1/100まで落としてみました。
すると一気にスピード感が増しました。
競艇でも1/100くらいまでは落とさないとスピード感がでませんが、カーレースでもこれくらいのSSにしないといけませんね。
このあとはしばらく1/1000で撮りました。
また場所を移動してトリコロールのタイヤバリアが画面に入るような場所から狙いました。
派手なAMG、まるで海外で撮ったかのような印象です。
クロスボウの全面はこのような形でした。
これは完全にLMPのマシンのようですね。
911もかっこいいですね~
さながらルマン24hのようです。
そこからまた移動して3コーナーを狙いました。
松永建設AMG、これも見れば見るほどかっこいいですね~
そういえばザウバーC9もそうですが、DTMのメルセデスも好きだったなぁ~
デンソーRCF、何度も書きますがこのマシンが一番いい音してました。
これはSSを1/125にして撮りました。1/100と1/125でも若干違って見えます。
そして私は現地で順位とかまったく気にしせずに撮っていたのですが、ずっとこのRCFが首位を走っているものだと思っておりました。
しかし実は、
「DAISHIN GT3 GTR」が首位を走っていたみたいです。
それを911が追いかける展開になっていたそうです。
ここで思い切って1/60まで落としてみました。
すると背景がかなり流れて、さらにかっこよくなりました。
その分ピントもシビアになるのですが、、、
マニュアルフォーカスで手振れ補正もないので本当に運です。。。
個人的に一押しのアストンマーチンもカッコよく撮れました。
派手なAMGも。
後追いも狙ってみました。
鉄道でもそうなのですが、後追いで撮る方が難しいんですよね。
ここでカメラは一旦カメラバッグにしまって移動しました。
初の撮影で場所がイマイチわからなかったのですが、道に迷いながらグランドスタンド~最終コーナー~130R~ヘアピンの所まで歩いてきました。
鈴鹿で一番の急コーナーであるヘアピンで、マシンが小回り効かせるところを撮りたかったのです。
ヘアピンを来るっと回るところを後追い。
クロスボウはKTMのバイクと似た感じのデザインですね。
他のマシンもなのですが、この位置までブレーキを踏んでいるというのが意外ですね。
ヘアピン手前の110Rを走ってくるAMG。
これはRAWで700mmくらいにトリミングして9°くらい傾きを付けてみました。
傾きを付けると高速コーナーを曲がってくる感じを表現できますね。
ここの10コーナーはノーブレーキで抜けるところだったような気がします。
(あっ、ゲームでしか走ったことありません...)
ヘアピンを正面から狙います。
こちらはクラス違いのAMG。
イン側の縁石を入れて、せめて走っている感じを出せました。
なかなか満足のいく一枚です。
ちなみにここまでGT3マシンばかり挙げていますが、これより下のクラスも多数走行しています。
ロードスター、フィット、シビック、スープラ、Zなど、市販車のチューニングカーも多数出走。
これらのクラスのマシンは上位のマシンをどうやって行かせるか、上位のマシンは下位のマシンをどうかわすか、そういうところもクラス混合の面白さですね。
でもやっぱり撮ってしまうアストンマーチン。
そしてAMG。
コーナーの出口側に回ってみました。
耐久レースらしく夕陽が差してきました。
う~ん、後ろ姿も美しいですね~
ここで残り20分というところだったのですが、激しいトップ争いが勃発!
オレンジのGTRとオレンジの911が耐久レースとは思えないスプリントな走りで争いをしていました。
そしてスキを突いた911がGTRをかわして先にやってきました。
しかし負けられないGTRも必死に追いかけます。
そのまま差が開いていきそうなところだったのですが、
このシーンで前方に下位のマシンが立ちふさがってしまい、立ち上がりで赤いロードスターに追突!
911はフロントを大破してリタイアとなってしまいました、、、
5時間レースのラストでトップが入れ替わるという展開に燃えたのですが、惜しくも目の前でクラッシュが起こってしまいました。
ロードスターの方も後部を追突されてリタイアとなってしまいました。
レースの残酷なところですね、、、
その後もゴールまでヘアピンで撮りました。
そしてゴール!
ラスト一周は走り切ったマシンたちがパレードの様にゆっくりと走って行って、とてもかっこよかったです。
その後は表彰式など見ようかとも思ったのですが、混む前に帰ってしまうことにしました。
稲生駅に戻ってきました。
もう疲れたのでゆっくり歩いてきたら、サーキットからここまで歩いて40分掛かりました。
この日はケータイの歩数計を見たら20キロも歩いたことになっていました(笑)
サーキット撮影はいい運動になりますね。
さて、今回ははじめてサーキット撮影してきました。
とにかく10コマで連写し続けたので、3500枚くらいシャッター切ってしまいました(笑)
メモリーカードも空っぽにしておいて良かったです。あやうく容量が足りなくなるところでした。
本当は他のマシンたちの写真もアップしたいところなのですが、いかんせん枚数が多すぎるので一部になってしまいました、、、
それにしても他のカメラマンの方々はすごかったです。
私みたいに安くて古いレンズを使っている人はいなくて、ミラーレス+超望遠ズーム、もしくは一眼レフ+500mm、600mmの望遠単を使っている人が多かったです。
これがスーパーGTやF1だともっとすごい人数とすごい機材になるのでしょうか、、、
今回の撮影でモータースポーツ撮影の楽しさがわかりました。
またレースがあるときには撮りに行きたいと思います。
さっそく来週は富士スピードウェイでスーパーGTの公式テストがあるのでそれは行こうかと思います。
久しぶりに体感しましたが、あのサーキットに響くエキゾーストノートは堪りませんね~~
しかしクルマの写真がサムネになるのが半年ぶりとは…(汗)