九州の旅がもう一回続きます。
どうしても乗ってみたい列車があり、博多駅にやってきました。
まず朝一番は
ステンレス版の415系がお出迎え。
同じ顔の車両は東海地方でもよく見られるんですが、
交流車というだけで、なんだか違って感じます。
平日のラッシュ時間ということもあり、次々に普通列車がやってきます。
九州の車両はオシャレ!
車内に木が使われていたり、明るい色が使われていたりと、やはり他の地方とは違う感じです。
「白いかもめ」と「青いソニック」。
885系は知らない間に青色に統一されていました。
私の生まれた年に運行を開始したらしい883系。
昔乗った時は青一色ではなく、シルバーの車体で顔面が水色だったと思います。
家に帰ってから探したら、昔の写真が出てきました。
ボンネットの部分が、黄色とか黒とか色々な色がありましたね。
入れ替わり立ち替わりする鹿児島本線のホーム。
つぎは特急「みどり」&「ハウステンボス」が入線。
早岐まで2列車が併結するんですが、乗ったことない人間からしたら、そこで分岐する必要あるのかなと思ってしまいます…
ハウステンボスは最近、色が変更されました。
オランダをイメージした?オレンジ色になり、アルファロメオをオマージュした盾グリルが付きました(嘘)
またまたソニック。
1時間に2本も本数がある特急って凄いですね!
さて、暇することがないまま1時間ほど経ち、ようやくお目当ての
「ゆふいんの森」が到着!
いや〜イイ!!
やっぱり本物見ると感激します!
ハイデッカー車な所が他と大きく違って感じます。
連続した窓が少し高い位置に、かつ傾斜して取り付けられているところや、
薄暗い車内に見える木の色と装飾の金の色が豪華さを醸し出していて、特別な雰囲気になっています。
近頃の豪華列車のような"成金"のようないやらしい輝きではなく、クラシックカーのような質感を求めた美しさがあって、すごく好きです。
てな事で乗ります。
ゆふいんの森は、その名の通り由布院(久大本線)を通る列車なのですが、災害の影響で不通となっている日田〜光岡間を迂回するために、臨時で小倉を通って運行されています。
高速便のソニックと同じ路線を走行するのですが、ソニックの運行を妨げないように、追い越し待ちや対抗待ちをすることが何度かあります。
そのため乗車時間はかなり長くなっていますが、逆にいえばその分長く乗車を楽しめるようになっています。
列車は全席指定ですが、その日は満席。
乗客の8割は海外の方でした。
たまたま空いた座席から車窓を1枚。
国道10号と並走して別府湾を眺めます。
私はただ乗車したかっただけなので、大分で下車しました。
ここから九大線に入り、由布院を目指します。むしろここからが本番という感じですね。
さようなら〜
大分駅には気動車も多く入ります。
とにかく色が鮮やかなんですよね。
大分といえばこんな写真も残ってました。
私が今でも1番好きな列車です。
写真は中津駅かな?
もう一度乗りたいなぁ〜
ここでもソニック。
ゆふいんの森よりも所要時間が30分くらい早いみたいです。
このソニックで博多まで戻ることもできますが、、、
私はこの「にちりん」で宮崎へ向かいます。
にちりんと言えば、未だに
この485系のイメージがあります。
やっぱりこの赤い顔ですよ〜
定刻に大分を発車。
3時間強の長い乗車ですが、787系は広々していて快適です。
平日なので指定席もガラガラです。
単線の日豊線。それでも110kmくらいで一気に駆け抜けて行きました。
古い木製の枕木は沈み、ジョイント音とともに大きく車体が揺れます。
ちょっとしたジェットコースター気分を味わいながら、宮崎へ。
宮崎駅は本当に787系の天国のようになっていました(笑)
普通列車よりも多いんじゃないかというくらいです。
ちなみに、宮崎から南宮崎、宮崎空港までの区間は普通列車が少ないため、タダで特急にも乗れるようになっています。
軽い乗り物酔いというか、なんか頭痛がしてきたので改札を出て休憩…
なんとか頭痛も収まりまして、
ホームで待機していた「きりしま」に乗車。
またまた787系。
かつては「つばめ」として名をはせた787系。
いまでは485系の後継として、九州各地で活躍しています。
ちなみに「リレーつばめ」として新八代へ乗り入れていた時の姿。
本当にこの車両といえばつばめというイメージがあるんですが。
つばめは新幹線に移行してしったので、、、
ただ、787系の車内には今でもTSUBAMEの文字が各所に記されています。
宮崎から鹿児島までは約3時間。
やっとついた鹿児島中央。
長旅を終えた787系。
ライトを消灯しておやすみモードです。(この後折り返しの宮崎行きになりました)
座席に座りすぎて、ケツが痛くなっていました。。。
(前日もバイクを2日乗り続けていたので…)
787系に合計で6時間ほど乗ったわけですが、ほんの数年前だったらそれが485系だったわけです。
これは隼人駅で見た きりしま号ですが…
今思えば、夢のようだなぁ〜
鹿児島の普通列車。
415系が当たり前のように鎮座していました。
ここから川内まで行くけん気はなかったので乗りませんでしたが、今思えば一駅くらいのっとけばよかった…
中央駅前のホテルで一泊し、翌日。
4時51分の始発に乗るべく、4時半ごろにチェックアウトしました。(なんかもったいないけど…)
ホームに列車が入線。
乗ったことがない路線に乗ろうと思いまして、指宿枕崎線に乗ります。
キハ200系は九州全土の非電化区間で活躍しています。鹿児島地区はこの黄色い車体です。
快速「なのはな」という列車に使われるので、車体が黄色いんですね。
まだ真っ暗な鹿児島市内を走ります。
ようやく朝日が上ってきました。
街の向こうには桜島。
ちょっと幻想的な感じです。
太陽が完全に出たところで
山川駅に到着。
しかしホームと列車の段差が凄まじいですね〜
ここで乗り換えます。
ここからはキハ40で向かいます。
多くの学生に続き、車内へ。
たった1両なので、学校がある駅までに車内は満員状態になりました。せめて2両あればいいのになと思いました。
ほんの1時間で終着駅 枕崎駅に到着です。
なんかイメージとかなーーーり違いました(笑)
もっと何もない駅なのかと思ってましたが、港町があって、多くの人が住んでいるようでした。
北海道の稚内から続く線は、全てここ枕崎駅に続く、という事です。
それを聞いたら、、、
稚内にもいかないかんなぁ〜と思わされました。
まだ朝の7時台だったので、お店等もやっているところはなく、
同じキハ40で戻ることにしました。
(次の列車は13時台まで来ない!!)
んーーーっ!風情あってイイ。
暑い日だったら窓を開けたくなりますね。
(曇りで寒かった)
この路線周辺は九州の他と比べても大きな農地が多いように思いました。
のどかで良いですね〜〜
途中にある西大山駅という駅は、日本最南端にある駅とのことでした。
指宿駅に到着し、
鹿児島中央行きに乗り換えます。
壮観なキハ47の4両編成。
いや〜これだけ長いと、どこに座るか迷うんですよね。
今度は海を眺めながら鹿児島市方面へ。
この国道226号、まさしく海沿いの道という感じで、海とすれすれのところを走っていく感じでした。
自車できた時には是非とも走りたいです。
鹿児島中央に戻ってきました。
一度改札を出て、駅ナカにある回転寿司「めっけもん」に行ってみました。
鹿児島の鮮魚はどのような味なのかと気になっておりました。
ランチセットに一通りの定番ネタが8貫乗っていましたが、どれも美味しかったです。
普段はマグロばっかり食べるんですが、ここはサーモンが本当に美味しかったです。思わず2皿も追加してしまいました。
真鯛なんかもヤバかったです。
ここから川内まで普通列車で行き、そこから新八代までは新幹線でショートカット。
駅構内で待機していた800系。
車両のベースは700系ですが、空力よりもデザインを優先し、顔は独自のものとなった800系。JR九州らしい気もします。
たしかに車内は700系と同じなのですが、木を多用した内装と、暖かい照明のおかげで雰囲気が大分違って感じます。
水戸デザインってすごいと思います。
くつろいだのも束の間、
新八代に到着です。
ここからは普通列車に乗り換えながら、
無駄に下車したりしながら、
博多駅に移動しました。
ああ、もう旅も終わりかぁ、と思うとなんだか寂しくなります。いつものことですが。
色々撮ったりしましたが、いまいちなものが多かったです。
最後に福工大前で貨物をとって
お終いにしました。
博多駅へ移動し、
博多〜名古屋のバスに乗車。
8:50分に博多駅を出たら、翌朝の8時半には名古屋駅に着きます。
平日なら7500円。
行きのグリーン車24000円はなんだったのかというくらいのお得さ…
これじゃあ寝台特急が廃止になるのも仕方ないですね。。。
九州というのは小学生の時の一番の思い出のある場所です。
そこにまた行けたこと、懐かしむことができたこと、そしてまた思い出を作れたこと。
いつもより、ちょっと旅人らしい旅ができたかもしれません。