ここ数年は、アウトドアーな生活からは離れていて、KUGAやジムニーで遊びに出掛けるという生活が続いていたので、バックパックと言っても、10年以上前に購入したものをメインに使い続けていました。現地でカメラバックとしての使用が主な用途です。
荷物はボストンバックに入れて、車に積んでいたので、特にバックパックを新たに購入する必要もなかったですし、何よりFORD車のように気に入っていたDANA DESIGNというバックパックメーカーが無くなってしまったこともあり、手元に残っていたそのメーカーのパックをメインに使い続けることになりました。そのバックパックも10年以上使い続けていることもあり大分ヘタって来ました。
先日、ボストンバックが壊れたのを機に新たに購入することにしたのですが、歳の影響もあり、腕の関節が重い荷物を持つとすぐに痛くなるので、それなら、ボストンバックを止めて、背負えるものにしようと、ここ数ヶ月、色々なアウトドアメーカーのバックパックを試してみましたが、背負い心地が気に入るものを見つけられませんでした。
そのような中、A&F COUNTRYの吉祥寺店で販売されていたMISTERY RANCHというメーカーのバックパックをトルソー(背面長)調整してもらって試しに背負ってみたところ、背中に吸い付くような、かなり良い背負い心地だったので、40Lの軽量タイプ機構のSCREEと言うバックパックを購入することにしました。
1)新たに購入したMISTERY RANCHのSCREEが適当な大きさかどうかを確認するため、KUGAに持ち込んでみます。
2)後部座席の空いている部分に置いてみました。予定通り、ちょうど良い大きさでした。
3)ひっくり返して、背負うためのシステムを見てみます。昔のDANA DESIGNのような緻密な調整システムは無く、一般的なバックパックと同様のシンプルな機構です。但し、マテリアル構成や、その硬さが絶妙です。それが背負い心地の違いになるのかもしれません。
4)ボストンバックの代わりにこのバックパックが使えると思った機能。先ず上部2か所の止水ジッパーを開けると、一般的なトップローディングタイプのパックと同じようなオープン状態になりますが、これだけではありません。
5)メイン気室の縦のジッパーでほぼフルオープン可能です。こうすると下部に入れた荷物も簡単に取り出せます。
6)ジムニーにも載せてみましたが、こちらでも十分搭載できる大きさなのが確認できました。
7)いままで、ずっと使ってきたDANA DESIGNのバックパックTATOOSH35。フロントオープンタイプの35Lです。本来はバックカントリースキー用で、その機能と使い勝手に優れていますが、普段使い用としても使い易いです。
8)今、私はこれをカメラ用バックパックとして使用しています。下部にレンズ保護ケースを
いれても、500mm望遠レンズが収納できます。
9)望遠レンズを取り出すと、その下には3本のレンズをしまえる保護ケースも格納可能です。これはカメラ用ザックから取り出したもの。カメラ用ザックはどれもこれも、背負い心地に難があり、このバックパックを使用するととても使えたものではありません。
10)背負うための機構はこんな感じ。この頃の軽量~中量用のDANAのパックのウエストベルトは2つに分かれているタイプがあり、これが腰骨に合わせてカッチリと掴むように固定され、併せてショルダーベルトと背面パッドで収納物の重量を分散して支える事ができるので、背負うと軽く感じられます。
11)そして、現在スキー用として使っている左側のHAGLOFSのMOUNTAIN SURFE 25L程度のパック。機能的には使い易いですが、背負い心地は劣ります。DANAの小さいのが欲しかったのですが、入手できなかったので、6年ほどこれを使用しています。そして右側が、本日到着した、少し前の製品となるMISTERY RANCHのSADDLE PEAK。 20Lのバックカントリースキー用バックパックです。厚さが薄いので、スキーリフトに乗った時に邪魔にならないと思います。
12)パックのボディへの固定はそれなりに悪くはありませんが、背面パッドの感じが自分はあまり気に入っていません。パックに入れた荷物が少ないと、構造的にバックパネルが逃げるので、密着感はそれ程高くはなく、したがって柔らかく密着した背負い心地という気持ち良さもあまりありません。
13)基本的なシステムは、ウエストベルトをのぞいてSCREEと似ています。ウエストベルトは、ボディを構成しているのと同じコーデュラの布を袋状にしたものでパッド等は入っていません。布が腰骨の形状に合わせて変形して密着するので固定感は思ったよりも良いです。今後、この部分へは上下二つに分かれた薄いパッドを入れるなどの改造をした方がより良くなるかもしれません。スキーの季節は、スキー場での全般使用や、近場のバックカントリー用として、通常使いではPCとかの薄いものや、小型のカメラ収納用として利用予定です。
14)試しにスキー板を固定してみました。実際に使ってみないとこれでちゃんと暴れずに固定できるかわかりませんが。
15)感心した部分。パックの上部スキー固定用ハーネスは調整用フィッテングにストッパーが付いていて、ロックされ、緩むことがないようになっています。
16)近距離縦走などで使っていたDANA DESIGNのBOMB PACK 55L 。トップローディングなので、使いにくい部分もありますが、背負い心地はかなり良いです。
17)背負うための機構。多少ガッチリと作られてますが、ウエストベルトは、薄い二つに分かれたパッドで形成され、これも腰骨に沿ってカッチリ固定されるようになっています。
18)A&F COUNTRYでSCREEを購入したので、ノベルティーとしてもらったドリンクホルダーです。
ここ10年以上バックパックメーカーの情報にも疎くなっていたのですが、店員さんと話したところ、今回購入を決めたMISTERY RANCHというメーカーは、昔から気に入って使い続けていたDANA DESIGNの創設者であり、デザイナーでもあるDANA GLEASONが新たに設立したメーカーとのことで、これで背負い心地についてしっくり来たことが腑に落ちました。
今回購入したパックはDANAのものと比べて、ハーネスの調整箇所が簡略化されている分、吸い付くような密着感については多少甘いと感じられますが、他社品と比べればかなり良いので、気に入りました。
結果的に、気に入っていたDANA DESIGNというメーカーのDNAを持ったMISTERY RANCHという新たなメーカーのバックパックに巡り合えて良かったです。
因みに、昔使っていて、自宅が火事になった時に燃えてしまったTERRAPLANEというDANA DESIGNを代表するバックパックが、ほぼ同じ姿で、MISTERY RANCHというロゴを纏って、壁に掛けられて販売されているのを見て嬉しくなってしまいました。
長々と、車とは直接関係のない話題となってしまいましたが、まるで、車におけるFORDと自分との関係のようだなと思った次第です。
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2017/04/29 21:41:42