本日XBEEの1年点検のためディーラーを訪問しました。
早いもので、丁度1年前の2月19日にフォードKUGAを下取りで引き取ってもらってほぼ一年が経ちました。
10時にディーラーに到着。
走行時のキュルキュル音でベルトとテンショナーベアリングを交換した以降、特に異常は感じられませんでしたが、2時間程で点検が終了するとのことなので、車を預け、散歩に出掛けました。
1)
本日は天気も良く、気温も2月とは思えない程温かかったので、絶好の散歩日和でした。
ディーラーを出て、最寄り駅の東伏見を経由して、武蔵関駅との間にある、武蔵関公園を散歩しました。
2)
ここには、カワセミが来るので、これの撮影目的で超望遠レンズ付きのカメラが並びます。本日は平日の午前中ということもあってかなり少ないものの、3台ほどが並んでいました。
3)
武蔵関公園を出て武蔵関駅へ向かい、駅ビルにあるモスバーガーで軽い食事をしました。
その後ゆっくりと散歩を楽しみつつディーラーへ戻ってきました。
4)
点検は既に終わっており、駐車場にMy XBEEが駐車されていました。
その後店内へ入り、異常なし点検報告を受け、無事1年点検が完了しました。
5)
一応あと2週間ちょっとで納車から1年となるので、XBEEに1年間乗ったインプレッションを纏めて見ます。
普通の舗装路を走っている限りにおいては、フラットとは言えないものの、柔らか目の乗り味で、特に問題と感じる事は少ないです。
舗装路表面のザラザラ感にはサスが対応できず、うまく吸収できていないのか、大きく感じられるので、もう少しなんとかして欲しいなとはとは思いますが。
エンジンも、この軽量ボディを走らせるのには十分な力を持っており、キビキビと走れるので気持ち良いです。
高速道路でも速度制限内で、追い越しをせずに走る限りは特に不満は無い走りをしてくれますが、フラットネスや直進安定性は褒められるレベルには達していないと感じます。
シートはかなり柔らかめで、サイドサポートが殆ど機能しないので、横方向のGに対する体の保持は殆どできず、ドライビングシートとしての機能評価は相当低めになりますが、アップライトな姿勢で乗ると、平坦な形状の背もたれは背中に沿って沈み込み、背中全体に密着してくれるので、腰痛持ちの私が長時間運転していても、意外に苦痛ではありません。
また、車内での仮眠では変形したシート全体で柔らかく体を包んでくれるので、寝返りもしやすく寝心地が良いです・・・・と、これはドライビングシートとして見ればダメダメ評価かもしれません・・・・ね。
内装のチープな材質感にも1年も乗っていれば慣れてくるので、今更さほど残念には感じなくなってきました。それよりもドリンク等の収納場所が多く、モノが片づけ易いのはGoodです。
また、センターコンソールが無いのが幸いして、前部シート間にスキー板2枚を差し込み、後席に向かって斜めになるよう立てかければ車内搭載できるので、使い勝手ばっちりです。2名乗車でスキーに出掛ける限りは、スキーキャリア不要です。今シーズンはルーフにキャリアをセットしてあるものの使用は全く無しの状態です‥‥購入して損した。
で、一番悪い・残念な点・・・・これは荒れた舗装路、ダートなどでの乗り心地が最悪なこと。後輪のサスペンションが路面の凸凹で上下動していると、ブルブルという共振のような振動が始まり、それがある程度大きくなると、ステアリングまで、苦痛と感じるレベルで振動することです。荒れた道での乗り心地は完全にジムニーに負けています。
今回の点検で状態を伝え、サスに異常が無いか見てもらいましたが、異常は無し。
専門外なので、的外れな想像かもしれませんが、この振動は、スズキご自慢の4WD用ローコストI.T.L.サスペンションの問題としか思えない状態です。
ラテラルロッドに振動抑制用と思われる重り(振動周波数をずらして見かけ上振動しにくくしているのでは・・・・当然この重りが想定していない速度レンジの入力があれば機能不足になりかねません)が2個ほど取り付けられているところから見て、ラテラルロッドが振動する前提でサスペンションが設計されている気がしてならないのは私の思い過ごしでしょうか・・・因みに類似構成でありながらI.T.L.ではなく、3リンクリジッドと明示とされるジムニーのラテラルロッドには重りなんかついていないのでこの二方式には似て非なる部分があるのではないのでしょうか。
ジムニーの場合、トレーリングアームやラテラルロッドはラダーフレームに取り付けられており、サスで抑制しきれなかった振動も、このフレームとボディの接合に使用されているゴムブッシュによりアイソレートされるので不要なのかもしれませんが、XBEEではモノコックボディに直に取り付けられているので、振動アイソレートの為の機構をサスペンション自体に組み込む必要があり、本来サスの機能として不要な重りが2つも付いているラテラルロッドとなってしまうのかもしれません。
これを見てしまうと、I.T.L.の構造がラテラルロッドに3次元的な自由度を許し、不要な振動をより多く許容させているのかもと考えてしまいます。
その上で、重いデフ玉を背負ったサスペンションなので、タイヤから伝わる高速振動に対する応答性が悪く、抑制しにくいのは想像に難くないので、その動きが、ラテラルロッドに伝わった時、重りで振動を抑制できない条件であった場合、ロッドが共振し始め、やがて大きな上下振動の発生に至るのだとしたら、I.T.L.方式、止めた方が良いのでは・・・・エスクードのようにデフ玉をサスペンションから分離し、トーションビーム式のサスと組み合わせる方式に変えるべきと思いますが、コストがねと言うのでしょうか。XBEE結構割高と思える価格と感じるのですが。
そんな荒れた田舎の舗装路やダートを走る事前提にしていないのだとしても、圧雪路走行でさえも、同様な振動発生があるのでなんとか改善して欲しいと思います。
自分は機械屋ではなく、電子回路の設計をしてきたので、これに置き換えて考えると、設計が悪い負帰還アンプに過渡的入力を加えた時に発生する発振を抑制するため、高域でのゲインを落とす目的でコンデンサで無理やり抑え込んでいる状況と同じに見えてしまうというのは考え過ぎでしょうか。
この、荒れた路面や、雪路での乗り心地が改善されれば、本当に良い車なのですがね。
Posted at 2019/02/18 16:54:26 | |
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