moro2014のブログ一覧

この所、腰の調子が悪いこともあり、愛車XBEEは、近くへの買い物専用車となっています。
特に異常を感じる部分はありませんので、それなりに便利に使っている今日この頃ですが、本日巷を賑わせているスズキの大規模リコールの件で、お知らせが届きました。

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二か月振り近くのブログになりますが、またまた、前回のブログに続いてのリコールの話題となってしまいました。

リコールと言っても、完成検査での違反行為に対する対応の為か、直ぐではなく、法定点検時、又は車検時での対応となるというので、良いのかなぁ～と思ってしまいました。要するに形だけの形式的対応と思わざるを得ません。
200万台規模、長年に渡る違反行為という事なので、到底一度に纏めての対応は不可能かもしれませんが、徹底したコストダウンの影響か検査員の慢性的不足なども一要因のようです。
コストダウンの使命と忙しさに追われ、”良いものをユーザーに届けるのだ”という意識が会社組織の全てに徹底されておらず、希薄になっていたのではないかと感じてしまいました。Japan Qualityはどうなってしまったのでしょうか。コストダウンの意識と手法が先行しているのであれば残念至極です。

これと同じように感じた事がつい最近ありました。
長年Bassという楽器を弾くことを趣味としてきましたが、Ford KUGA(初期型～)に乗るようになってから車に乗るのが楽しくなり、自由な時間の殆どを費やし、気が付けば所有しているBass達はインテリアになっていました。
近頃、腰の調子が悪いこともあり、車に乗る時間が極端に減り、8年振りに再びBassに触るようになりました。
色々調べていると、Bassから離れていた間に10万円以下の価格帯でもそれなりに良質の製品が販売されるようになったようです。そうなると新たに1本この価格帯のものを入手したくなったので、Webなどの記事で評判の良いメーカーの物を購入しました。そのメーカーは国内大手で複数のBassブランドを販売していて、私も今回購入したのと別ブランドのハンドメイドBassを所有していることもあり、その出来の良さを信じ、このメーカーが国外で製造している(品質管理は国内と同基準とHPに掛かれていたのでそれも信じ)エントリークラスの製品を現物の試奏もせず、リスク覚悟で生れてはじめて通信販売で購入しました。
で、結果から言うと、届いたBassは残念な出来でした。ネックの仕上げが悪く、表面が凸凹、ささくれ立った刺が親指に刺さる始末でした。フレット端の処理もグラインダーで斜めに削っただけの仕上げでミュートの為に親指でネックを握ると当たったフレットが痛いのもネガティブポイント。
そして、立ってストラップを使うとネック落ちするという演奏しづらい重量バランスがモチベーションを一気に下げました。
何より疑問を感じたことは、本体がシリアルナンバー管理されていない、つまり個体管理がされていないという事実。
これらは店頭で試奏すれば全て確認できることですので、通販での購入が全て裏目に出たことになります。通販で安い価格で購入するにしても、店頭で触って確認してから購入すべきであると、今更学ぶ結果となりました。
なので、同時に検討していたアメリカの別メーカーの同価格帯の製品を新たに購入することにし、久しぶりに楽器屋さんへ出掛け試奏。この製品もアメリカ国内で製造されたわけではなく、インドネシアで製造されたもの。
製品の出来の良さや、ちゃんとシリアルナンバー管理されているなど、遥かに良い出来の製品でした。
Japan Qualityはどうなったのでしょうか。これらエントリークラスを対象とした製品ではUSAメーカーの完勝でした。
個体管理をしないというのはコストダウンに大きく効果を発揮しますが、製品リスクも発生するのでどうなのでしょうか。製品クオリティーに対するプライドの差と感じてしまいました。

車の場合、人の命に直結するので、コストダウンの前に、もっと優先するものがあるという事をちゃんと認識して欲しいということと、携わる人全員が良い製品を提供するということにプライドをもって働ける環境づくりが確立されることを望みます。