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「行ってみた」の冒頭で書いた
店長の修行店のお話です

30年以上前
ナポリで修行したシェフが
日本に帰国し理想の店を探していた

ナポリの景色にソックリだ
オレが店を構えるのはココだ！
と開業したのは兵庫県赤穂市



写真は2014年の訪問時のものですが
崖の上の立地で海を望むテラス席アリ




美味しいナポリピッツァが頂けます


MAGAZZINOの店長が感動し
弟子入りしたというこのお店
美味しいのもそのはず
真のナポリピッツァ協会の
日本認定第一号店なのです

先の2回で
イタリアンレストランと書かずに
ナポリを連発していたのは
こんな理由から

その昔
ナポリ料理の伝統を再評価し
守っていくために
「真のナポリピッツァ協会」が
イタリア ナポリに設立された
協会の定める条件を全てクリアし
正真正銘のナポリピッツァを提供していると認められた人、店にのみ
そのマークとロゴが許されます

世界3位なら1人5,000円でもいいんじゃないと書いたのも
ここのランチコースが
5年前で1人前4,500円くらい
食事中のドリンクを付けたら
2人で1万円超えだったから


平日だし何とかなるだろうと
予約なしで訪問したら
目の前で同じく予約なしの人が
食べられるかと聞いていた

そのやりとりの中で
メニューは4,500円のコースしかないと告げられ恐れをなして帰ってしまった

その会話を遠くで見ていたので
心の準備をしてドアを開ける事ができた


当時は
清水の舞台級料金と感じたけど
連日の予約満席
ノープラン予約なし訪問で
食べられたのは奇跡だと言われてる




真のナポリピッツァ協会
日本でも多くの店が認定を受けており
検索することが可能です

MAGAZZINOがテレビで紹介されて
世界3位と騒がれましたが
実は世界1位の獲得店も関西にあります

現在、日本での認定店は70件以上
本場のナポリピッツァを
食べに行ってはどうでしょう



初めて本格的なコースで
ナポリ料理を食べたこともあって
感動の美味しさでしたよ

呼び出しの電話を受けてMAGAZZINOへ

ロケーションは…周辺には畑ばかり
飲食店の立地としてはハテナですが
それでも超人気店には関係なし
駐車場からは車が溢れ
店の前には入店待ちの人たち

整理券を渡し、店内に入ると
足場鋼管と白シート
店内の改装中なのか？
それともこういう内装？




天井にアルミシートを貼ってるのは
珍しいかも

テーブルに案内されメニューを選ぶ

世界3位の肩書きを持つなら
ランチお一人様5,000円とか
主張しても良い気がするけど

ペアコースで5,500円？
あまりにも良心価格
それで良いの？

「美味しい料理をみんなに食べて貰いたい」
そんな気持ちが伝わる価格設定で
好感度が更にアップする
そりゃあ忙しくなるね

注文を待つ間
生地作り作業や薪窯を見てると
飽きないってか楽しくなってくるね




しばらくして料理到着
自家栽培の旬野菜サラダ




忙し過ぎてウエイトレス女子の
料理説明が超早口で笑える
ヒアリングには自信あるんだけど
半分くらい聞き取れなかった

エスプーマドレッシングって初めて
わさび菜がピリっと美味しい

続いて季節料理の盛合せ
どれも美味しそうで何から食べようか迷う
魚が特に美味しかった




この辺りから
お母さんが料理を運びながら
近くを通る度に話しかけてくる
気さくなお母さんにホッコリ

パスタ到着
運んできたのはお母さん
「朝から待たせてゴメンね」とか
「この辺りは良いトコなのよ」
「食事の後にはヒトコトヌシ神社が良いよ、一言だけ望みを叶えてくれるねんで」みたいな地域自慢

ありがとうお母さん
でもパスタが伸びるし
早く食べたいねんけど
そんな心の叫びはお母さんに届かない

ウチのテーブルに構いすぎじゃない？

お母さんが去った後
慌てて食べたから
パスタの写真は撮り忘れました

トマトソースで
ザ ナポリタン って感じのパスタ
コレまた美味しい

ナポリタンって喫茶店のイメージ
ケチャップと細切りハムとピーマンのアレね

ビジュアル的には似てるけど全然別物
今まで食べたナポリタンスパ は何だったの？
今までの人生で1番美味しかった

そしてメインのピッツァ
いつもはマルゲリータだけど
ナポリピッツァを頼んでみた




種ありのオリーブが載ってる

丸ごとオリーブが意外と美味しい
新しい発見で美味しく頂きました

ドルチェは塩アイスとシャーベット




最後にホットコーヒーまでがセット

全部美味しかった
お腹いっぱい、満足

食後はお母さんオススメの
ヒトコトヌシさんにお参りして
ミッションコンプリート




当日朝の思いつきでの行動だったけど
結構濃厚
大阪からだと片道50キロ圏内の距離で
近すぎず遠すぎず適度な脱都会感




ドライブした感もあるけど
ヒョイと行ける距離でもある

京都みたいな混み方はしないけど
歴史的なものの見学はできる




神戸みたいな垢抜けた感じはないけど
意外な穴場はある

奈良って面白い


奈良の面白さに行数を使いすぎました

次回は
美味しいナポリレストランの探し方
をアップします

つづく

自宅から約50キロ
奈良県香芝市までドライブして
たどり着いたのは




イタリアンレストラン MAGAZZINO
看板にあるように
ナポリピッツァオリンピックで
世界3位の栄冠に輝いたお店です

超人気店に対して予約なし
これぞオトコギなノープラン行動
なんとかなるのがhiro流なのだ

ゆっくり走って11時前に到着
「満席
右側の発券機から整理券をお取り下さい」



整理券番号1番！
ヨシ！幸先の良いスタート
きっと今朝の目覚ましテレビでは
天秤座が1位だったはず

開店準備中のお姉さんに聞くと
予約可能な11:30から12:00までは予約で満席
その人たちが食事を終えて
整理券での入店が13:00位からとの事
携帯番号を登録するので
順番が来たら電話で知らせてくれる

現在11時、ここは奈良県香芝市
目の前は畑
2時間もどこで潰そう

思案していると
マスク姿の店長らしき人に
「お待たせして申し訳ありません」
みたいな事を話しかけられる

偶然にも、以前オレが行った事のある
ナポリピッツァのお店で修行していたらしい

ひと盛り上がりののち
予約の人に駐車場を空けるため
時間調整に行ってきますと告げる

ミニを動かそうとすると
今度は元気なオバさんが近づいてくる

話しぶりから店の関係者
おそらく店長のお母さんだろう
気さくなオバちゃんって感じ

土地柄なのか
みんな気さくな人ばかりで面白い

そんなわけで時間調整に出発
こういう時、建築屋って便利
聖徳太子の弟が建てたとされる
當麻寺を見学することに

目の前の有料駐車場は満車
人気スポットなのか？
場内に動きあり、出庫かな

狭い車路なんで後退入庫に備えて待機していると
前進入庫のオジサンセダンが
前進を断念して、バックで入れ直し作業

手こずるオジサンを眺めていると
奥に1台分の空きスペースが見えた

スルスルっとバックで入って
キュキュっと1発で駐車完了

照れ隠しなのかオジサンから
拝観前に門前店で
10割蕎麦と釜飯を食べるという
どうでもいい情報提供

お食事楽しんで下さいと
紳士な言葉をかけて別れた
オトナだなぁオレ

ガイドさん付きで拝観
建物内でも案内ガイダンスがエンドレスリピート




いずれも分かりやすくて好感
有意義な時間を過ごした




日曜日だってのに拝観客は多くない

それでも満車の有料駐車場

門前町の食事処が有名なのかな

さっきのオジサン情報を
どうでも良い話しと思ったけど
実はとても有意義な情報だったのかも
紳士な対応しておいて良かった

そろそろお腹が減ってきた
MAGAZZINOへ戻ると
店の前の駐車場は満車
道路に溢れるイキオイ




第2駐車場に行くと最後の枠に入庫中
残念、ひと足違いだ
時間はまだあるので
専用橋の上に停めて昼寝でもしよう

そう思った矢先
最後の枠に停めた車から大きな声
「えっ入られへんの！
待っててもアカンの？」
携帯で彼女と話しているらしい

どうやら整理券を取るために彼女を店で降ろして車を停めに来た様子

整理券が規定枚数に達して終了したのか
残念ながら帰るしかない

MINIの中で横になりながら
駐車枠が空くのを待つ

周りには何も無い田舎町
デートコースのBプランがまとまらないらしい
しばらく車内でスマホ検索の末
駐車場から出て行った


MINIを移動するべくエンジン始動
同時にiPhoneが鳴り
「お待たせしました」と店からの電話

グッドタイミング！
きっとZIP!でも天秤座が1位だな

つづく

土曜日 茨木市 「麺屋 一慶」
11時40到着 外待ちなし




カウンターのみの店内は残席3

入店するといつもどおりの
凄みの効いた「いらっしゃい」

そうそう、そうだった
コワモテ大将と気遣いの奥さん
相変わらずのコントラストが良い




塩ラーメンと一慶セット
麺は初めての真空麺で注文

3分程で着丼




筍、カイワレ、レアチャーシュー等
丁寧な盛りつけ

澄んだスープをすすります
上品系スープって苦手なんだけど
ここのは美味しく頂ける
鶏油かな？表面オイリーも良い

初めての真空麺
滑らかツルツル〜舌触りが新鮮です
デフォの全粒粉がザラッとしてて
両極端な麺チョイスが楽しめます

茨木駅もなかなかの激戦区
鱗も美味いし、真も大好きだし
久しぶりの一慶はやっぱり美味しい

そうそう1番人気は紡か…
列が長過ぎて１回しか行ってないな

美味しく塩ラーメンを食べきると
「一慶セット」をコールして
ドンブリを返却

奥さんがご飯をよそい
トッピングして再度サーブ




ワサビを溶いて頂きます
美味しいんだ、これがまた

ラーメン屋さんでシメご飯を提供するお店ってよくあるけど
ここと福島壱麺が好きだなぁ

次は醤油で全粒粉を頂きましょう

水曜日 奈良市 富雄
「ラーメン家 みつ葉」

MINIで店の前を通りすぎてみると
店には駐車場無し
向かいのローソンには駐車場有り
「ココに停めようぜ」と
ブラックhiroがささやき
「ローソンにもみつ葉にも迷惑だからダメ」と良心hiroがとがめる

良心に導かれるままUターンして
駅前の大きな駐車場に入る
1番店寄りの枠に停めるとフェンスに出入り口あり
小さなラッキーが今日の幸運を暗示する




11時40分到着
淡白な外観、外待ち無し




カウンターのみ11席くらいのお店
店内は満席直前
食券を買って最後の一席に座る

約6分で
「豚CHIKIしょうゆラーメン」着丼
豚骨と鶏ガラのWスープを
このお店では豚チキスープと呼んでいます
ややコッテリのスープを
更に泡だてたスタイル




エスプーマって言うんだっけ
ポタージュ系スープで
最近よく見かけますね

麺は中太ストレート麺
モチモチ感あり

追加トッピングした味玉が美味しい
標準トッピングのとは味が違う？

レアチャーシューも良い味してます
全て美味しく頂きました ^_^


満足して店を出ると
約20人の行列ができている
並ばずに食べられた自分の幸運に感謝




デザートにプリンの森
美味しいプリンと里山風景の鑑賞
ベンチで日向ぼっこなど
小さな幸せを積み上げて帰宅




夕方、何気なくつけたテレビはten.
「今日の街かどトレジャーは富雄です」
おっ！今日、行った場所やん
テンションが上がる

奈良って近鉄とJRの奈良駅以外には
何もないイメージ
スタジオ内でも
特徴の無い町やのに盛り上がるの？って空気

レポーターのますだが道行く人に
「この辺、何かありますか？」
と聞くとおっちゃんもおばちゃんも
「美味いラーメンがある」と答える

「1番美味しい店を教えて」と聞くと
皆んなが「みつ葉」と答えた

もう行くしかないとみつ葉へ行くと
当然の行列




並んでいる人にインタビューすると
遠くから来たとか、ここでしか食べないとか、美味しさが強調される

店員さんに空いてる時間を聞いて
後で来て食べると約束して離れた

自分が並ばずに食べたラーメンを
同じ日にテレビが行って食べられない
優越感に浸るのって人間小さいですか？


結局、ますだくんは
街ブラ中に別のラーメン店を教えてもらい、まさかの裏切り




悪い事は出来ないもので
入った「丸昌」は同番組内で紹介済
落胆するますだ
それを見ながら悪魔笑いのオレ




念のため食べログで確認すると
みつ葉3.9




丸昌3.5



勝った ニヤリ(￣▽￣)

駐車場で感じた幸運は続いているようです