いわゆる8ナンバー車などの特装車の特集です。8ナンバーではない架装・特装車両もこちらで紹介させていただきます。タイトルは言いたかっただけです。
まずはこちらです、日本赤十字社の日野メルファをベースの献血バス。東京特殊車体が架装する移動採血車で日赤が特注したトミカにもなりました。車体サイドにタープテントを装備しています。前扉はベース車と同じ折戸が装備されています。
公益財団法人献血供給事業団の車両でマツダ2代目CX-5をベースにした血液供給車。所謂血液輸送車という車両で病院などへ血液を輸送する車両です。大阪サイレン製のウイングフラッシュ赤色灯(WF-Xシリーズ)を主警告灯に採用し、グリル外に同社製のLED補助赤色灯(LFシリーズ)を装備しています。
同事業団のスバル5代目(BS系)レガシィアウトバック血液供給車。主警告灯は先程の車両と同じウイングフラッシュです、前面赤色灯は大阪サイレン製LF-101シリーズを採用しています。
最近の車両には車体サイドに反射式の「BLOOD」の青色文字が入っています。これらの車両は緊急走行用にサイレンアンプを装備しており、救急車と同じ「ピーポー」という音が鳴ります。
三菱ふそう6代目キャンタールートバンをベースにしたロードサービスカーと思わしき車両。フロントグリルとバンパー位置に油圧ウインチを装備しており、「危」の標識があるので車内に油などを積んでいるのかもしれません。
静岡県消防学校の訓練用教材の救助工作車。以前の車両は日野3代目後期型レンジャーをベースにした救助車でしたが、日野6代目レンジャーベースの車両となりました。この車両は平成29年度3月から運用されています。
車体左側の資機材庫には油圧カッターなどの救助資機材が搭載されています。
車体右側の資機材庫にはポンプ操作盤や吸管があります。この車両は圧縮空気泡消火装置「CAFS」を搭載する消防ポンプ付き救助工作車(Ⅱ型)です。
艤装はモリタ、車体後部には吊上げ能力2.93tの直進式タダノ製カーゴクレーン(Zest eco)を装備しています。また車体後部ナンバー横にはHINOの純正ステッカーが貼られています。ウイングトラックによく貼られていることが多いですが、消防車に貼られているのは珍しい気がします。
横浜市消防局中消防署本牧和田出張所大型化学高所放水車。日野3代目プロフィアをベースにした高所放水車です。1,800Lの薬液槽を装備し、放水塔は伸縮式で最高地上高22mのようです。
艤装は日本機械工業、赤色灯はパトライト製LED点滅赤色灯(HZTシリーズ)を装備します。
日産Y31型セドリックをベースにした横浜市消防局中消防署の消防指令車。グリルに消防章を装備し、ホイールが朱色で塗装されています。
主警告灯はパトライト製エアロブーメラン(AWSシリーズ)を装備、サイレンアンプは4秒/8秒のスイッチがある同社製SAP-500を装備しておりパトカーのような組み合わせです。
横浜市消防局が所有する資機材輸送車。日野レンジャープロのウイングトラック(トランテックス架装)の前部にパトライト製サーチライト(HS-Aシリーズ)を装備しているのが特徴です。
日野初代前期型プロフィアをベースにした大型レッカー車。公団カラーをまとい、荷台にタダノ製のトラッククレーン(OC-160MW)を装備しています。
東京消防庁立川消防署の照明電源車(立川SS)、いすゞ5代目中期型フォワードをベースに作られた照明車で東京特殊車体などで架装しているようです。
最近はポンプ車などに装備しているLED式の照明装置を使用することが多く、新たに大型の照明電源車を配備することは少なくなりましたが、東京消防庁では現在でもハロゲンランプとメタルハイライドランプの二種類のランプを塔体に装備した車両を配備しています。また車内には可搬式のLED投光器を積んでいるようです。
TBSのドラマ「MIU404」の撮影に使用された「まるごとメロンパン号」。
撮影終了後にイベントで全国を回りました。劇中では内偵などに使う捜査車両を流用しているという設定だったようですが、なぜ内偵で移動販売車なのかはよくわかりませんが。
トヨタ3代目クイックデリバリーをベースに製作された車両です。
車体後部にはラダーを装備していますが、何の為のものかは不明です。
左リアフェンダーにはメタルコンセントらしきものが。またフェンダーとフロントバンパーには凹み傷が、撮影でついた傷かと思いきや最初からついていたようです。
車内ダッシュボードには無線機らしきものが、劇中では赤色灯点灯シーンなどもありましたが、展示の際には赤色灯はありませんでした。
動画でも撮影しております。
同じくTBSドラマの「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」の撮影に使われた「ERカー」。自分はこのドラマを見てないので役割はよくわかりませんが…。
三菱ふそう初代スーパーグレート(FP)をベースにした車両です。
この車両は元中継車を改造した車両で、元事業者は不明ですが中古車屋さんの載せている画像には八都県市適合車ステッカーを貼っていたようなので、関東の車両だと思います。
ルーフにはサーチライトを多数装備します。また、屋根にもMERの表記があるようです。
この辺はクーラーでしょうか?中継車時代から装備されていました。
車体後部はこのようになっていました。スクリーンが下されていたので車内の様子はわかりませんが、後部ドアのこの感じはスーパーアンビュランスなどにも似ています。
ナンバープレートは劇用のものが装着されていましたが、本来は山梨ナンバーのようです。恐らく劇用車会社が所有する車両だと思われます。
助手席足下にあるAC電源も中継車時代の名残りだと思われます。
主警告灯には名古屋電機製フリックスが、側面やバンパーなどのLED補助赤色灯はメーカー不明、画像にはありませんがサイレンアンプはパトライト製SAP-520を装備しているようです。
ホイールにも東京MERの表記が入っています。
こちらも動画を撮影しています。
藤枝市立図書館が運用している移動図書館バス「ふじのはな号」。日産(3代目)W41前期型シビリアンをベースとしています。
架装はオートワークス京都が行っています。先代車両は初代シビリアンベースで林田製作所製でした。先代の画像は前回の
廃バス特集Vol.8(みん友限定記事)にて紹介しています。
車内左右に本棚が設置されています。車内右下の出っ張りはタイヤハウスです。
車体外左側にも本棚が設置されています。この辺の構造は初代図書館バスをモチーフに製作されています。
広報用アンプにユニペックス製のアンプを装備しています。
ルーフ中央に設けられた同社製スピーカーから移動図書館車の訪問を知らせるアナウンスができるようですが、ここ10年使ってる様子はありません。
今回は以上です。
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