• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

朝比奈武弘(Pix_eos)のブログ一覧

2022年05月19日 イイね!

第60回静岡ホビーショー 一般公開日レポ

第60回静岡ホビーショー 一般公開日レポ2022年5月11日から15日の間開催されていた静岡ホビーショー。武漢肺炎の影響で一般公開は3年ぶりとなりました。各ブースで気になった展示などを紹介していきます。

なんだかんだで撮影できていなかった静岡市プラモデル化計画のモニュメント。ツインメッセの他に静岡駅南口と静岡市役所南口(ポスト型)が存在します。最近静岡駅構内に公衆電話型も増えました。

青島文化教材社

1/24移動販売車シリーズNo.10 ラーメン屋さん。7代目キャリイをベースにした移動販売車を販売しているシリーズですが、ついに今年5月にラーメン屋さんが販売。荷台の作りこそ違いますが、トミカ45-3のスズキキャリィラーメン屋を彷彿とさせるモデルです。

1/32 RCトラック野郎 No.3 一番星 望郷一番星。今年4月に販売されたラジコンで電飾、サウンドありとなっております。

日野プロフィア冷蔵車。キャブと荷台の間にしっかりと室外機が再現されています。

ブース内にはボックスアートが展示されており、こちらは1/32爆走野郎シリーズ唐獅子。

こちらは1/32爆走野郎シリーズの流れ星。物凄く飛ばしているトラック(2代目レンジャー)ですね。

海洋堂

1/24スケール ARTPRA ゆるキャン△ 野クルとキャンプセット。漫画「ゆるキャン△」に登場するメンバーのプラモデルとなっています。

ちなみに目はデカールで再現となっているようです。

トミーテック

建コレ 175 空き物件C。既存の建物を流用して空き物件にしたモデル。

情景小物キャンプセットA。鉄道模型内にも「ここをキャンプ地とする」流れがきているのだろうか、テントやバーベキューコンロなどが付属するようだ。

GJ!はたらくのりもの百景002 未来を築く建築現場。001物流現場からしばらく音沙汰なしでしたが、今年3月に発売されたようです。血液凝固剤を投与できそうな大型のコンクリートポンプ車は素晴らしいですが、平ボデーフォワードの隣にある銀色の塊が足場材(積荷)というのはいくらなんでも手を抜きすぎなのでは…。

トミカリミテッドヴィンテージネオシリーズのLVN-273a/b トヨタカローラバンDX。こちらは今年10月に発売予定です。先日予約販売が開始されたばかりで今回は白と銀が販売となった。

LV-N219d トヨタクラウンセダン タクシー(日本交通)。こちらは今年9月に発売予定となっています。

トミカリミテッドヴィンテージネオとジオコレ64のモックアップ(試作品)。

トミカリミテッドヴィンテージネオ 日産スカイライン 4ドアHT GTパサージュ。発売日は未定。

残念ながらトミカやトミカプレミアムでは2ドアのGTS仕様やGTS-Rが登場しましたが、TLV-Nシリーズで念願の4ドアHT仕様が登場です。

リアウイングも再現されており、ホイールの造形もなかなかよさげです。

きっと港305仕様としても販売されることでしょう。乞うご期待デス。

トミカリミテッドヴィンテージネオ日産セドリックシーマTypeⅡリミテッド。こちらも楽しみな1台。

トミカリミテッドヴィンテージネオ ダイハツ ミラ ウォークスルーバン。右にあるように移動販売車仕様も販売予定のようです。

TLV-N日野プロフィア。

プロフィアトレーラーヘッドは日野HE、いすゞ810に続いての登場で、今回は海上コンテナトレーラーを予定しているようです。

ヘッドからトレーラーに続くコードの再現がされるようです。

ジオコレ65 #カースナップ 17a 警察。こちらは2022年11月に発売予定のようです。

内容は無線機に手を伸ばす警察官、違反車を呼び止める警察官、カルガモの横断を助ける警察官、外食宅配業のお兄さんと自転車、カルガモ、パイロン、矢印方向板?、アコーディオン(後述)のようです。

アコーディオンこと伸縮式車輌阻止柵が製品化。

警備の現場ではよく見るあの柵です。うちのトミカタウンでは小隊バスで突破防止をしていましたが、これでちゃんとした警備実施が可能です。

画像は使用イメージ(合成)です。11月発売予定とのことですが、発売延期はいいけど中止だけは絶対やめてくれよ…?あと阻止アングルも販売お願いします。

同じくジオコレ64の18a 花屋。こちらは今年12月発売予定となっている。ミラウォークスルーバンと合わせて遊ぶものだろう。撮影していないが16aとしてハロウィンも発売が予定されている。

企業ブースは動画でも撮影しております


自衛隊車両展示

陸上自衛隊3 1/2tトラック(73式大型トラック)。

陸上自衛隊富士学校機甲科部の車両です。

陸上自衛隊1/2tトラック(73式小型トラック)。

第34普通科連隊(板妻駐屯地)本部管理中隊の車両です。

同所属の連番車両も来ていたようです。

自衛隊人員輸送車2号(日野2代目リエッセⅡ)。市販のマイクロバスがベースです。

自衛隊静岡地方協力本部の業務車4号(トヨタ前期型ハイエースワゴン)。マークも何も入っていないただのワンボックス車なので一般の方からしたら、自衛隊の車両とは思わないでしょう。

陸上自衛隊業務車1号(日産Y12型ウイングロード)。陸上自衛隊富士学校管理部輸送科の車両と思われます。

海上自衛隊横須賀地方総監部の業務車(日産E25後期型キャラバン)。

窓にパイプがあったのでバンがベースと思われますが、車体後部に最大積載量の表示ステッカーがありません。自衛隊車両の場合は表示義務がないのでしょうか?

自衛隊静岡地方協力本部の業務車2号(トヨタ3代目カローラフィールダー)。

カローラフィールダーは海外でも販売されているので自衛隊用ナンバープレートも違和感なく装着可能です。

業務車2号はただの白いバンが多かったですが、最近はこのようにイラストが入っている業務車もあります。

自衛隊静岡地方協力本部業務車2号(日産Y12型ウイングロード)。

陸上自衛隊第34普通科連隊第3普通科中隊の高機動車。

運転席。銘板に2017年2月製と書かれていました。

陸上自衛隊軽装甲機動車。

陸上自衛隊第34普通科連隊第3普通科中隊の車両です。

目玉展示となる陸上自衛隊16式機動戦闘車。

陸上自衛隊富士学校機甲科部の車両です。

運転席ハッチに取り付けるキャノピーも展示されていました。

砲塔を旋回して主砲が柵の外に出ないように調整していました。

砲塔旋回を見るとどうしても〇部警察の一話を思い出してしまいます。動画で旋回の様子などを撮影しています

土曜日はホビーショー終了後に北館のタミヤブース横に自衛隊車両と屋外展示のビートル(後述)を格納しました。

屋外展示車両

1/1モンスタービートル(ブラックエディション)。タミヤ模型から発売された1/10ラジコンの1/1実車です。

愛知県瀬戸市にあるガレージ愛知さんが製作したビートルで、公道走行可能モデルです。なんと3種類の車を合わせて製作されたそうです。詳しくはカスタムのページをご覧ください。

運転席が開けられていました。

ボックスアートを見る限りラジコンの方は左ハンドル車のようですが、実車は右ハンドル車となっています。レカロのセミバケットシートを装着。

以前からタミヤ本社に展示されている車両(ワーゲンオフローダー)とは別個体です。こちらはドイツのBUG BOXで働くスタッフが製作したものだそうです。

モデラーブース
個人的に気になったモデルを紹介。


三菱ふそう初代スーパーグレート(FT)のプラモデル。どちらもトミカで登場したモデルを再現しています。

左はトミカギフトのトラックセットのトラック、右はアートトラックセットの「多美丸」。どちらも自分世代に刺さるモデルです。

多美丸のナンバープレートの数字は1996となっています。これは実車のスーパーグレートが登場した年だと思われます。

逮捕しちゃうぞホンダトゥディミニパト(墨東7)。フィギュアがあることからフジミ製のモデルでしょうか。

トゥディの前に置かれたレーダーやパイロンなどはフジミ模型のパトカーパーツセットを使用しているようです。

草ヒロ日野レンジャー。トラックのドアやエアデフレクターだけが置かれているのがリアルです。

その横に展示されているトヨタクイックデリバリー果物店仕様。こちらも放置車風。トミカの93-3クイックデリバリーの果物店仕様をプラモ化しているようです。

プロフィアダンプカーが現場を出るシーン。軽トラに置かれた田植え前の苗やウェザリング、マグネットシートがとてもリアル。

富士運送仕様の日野2代目プロフィア。実際に存在するトラックを再現しているようです。その横にはカスタムトミカも。

トヨタ100系ランドクルーザー現場指揮官車のプラモ。特科車両隊の車両を再現したようです。

100系ランドクルーザーのプラモデルはフジミ模型から販売されていましたが、勿論機動隊仕様など販売されていません。車体に装着された金網のディティールが素晴らしいです。

指揮官車の横にはなんと銃器対策警備車が。実車は三菱ふそうスーパーグレートのFR(除雪車シャーシ)をベースにした車両です。

車体上部の防弾盾兼ガンポート(銃眼)も再現。

フロントガラス上部のカメラも再現されています。これは実車のフロントガラスの防弾板がせり上がる構造で、走行時に前の状況を確認にする際に使用されています。

F-3型特型警備車(コマンドカー)。こちらは2019年にも展示されていました。

放水砲や金網に覆われた単円筒形赤色灯、車体上部に装備されたペリスコープなども細かく再現されています。

三菱ふそうFU(FV?)のローダー車。鳥居部に掛けられたスコップやワイヤーなどの仕事道具がリアルです。

1/24三菱ギャランGTO(ホンコントミカ仕様)。キットはハセガワから販売されているものだと思われます。

香港で短期間のみ生産された30-1のギャランGTOを再現したモデルです。1Bホイールは3Dプリンターで再現したようです。

あぶない刑事港303(日産F31前期型レパード)。屋根に置かれたポカリスの缶とポッカコーヒーが細かいです。

西部警察スーパーZから降りる大門団長。下部ドアが開けられた状態を再現したのは珍しいんじゃないでしょうか。

以上です。今年は残念ながら企業ブース内の車両展示が一切ありませんでした。また、ブース内の入場制限の関係で試作品がじっくり見れないというちょっと残念なホビーショーとなってしましました。来年こそは普通に開催できるといいですね。

参考文献
Response名作RCカー、ワーゲンオフローダーの実車版 6月20日に展示(2010年6月19日)

メニューはこちら
Posted at 2022/05/19 19:48:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | イベント | 日記
2022年05月13日 イイね!

トヨタ博物館企画展 激走!!2.5次元 ヴゥオオーン!! WRC 日本車挑戦の軌跡

トヨタ博物館企画展 激走!!2.5次元 ヴゥオオーン!! WRC 日本車挑戦の軌跡今回はトヨタ博物館新館2階で2021年10月30日から2022年4月17日の間行われた企画展「WRC 日本車挑戦の軌跡」の会場内の様子です。この企画展ではトヨタのラリーカー以外の国内のラリーカーを各社にお借りして展示したそうです。

会場入り口はこのようになっており、床も道路を模したものとなっています。

入ってすぐに目に付くトヨタセリカツインカムターボ(TA64)のお尻。元々はトヨタメガウェブに展示されていた車両です。メガウェブ閉館後のセリカはトヨタ博物館に収蔵されたのだろうか…?

この車両は3代目セリカをベースにした車両で1984年から1986年のサファリラリーで3制覇を達成したマシンです。市販車ではヘッドライトがライズアップ(ポップアップ)式ヘッドライトでしたが、ラリー参戦車である当車は固定式に変更されています。

こちらはトヨタセリカGT-Four ST165。こちらも元々はメガウェブに展示されていた車両です。4代目セリカをベースにした車両で1990年にサファリラリーで優勝した車両です。

トヨタカローラWR-Car(プロトタイプ)。こちらの車両もメガウェブで展示されていた車両です。そういえばトヨタ博物館では色々な車両を展示保管していますが、モータースポーツ参戦車両は大半がメガウェブで展示されていましたね。

トヨタ8代目カローラ3ドアハッチバック(AE111型)をベースにした車両で、1995年ラリーの規定違反を受け、1996年は出場停止処分となった。その期間にカローラWRCの開発が行われた。

そして1997年のテスト参戦を行い、1998年からフル参戦となった。セリカのホイールはOZのものですが、カローラWR-CarのホイールはSPEEDLINEのものを装着。

この企画展では展示車の背景が頭文字DやMFゴーストのような擬音が轟く漫画調のものになっています。角度によってはまるで3台がバトルをしているようにも見えます。そういえばスズキ4代目スイフトスポーツのCMもこんな感じでしたね。

余談ですが、最近放映されたトヨタGR86のCM、「THE FR」ではGR86(2代目86)、86(初代)、スプリンタートレノ(AE86型)の3台が富士スピードウェイでドリフト走行を行い、その光景をドローンで撮影した映像などを使用したCMとなっています。

トヨタ車コーナーの横には日産自動車コーナーがあります。こちらの展示車はどちらもサファリラリー参戦車両ということでサバンナのような背景となっています。2台共普段は座間記念庫に保管されている車両です。

ダットサン240Zサファリラリー参戦車。1973年の東アフリカサファリラリー(世界ラリー選手権サファリラリー)で総合優勝をしたマシンです。

当時の規則に合わせて2497ccまでボアアップが行われ、220馬力を発揮した。ドライバーはシェカー・メッタ。

運転席。240Z(北米仕様)なので左ハンドル車となっています。

運転席側フェンダーの損傷が特に激しく、ヘッドライトが欠落しかけています。敢えてレストアすることなく、このまま保存されているようですね。

日産バイオレットGT 第30回サファリラリー参戦車。こちらは2代目バイオレット(PA10型)をベースにした車両となっており、1979年〜1982年の4連覇を達成した。

この車両は日産名車再生クラブが2009年にレストアされており、マールボロ側の許可を得て同カラーのペイントを施しているそうです。

日産自動車コーナーの横にはマツダ、スズキ、ダイハツ車の展示コーナーが。こちらの背景は砂埃を立てているものです。

マツダSA22型RX-7(Gr.2 Class4)。Clarion RX-7とも呼ばれるRX-7、1979年のモンテカロラリーGr.2クラス4優勝車です。ヘッドライトは市販車と同じリトラクタブル式ですが、車両中央にフォグランプが装備されています。

ラリーから帰国後に行方不明となっていたようですが、横浜市にあるマツダR&Dセンターで2004年に発見されたそうです(2004年10月21日掲載のレスポンスの記事)。マツダR&Dセンターは基本的にはマツダ車の開発研究を行う建物のようですが、1階には歴代のマツダ車も展示されているようだ(イベント時以外は一般非公開)。このマシンは普段はここに展示されているのだろう。

スズキSX4 WRC。2008年の世界ラリー選手権に参戦したSX4です。開幕戦のラリー・モンテカルロでパー・ガンナー・アンダーソンが8位入賞。

スズキ自動車の保存車展示施設といえば浜松市の本社横にあるスズキ歴史館を思い浮かべますが、そちらでは見たことがありません。ラリー参戦当時はスズキのディーラーなどで展示も行われたようですが、ラリー参戦終了後ではこのイベントで久しぶりの公開となったのではないでしょうか。

ダイハツ初代シャレード(G10型)。1982年のサファリラリー参戦車両です。全部で3台で参戦し全車両完走、クラス優勝を果たしたそうです。

こちらの車両はダイハツ東京ショールームやダイハツ工業本社内にあるヒューモビリティワールドの企画展などで展示されたようですが、普段はどこに展示されているか不明です。

そしてマツダ・スズキ・ダイハツの横(日産の向かい)には三菱車のコーナーが。2台並んでの写真は撮影し忘れました。こちらは三菱コルトランサー1600GSR。三菱初代ランサーの4ドア車がベースとなっています。

1974年の東アフリカサファリラリーの優勝車です。普段は愛知県岡崎市にある三菱オートギャラリーに展示されているようです。

三菱ランサーエボリューションⅥ(レプリカ)。WRC2001年シーズン中に第1戦ラリー・モンテカルロ、第3戦ラリー・ポルトガル、第8戦サファリラリーで優勝したマシン。

看板にレプリカとあることから実際にラリー参戦したマシンではなく、参戦マシンを再現した車両だと思われる。

コルトランサー同様にこちらの車両も普段は三菱オートギャラリーに展示されているようです。

ウイングにはマールボロと入っています。

左ハンドル車となっています。

三菱自動車のコーナー横には三菱の永遠のライバルとも言えるスバル車のコーナーとなっています。こちらのパネルも峠道を模したものになっています。

スバル初代レガシィRS。1990年からWRCに参戦してきたスバルが1993年にニュージーランドラリーで優勝したマシンです。スバル車初のWRC優勝で尚且つレガシィとしては最初で最後のWRC優勝となりました。

こちらも左ハンドル車となっています。

普段は東京三鷹市にあるSTI Gallery MITAKAに展示されているようです。

スバル初代インプレッサ555。1995年シーズンと1996年シーズンのマニュファクチャラーズタイトルを2年連続で獲得

555とは当時のスポンサーであるArdath Tobacco Company社から販売されていたタバコの銘柄である「ステートエクスプレス555」からきています。この車両も普段はSTI Gallery MITAKAに展示されているようです。

以上が企画展の展示車両です。動画も撮影しております。


今回の企画展では国内主要メーカーのラリー車展示という企画なのに、ホンダは展示車なしでしたね。以前トヨタメガウェブに展示されていたホンダ初代シビック1200RSを展示できなかったのは大人の事情なんでしょうかね?

またこの企画展の連動企画として文化館(新館)1階のエントランスホール(売店前)にも色々なラリーカーが展示されていました。2021年10月26日から同年12月23日の間に第一弾連動企画としてスバルWRX-STI(CBA-VAB型)とトヨタセリカGT-FOUR(ST185型)のトオーストラリアラリー参戦車とトヨタMR-2(222D)グループS試作車が展示されました。

そして2022年1月12日から同年2月6日の間は第二弾として今回紹介する車両らが3台展示されていました。画像は第一弾と第二弾で展示されていたトヨタMR-2(222D)グループS試作車。元々はメガウェブに展示されていた車両です。

この222Dは初代MR-2(AW11型)をベースにグループB参戦用の為に制作されたマシンではありますが、市販のMR-2とは別物となっている。グループB先鋭化のグループSの立ち上げにより、222Dの参戦をグループSに変更されたが、残念ながら実戦投入前にグループSが廃止になったので実戦参戦はない試作車となっている。

トヨタヤリスWRC(2017参戦車レプリカ)。現在もWRCに参戦しているTOYOTA GAZOO Racingのマシン。ヤリスの名前こそ入っていますが、市販のヤリスとは異なる競技専用車となっている。

フロントのトヨタエンブレム周りは吸気口となっている。グリルに「YARiS」の表記が入っています。残念ながら置き場所の関係で車体後部は建物外からしか観れませんでした。

ホイールはOZ Racing製。ヤリスWRCのホイールといえば白色のイメージですが、展示車は黒色のものを装着しています。

ドアミラー。市販車とは全く異なる流線型のものです。

トヨタGRヤリス GR4 Rally(2021年全日本ラリー参戦車)。こちらの車両は先ほどのヤリスWRCと異なり、全日本ラリー選手権は国内最高峰のラリー選手権で市販車に近いナンバー付きラリー車で参戦します。この車両も見た目はほぼ市販車のGRヤリスです。

ヤリスWRCと異なりこちらのマシンは後ろ側も見ることができます。

運転席。ロールバーが追加されたりステアリングなどが変更されていますが、車内も市販車に近い形状かと思われます。

ちなみに以前メガウェブで撮影したGRヤリス(市販車)の運転席。参戦車(競技用グレードのRC)は中央にあるディスプレイオーディオ(ナビ)が非装備のものとなっています。

ちなみに第三弾の連動企画ではマツダRX-7グループB(1985年アクロポリスラリークラス順位3位入賞車)、ダイハツシャレードGT-Ti(1993年サファリラリー総合7位クラス1位入賞車)、スズキスイフトJWRCスーパー1600(2007年JWRC参戦車両)の3台が2022年2月8日から同年4月17日に展示されました。


オマケ

ここからは新規でトヨタ博物館に寄贈・展示された車両などを紹介していきます。

まずは俳優の唐沢寿明さんに寄贈されたトヨタ2000GT Roadstarです。

前期型2000GTをベースに製作されたロードスター仕様です。

2000GT Roadstarの運転席。ロードスター仕様といえば007は二度死ぬの劇用車として製作されたボンドカーが有名ですが、こちらの車両のように量産型をベースに個人でロードスター仕様に改造された車両もあるようです。

こちらの車両は2021年10月26日から2022年4月3日の間、トヨタ博物館クルマ館1階エントランスに展示されていました。

ちなみにこちらが以前トヨタ博物館の企画展、バックヤード収蔵車展「お客様が選んだ裏 BEST10」で展示されたトヨタ2000GTボンドカー。企画展中にトヨタ博物館へ行っていたのですが、ブログ記事にはしていませんでした。なぜか動画はアップしていました。

しかもリアの画像も撮り忘れていました。不覚。

2022年1月5日よりトヨタ博物館クルマ館2階のZONE5というエリアの展示車両が入れ替えられました。「日本における自動車量産の幕開け1920-1940s」というテーマだそうです。

その展示車のうち1台のトヨタKC型トラック。「KB型」の戦時型トラックで、1943年11月から1947年3月まで生産されていた。最大積載量は4000キロだと思われます。

クルマ館3階に展示されたメルセデスベンツ560SEL W126型。メルセデスベンツのフラグシップモデルのSクラス、展示車は1990年式の左ハンドル車です。

エアバッグや3点式シートベルトなどの安全装備を備える4ドアセダンです。展示開始時期などは不明です。

メルセデスベンツ190E W201型。新規寄贈車として2020年10月13日から11月1日の間文化館1階エントランスにフィアットパンダと共に展示された190E。展示終了後にクルマ館3階に展示移行されたようです。

日本国内ではメルセデスベンツ初の5ナンバーサイズ車として販売された車両になります。先ほどの560SELよりも一年早い1989年式ですが、ひと回りコンパクトなボディなのがわかります…とはいってもそれでも大きいと思いますが…(汗)。こちらの車両は右ハンドル車です。

日産スカイラインGT-R(BNR32型)。16年ぶりに販売された3代目GT-R、現在でもファンが多い1台だが、この車は2021年4月から新規展示されている。

トヨタ博物館所蔵車としては唯一所有するGT-Rだと思われます。メガウェブヒストリーガレージにはハコスカが展示されていましたが、どうなりましたかね?

運転席。純正ステアリングがある意味珍しい…?

ホンダ初代NSX(NA1型)。新規収蔵車でトヨタセリカGT-FOUR(ST205)と共に2021年7月6日から同月15日まで文化館エントランスに展示されました。

その後10月12日よりクルマ館3階にて新たに展示されたようです。トミカやTLVなどでもお馴染みのフォーミュラレッド/ブラックのツートンカラーとなっています。

反射して上手く撮影できませんでしたが、運転席。是非いつぞやのトヨタセラの展示のようにドアやエンジンフードを開いた状態で展示してほしいものです。

テスラ ロードスタースポーツ。R32GT-R同様に2021年4月に展示開始されました。

アメリカのテスラモーターズが2008年に市場投入した電気自動車。トヨタ博物館では唯一所蔵するテスラ車です。

今回は以上です。

参考文献
Response クラリオン/マツダ RX-7、25年ぶりの発見&復活(2004年10月21日16時35分)
トヨタ博物館車両データーベース

メニューはこちら
Posted at 2022/05/13 20:27:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | クルマ
2022年05月08日 イイね!

特装最前線 Vol.5

特装最前線 Vol.5いわゆる8ナンバー車などの特装車の特集です。8ナンバーではない架装・特装車両もこちらで紹介させていただきます。タイトルは言いたかっただけです。


静岡市にある静岡葵住宅公園で梯子車の体験搭乗イベントが2022年3月29日に開催されました。開催場所の管轄である静岡市消防局の車両ではなく、東京都内で劇用車レンタルや貸切バス事業を行うフィールドサービスさんが所有する梯子車が使用されています。

日野4代目レンジャー(ライジングレンジャー)をベースにした車両でモリタ架装の車両となっています。

艤装はモリタです。梯子は15m級となっており、オーバーホールを2009年12月と2016年6月に実施しています。

元々は平成10年度12月に豊岡市消防本部城崎分署に配備されていた車両で、後任車両はモリタMVFとなっているようです。サイレンアンプは不明ですが、赤色灯類は売却前に全て外されており、この車両は新たにLED式赤色灯を装備しています。

ダブルキャブ車がベースとなっており、資機材庫はシャッター式となっています。

車体上部に取り付けられた主警告灯は元々は大阪サイレン製AD-X型でしたが、現在はパトライト製AZFに付け替えられています。

前面赤色灯も元々はハロゲン式のものを装備していましたが、大阪サイレン製LF-101-Rを装備。

標識灯は「新木場L1」表記となっています。新木場はフィールドサービスさんの所在する場所、L1は「はしご1」という意味だと思われます。後述しますがフィールドサービスさんでは15m級梯子車を2台所有しており、こちらの車両は後から入った車両で鍵には「はしご②」と記載がありました。

梯子操作部。インターホンはユニペックス製のスピーカーを使用しています。

バスケットには屋内進入用コードリールが装備されていました。動画も撮影しております。


同年5月1日に先述の3月29日開催のイベント同様に静岡葵住宅公園で梯子車体験搭乗イベントが開催されました。

こちらの車両もフィールドサービスさんが所有する梯子車になります。先程の車両よりも早くからフィールドサービスさんで活躍している車両です。

こちらも日野ライジングレンジャーをベースにしたモリタ艤装の15m級梯子車ですが、先程の車両と異なり吸管がむき出しのシャッター式資機材庫非装備となっています。元々は大島地区消防組合瀬戸内消防分署で平成7年度12月から平成23年度9月の間使用されていた梯子消防車のようです。

梯子展開・赤色灯点灯状態。

主警告灯はパトライト製エアロダイナミックシリーズ(HZTシリーズ)。回転ユニットの横にLED式の補助点滅灯(パトライト製LPW-M1-R?)が取り付けられています。

前面赤色灯は本来バンパー内にハロゲン式のものが取り付けられていたと思われますが、LED式のものに変更されています。株式会社ホルムスというシールが上部に貼られていることからウィレン製の製品と思われます。

オーバーホールは2004年7月に実施されていました。梯子左側にはかぎ付き梯子が取り付けられています。

車体後部には補助赤色灯としてパトライト製LASが取り付けられています。イベント中は光っていませんでした。

梯子操作部。先程の車両と異なり、現場での落下物などから操作者を守る屋根が非装備となっています。

標識灯は救助L1表記となっています。

ドア横の東消風表記はPからはじまる表記です。

また車体には白いラインに「機動救助隊」表記があります。機動救助隊といえば警視庁機動隊の救助部隊や東京消防庁消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー)が思いつきますが、車体のデザイン的には名古屋市消防局特別消防隊(ハイパーレスキューNAGOYA)の旧デザインに似ていると思います。

運転席。こちらは鍵に「はしご①」と記載されていました。サイレンアンプは大阪サイレンMARK-9を搭載しています。

モーターサイレンと車載用スピーカー(ドライバユニット)。車載用スピーカーはパトライト製SPU-30-Rなのでサイレンアンプも元々はパトライト製だったのかもしれません。

イベントでは実際に15m延ばし、バスケットに搭乗することが可能でした。

15mの高さから見た梯子車のキャビン。

15mの高さから見た自家用エブリイ。こちらの梯子車も動画で撮影しております。

浜松市消防局天竜消防署にも日野ライジングレンジャーをベースにモリタが艤装した15m級梯子車が配備されていました。

架装はフィールドサービスさんのはしご①に近い形状となっています。こちらの車両も更新され、モリタMVFとなりました。

そして同年4月10日に藤枝市にある藤枝住宅公園に展示されたパトカー。

スバル5代目レガシィB4(BM型)の後期型をベースにした車両で、こちらもフィールドサービスさんの劇用車となっています。

回送時はこのように赤色灯や警視庁の表記などを外し、実際の警察車両と間違えられない状態にしていました。

消防車などと異なり、パトカーは民間に払い下げられることは基本的にないのでこの車両は市販車をベースに白黒塗装を施し、赤色灯などの装備を取り付けられています。またナンバープレートも8ナンバーではなく、3ナンバーとなっています。

トランクリッドの警視庁表記などはスタッフの手によって一文字一文字貼られていきます。

スタッフの手によって赤色灯が取り付けられ、警視庁とPOLICEの表記などが取り付けられました。

リアガラス左下にあったコールサイン表記は品川3となっています。対空表記やフロントガラスには表記なし。

赤色灯は実際の車両と同じパトライト製エアロブーメラン(AXS-L)を搭載しています。

赤色灯は会場内では作動させていませんでしたが昇降式となっており、フィールドサービスさんの劇用車紹介ページでは昇ばした状態の画像が掲載されています。

前面赤色灯も2013年度以降配備の実車に合わせてLED式(パトライト製LP3)を装備しています。スバルエンブレムが外されており、旭日章を装備しています。

かなり完成度が高く、詳しい人が見なければ実際の警察車両だと勘違いしてしまうでしょう。

こちらは以前撮影した警視庁で実際に使用されている車両です。

内装もかなりこだわって製作されています。メーターを見る限り、廉価グレードの2.5iをベースにしていると思われます。実際の警察車両はパトカー専用グレードとなっており、エンジンはターボ搭載の2.5 DOHC DUAL AVCS TURBO(FB25型)を装備しますが、メーターは液晶非装備の2.5iに準じたものとなっています。

サイレンアンプは実車と同じパトライト製SAP500です。オーディオも実車のようにケンウッド製のものを装備。ストップメーターも装備されています。

ルームミラーはダブルミラーとなっています。ちなみに運転支援システムのEyeSight(アイサイト)は非装備ですが、内装は2.5i EyeSight S Packageのようなカーボン調のパネルを装備しています。

無線機はグローブボックスに取り付けられています。

運転席には防犯板が取り付けられています。

ドアミラーの上には補助ミラーが取り付けられています。ドアミラーが白色なので国費配備車同様に市販車のサテンホワイト・パールがベースと思われます。

また藤枝住宅公園の同イベントでは消防ポンプ車も展示されました。こちらもフィールドサービスさんの劇用車となっています。

日野初代デュトロの前期型をベースにしたCD-Ⅰ型ポンプ車です。これも元々は伊丹市消防局西消防署荒牧出張所で使用されていたポンプ車だったようです。

吸管は剥き出しのタイプですが、シャッター式の資機材庫を装備しています。

吸管の上にはフォグガンを積載しています。

主警告灯はパトライト製エアロダイナミックシリーズ(HZD-HC)。元々は大阪サイレン製のウイングフラッシュシリーズを使用していたようです。

後部補助赤色灯は大阪サイレン製の赤色灯。こちらも元々は別のものが取り付けられていたようです。

艤装はGMいちはら工業。1999年に製造された消防車のようです。

標識灯は新木場となっています。先述の通り会社の所在地となっています。

ドアに書かれた記号は東京消防庁風のものとなっております。ポンプ車なのでPから始まっています。

サイレンアンプは大阪サイレン製MARK-9となっています。フィールドサービスではこのデュトロ消防車の他に日野スペースレンジャーベースの水槽付きポンプ車も所有しています。こちらも動画を撮影しております。

そしてこちらは何の変哲もない県警管区機動隊のいすゞ初代エルガミオ(PDG-LR系)をベースにした大型人員輸送車です。2002年度から調達が始まり、2018年度に2代目エルガミオが配備されるまで配備されていました。初代エルガミオの大型人輸送車の主警告灯は全てスピーカー分離装備のパトライト製エアロダイナミック(RAW-24SQ)となっています。

その中でも2007年度配備車と2009年度配備車は前面赤色灯としてパトライト製LAS型LED式補助赤色灯を装備しています。パトライトLAS型は透明レンズで6個の超高輝度赤色LEDを内蔵しております(他色も設定あり)。LAS型は10パターンの点滅パターンが設定可能となっていました。しかしその後2012年度以降に配備されたエルガミオ初代人員輸送車の前面赤色灯は同社製LP3型LED式補助赤色灯に変更となっています。

そしてこちらは上記の車両と同時期に配備されたほぼ連番車。前面赤色灯がパトライトLAS型から別のものに変更となっています。この前面赤色灯は小糸製作所のLEDシグナルランプのSLEK24RT1型(定格電圧24V赤色LED点滅発光仕様)と思われます。この車両はなんらかの理由で交換されたものと思われます。

そして2021年度に配備が始まったトヨタ220系クラウンをベースにした交通取締用パトカー、我が地元の県でも配備が確認されました。なんと歩道上で日産C27型セレナとお互いのボンネットを開いてミーティングを開催していました。無線機電源の消し忘れかストップメーター電源の消し忘れかはわかりませんが、指差し確認ヨシ!


今回は以上です。

【参考文献】
豊岡市消防本部 消防本部のあゆみ
平成30年大島地区消防組合消防年報


メニューはこちら
Posted at 2022/05/08 15:59:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 特装最前線 | クルマ

プロフィール

「特装最前線 Vol.15 http://cvw.jp/b/2675104/47665671/
何シテル?   04/26 01:24
朝比奈武弘です。ブログはヤフブロから移動してきました。時雨ちゃんが好きですが、しまりんカラーのビーノに乗っている人。ヤフブロは移行せず破棄し、現在はのんびりフォ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2022/5 >>

1234567
89101112 1314
15161718 192021
22232425262728
293031    

リンク・クリップ

特集記事 メニュー 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/05/19 16:21:09
総務省消防庁無償貸与車両まとめ(平成版) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/05/19 16:21:07
朝比奈武弘のトミカ写真館 
カテゴリ:日本愛嫁華撃団関連
2023/05/12 00:33:23
 

愛車一覧

ヤマハ ビーノ うよリン号 (ヤマハ ビーノ)
ゆるキャン△の志摩リンが乗っているビーノを見て、なんとなく欲しくなり偶然にもインターネッ ...
スズキ エブリイ 490号車 (スズキ エブリイ)
スズキDA17エブリイのJOINターボ2WD5速MT車。 ビーノ積載などを考え軽バンへ ...
日産 グロリア 港304号 (日産 グロリア)
譲渡しました。
トヨタ ヴィッツ びっつ (トヨタ ヴィッツ)
こう見えてマニュアルトランスミッション車で1300cc。祖父から譲ってもらったもの。 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation