「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 永遠と自動手記人形」公開が延長されていましたので、観て来ました。2回目です。
最初は公開日に近所の映画館へ行ったのですが、隣で何かが戦っている音がドンドンと漏れるような所で、作品は良いのにもっと良い音響で見直したいと思っていました。
音響といえば、川崎チネチッタの「LIVE ZOUND」です。チネチッタの方で1日1回のみですが上映されていましたので、行ってきました。
「上映期間延長!」のシールが貼られていました。
チネチッタのCINE8スクリーンは、実は先日の9月20日よりRGBレーザープロジェクターに入れ替わっています。(チネチッタHPより)今回のヴァイオレットエヴァーガーデンも最新のRGBレーザープロジェクターでの上映になります。
入場時に、入場者特典と一緒にチラシを貰いました。
レーザープロジェクターの投影像は初めて見たのですが、率直な感想を書いてみます。
コントラストが良くて画面がスッキリした印象を受けました。画面の周辺まで滲みも少なく綺麗で、発色が良くて明るいです。CINE8の上映が始まる寸前にスクリーン両脇の黒カーテンが開き、更に横長のスクリーンが現れました。ヴァイオレットエヴァーガーデンの画面アスペクト比はアメリカンビスタよりワイドな2.38:1シネマスコープのようです。
ただ、気になる点が1つ。画面全体にざらつき感があります。上映が終わってから調べてみたのですが、どうもこれはレーザープロジェクター特有の弱点で「スペックルノイズ」と呼ばれているそうです。このざらつき感を抑えるために色々研究されているようです。
音は、さすがLIVE ZOUNDです。服が擦れたりタイプライターのちょっとした細かい音も良く聞こえました。若干高音が耳障りに感じる所もありましたが(最近疲労とストレスで体調が思わしくないので、そう感じたのかもしれません)、とても良い音響で作品を堪能できました。
ヴァイオレット、TVシリーズの時と比べてかなり表情豊かになっていました。TVシリーズを(全てではありませんが)観た後でしたので、そこの辺りの成長具合もよく分かりました。ダンスの練習で愚痴をこぼすエイミーに「少々疲れましたね」と気遣ったり、無表情っぽい中でもやさしい目をしたり(このあたりは京アニの作画力が発揮されている面と思います)。そういえばCVの石川さんが「ヴァイオレットは何も感じていない訳ではなくちゃんと感情を持っているが、それを表現する方法が分からない」と語っていました。「無色ではなく、白色」と音響監督の鶴岡さんも語っていました。そういうバイオレットの成長と人間っぽさが絶妙な演出・作画表現とセリフで表されていました。
響け!ユーフォニアムは群像劇というのもありますが、部員各人が色々な事を経験し、考え悩み、そして決意して次の行動へ移っていきます。演奏シーンはそういったものの集大成で、視聴者に部員一人ひとりのそういった背景や物語を思い出させ、圧倒的楽器演奏シーンとの相乗効果で感動させるという方法をとっていたと思います。対してヴァイオレット エヴァーガーデンという作品は、非常にストレートなストーリーと、それを通してのヴァイオレットの成長を京アニの持ち味である繊細な演出や作画技法で視聴者を感動させる作品と思いました。
髪の三つ編みはエイミー・テイラー・ヴァイオレットの絆を意味し、電波塔はテイラーの成長を表し、それぞれが可愛がるぬいぐるみが空を見上げ、離れていてもこの空の下で3人は繋がっている…なんて素敵なお話でしょう!
余談ですが…
あまり大きな声では言えませんが、最初にPVを見た時からずっと、このテイミーがどうしても久美子に見えてしまうのです。横顔があまりにかわいいので。
久美子
©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
入場者特典で色紙を貰いました。
高瀬さんにはこれからも素晴らしいキャラクターを描いて行って欲しいと期待しています。
※当ブログに掲載されている画像・その他データの権利は 暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会 に帰属します。
Posted at 2019/09/29 18:05:50 | |
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