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2021年02月28日 イイね!

5th Anniversary Disc ~きらめきパッセージ~ 石原立也監督インタビューを読んだ感想

5th Anniversary Disc ~きらめきパッセージ~ 石原立也監督インタビューを読んだ感想
石原監督のインタビューが公開されてから1カ月以上経ってしまいましたが、感想を書いてみたいと思います。

石原監督インタビューは ⇒ こちら


★最初に「宇治が舞台の作品をやるのか」という印象を持った

響け!ユーフォニアムは、宇治が舞台の原作小説です。原作者の武田綾乃さんは宇治市出身で、宇治の魅力とユーフォニアムという楽器を有名にしたいという想いから小説を書きました。その作品をアニメ化するにあたり、石原さんは以前”地元の意地”と語っていましたが、宇治の方は本当に地元が好きで誇りに思っている人が多いと思いました。


★吹奏楽の演奏をちゃんと描く事になるとは思っていなかった。何故なら、”絶対無理”だと思っていたから

適当に雰囲気で描けば描けない事も無いのでしょうけれど、最初から適当にやるなんて概念は無い所が、京アニクオリティを支えている根幹と感じました。

リアリティのある楽器を描き、それを音に合わせて指を動かし楽器を演奏するシーンを描く。勿論運指の正確さも含まれています。これまでもそれを実現した作品は殆ど無くそんな事は出来ないと思っていたという事ですが、新たな難題に挑み、見事実現したという事になります。

作画に、普通の作品では設置しない楽器作画監督を置いたのは同社作品”けいおん!”の時も同じですが、リアリティを追及する為ディテールに拘り、今作品は色々な面でパワーアップしています。これは、楽器作監の高橋さんの力が大きかったと思います。続編を制作するにあたり、高橋さんのノウハウを誰が受け継ぐのかが課題になっている事は容易に想像できます。


★楽器の描写をしっかりやる事になったのは、楽器を演奏する人の気持ちを疎かに出来ないと思ったから

京アニ作品は、登場させる動議や小物、背景の植物・動物などを徹底的に調べ、時間・天候・距離・明暗・寒暖などの要素を加味し描写することに加え、光と影を上手く使い撮影処理する事でリアリティを出しているように思います。

楽器を描く事について、楽器の形状や色は勿論、その楽器が生まれた歴史や、楽器を担当する人達の事を調べ勉強したとシリーズ演出の山田尚子さんが語っていたことがあります。勉強すればするほど楽器を演奏する人の気持ちも分かってきて、石原さんも山田さんも「吹奏楽部員は真面目で自分と向き合い一生懸命。そこに敬意を表したい」と話していた事があります。

楽器の形状は楽器作監の高橋さんがYAMAHAから本物を借り受け、作画の元となる形状データを起こしたそうです(作画の時にいきなり楽器を描くと、作画する人によってバラつきが出てしまうので、一度現物から作画用の元データを制作するそうです)。

しかし、吹奏楽人口は約1,000万人もいて、それぞれの団体に拘りや文化があって「そんな楽器の置き方はしない」と指摘された事もあったそうですが、アニメ化するにあたり吹奏楽経験者へ取材を行い、最大公約数で「まあ、大体こんなもんだよね」と思ってもらえる所を目指したそうです。

それだけ、吹奏楽経験者は楽器に対しての扱いや想いに拘りを持っているという事の表れと思います。


★楽器の描写は非常に高いスキルが必要

演奏時のアンブシュアの表現や運指だけでなく、楽器の持ち方や運び方・置き方を描くのは大変だったと思います。

「楽毅の描写自体の苦労に言及されている感想をあまり見たことが無い」と石原さんはコメントしていますが、私は知れば知るほど「ほほー」と唸る事の連続でした。

私自身は楽器未経験ですので、この作品を見ていきなり「〇〇だ!」と言えなかったのですが、楽器メーカーのHPを色々調べたり、楽器経験者が記す「響け!」の感想文や音楽大学講師のブログを読んだりして、そして改めてアニメを見返し「ああ、そういう事だったのか!」という事を繰り返して、この作品の理解を深めようと試み、調べたり判明した事を忘れないように自分用にメモ書きという意図で、このブログに残すようにしています。

そういう中で、本当に細かい表現がしっかり描写されているこの作品は素晴らしいと思いますし、魅力の1つであるとも思っています。


★リアリティある楽器演奏描写は手段。目的は作品のテーマ「青春」を描く事

楽器を演奏する吹奏楽部員に焦点を当てて人間模様を描いているのが、原作小説でもアニメでも、この作品のメインテーマです。

登場人物の機微を描くのは京アニの得意分野と思います。ちょっとした視線や一瞬の表情の変化といった直接的表現だけでなく、背景や周辺の状況を駆使して場の雰囲気や人物の気持ちを演出するのは、シリーズ演出。山田さんの手腕が光る所と思います。

一方、石原さんは「その表現で視聴者に伝わるかな…」といつも気を配っていた節があります。
インタビューでも「ガチガチの吹奏楽もの というより かわいい女の子がたくさん出てくるよ」というアプローチの仕方でこの作品により多くの視聴者を獲得し、物語の最後まで音楽要素といった難しい事は目立たないようにしているように思います。

以前石原さんは「この作品は、吹奏楽経験者だけでなく、楽器をやっていなかった人にも、多くの人々に見てもらいたい」と語っていたことがありました。

そういった人間模様にリアリティを持たせる為に、楽器にまつわる表現や動きに拘っていると言えます。

ただし「見る人が見れば分かる」という面白さも兼ね備えています。


★「響け!ユーフォニアム」はTV1期で終わる予定だった

DVDのオーコメでも語られていますが、本当に1期で終わる予定だったそうです。
今時は2期3期前提で制作される作品もありますが、ユーフォの場合は本当に1期で終了の予定だったそうです。それは原作小説が1巻しか出ていなかった事が大きな理由のようですが、終盤を制作している最中に原作小説の続編が出て、また、多くの視聴者から「続編を!!」という声が大きかったので、急遽続編制作を決定したという事のようです。

今となってはTVシリーズ1期2期、劇場版映画4本も出る大きな作品になりましたが、「『視聴者数が減って続編希望の声が無くなったらそこで終わり』と毎回常に聞かされていた」と主人公・黄前久美子役の黒沢ともよさんが語っています。

私は後追い組ですが、幸い2019年のイベントに参加出来、最前列の席で久美子3年生編の続編制作決定が発表された時の感動は今でも忘れられません(泣くかもと思っていたのですが、隣の席の人が大号泣し、私が泣くタイミングを完全に失ってしまいました)。


★キャラクターを大事にする、石原監督

「届けたいメロディ」で、あすか先輩の母親の事を”普通のお母さんであることを見せて欲しいと小川監督に注文した”と語っていますが、「北宇治高校吹奏楽部へようこそ」の時も、優子の気持ちをもう少し視聴者に伝えたいと、優子の新規カットを加えたという話をされていたことがあります。

「響け!ユーフォニアム」では、吹奏楽部内をはじめ、家庭環境に至るまで混沌とした状況の話になったりしますが、基本的に”誰も悪くない”のです。ソロパート争いで注目された香織・優子・麗奈も、誰も悪くないのです。新1年生の奏や美鈴も同じです。そういった作品性もあってか、石原監督の、嫌われキャラを作りたくない、キャラクターを大事にしたいという想いが伝わってきました。

石原監督「吹奏楽部員それぞれに、生活があり夢や希望があり、人生がある。部員にモブキャラ(モブ=その他大勢といった、名も無き人々)はいません」という言葉が、全てを語っていると思いました。


★「誓いのフィナーレ」…この作画作業カロリーはTVシリーズでやってはいけないやつだなと思った


私の初見の印象は恐らく皆さんも同じと思うのですが、「誓いのフィナーレ」を観た感想で「話の展開が早すぎる、TVシリーズでもっと掘り下げて欲しかった」というのがあります。

しかし制作側から見たら、QDC(品質・納期・コスト)の面で、劇場版でしか実現が難しかったと知りました。

京アニは、ものづくりの品質管理プロセスを踏んでいる会社と思っています。
Q(品質)、D(納期)、C(コスト)の切り口から、作業量を把握し計画を立てて実行する。制作活動にはコストがかかるので、そこもきちんと見る といった事をやっているように思います。石原さんは京アニの取締役ですから、勿論そういった事を気にしているはずです。

ただ、誓いのフィナーレは「劇場版でもキツかった」という事で、特に演奏シーンの”みぞれグルグル”は作業負荷を減らすためにとった演出目的だったそうですが、結果として「かえってキツかった」らしいです。

それだけ「響け!ユーフォニアム」という作品は、色々な面でアニメ制作の限界を攻めている作品だと思いました。


★先輩から後輩へ、人から人へ受け継ぐ物語

この作品は、先輩から後輩へ、人から人へ受け継いでいくという事も描かれています。それは必ずしも良い事ばかりでなく悪い事も含めて、です。

あすかの父からあすかへ、そこへあすかの想いが乗って先輩から久美子へ引き継いでいく話は、この作品の根幹です。
この作品のタイトル「響け!ユーフォニアム」がそれです。

久美子が入部する以前は、過去10年にわたりロクに練習もしないことを受け継いできた先輩達の存在があり、久美子の1学年上の先輩の優子・夏紀・希美・みぞれはその運命に翻弄されました。

石原監督からインタビューでその言葉が語られたのは、久美子3年生編にも繋がると思います。


★5周年記念DISKについて

これを原作小説の只の朗読だろうと思っていた私は、大きく反省しなければなりません。

今度のDISKは、アニメ化出来なかったエピソードを補完するという形にはなっていますが、あくまで「響け!ユーフォニアム」の世界を充実させる為のものであり、その制作プロセスは作画が無いという面だけを除き、アニメーション制作と全く変わりないという事に驚きました。

画が無い分、CVの方々の手腕が試される性質のものであると思います。
しかし、研究熱心な黒沢ともよさんをはじめとするキャスト陣は、きっと良い仕事をしてくれると期待しています。

音響演出に鶴岡音響監督が担当し、花田十輝さん・文芸の田中敦子さんがシナリオを起こして演出したそうです。なんと演奏シーンもあるとの事で、これは期待せざるを得ません。


★DISKは「決意表明」

「決意表明」という言葉、受け止めました。

フルメンバーでレットゾーンギリギリの状態で制作してきたこの作品、現在、同じ環境で制作することが出来なくなってしまいました。

しかし、これまでこの作品に携わってきた方たちの遺志を受け継いで、新たなメンバーでクオリティは絶対に下げずに「続編をやりたい」という強い想いが伝わってきます。

アニメ実現はしばらく時間がかかってしまうという事で、その間、ファンの為にオーディオCDで楽しんでもらいたいという心意気が、胸を打ちました。



3月24日発売のCDが楽しみです。
そして、アニメーション「久美子3年生編」、楽しみに待っています。
Posted at 2021/02/28 13:43:50 | コメント(1) | トラックバック(0) | Sound! Euph. ~情報・その他 | 音楽/映画/テレビ
2021年02月26日 イイね!

こだま号は遅くなかった…目から鱗の動画

こだま号は遅くなかった…目から鱗の動画新幹線は、のぞみが速いと、漠然と思っていました。

そういう中、
【鬼の加速力】これが「こだま」の実力だ!時速285kmで疾走
という動画が目に留まりました。

ちょっと考えてみれば当たり前なのですが、各駅停車するこだま号は、のぞみ・ひかりの間を走っていて、追い抜かれるのは駅で停車している時だけです。こだまがチンタラ走っていたら、後ろから追ってくるのぞみ・ひかりも速度を落とさなければいけなくなります。

こだまは駅を出たらフル加速で速度を乗せて、次の駅まで走っていきます。
”速い”というのは所要時間だけでは無い、加速度も味わうという新幹線の楽しみ方と着眼点に目から鱗でした。



当たり前だと思っている事を当たり前に見てしまうと、そこからは何も発見できません。

”気付き”が大事だと改めて思いました。
ユーフォを見返す時の参考にもしようと思いました。

Posted at 2021/02/26 20:43:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | 雑記 | パソコン/インターネット
2021年02月25日 イイね!

優子から夏紀への手紙

優子から夏紀への手紙「飛び立つ君の背を見上げる」にも登場していた(書き出しだけ見ると若干表現が違うようですが、内容はほぼ同じっぽいです)優子の手紙、今度のディスクに付属するみたいですね。

アニメにキャラクターの字が登場する事がありますが、けいおん!の時はそれぞれスタッフが割り当てられていたようです。

おそらくユーフォも同じと思います。

優子と久美子の字は、定期演奏会パンフレットにありました。

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Posted at 2021/02/25 22:27:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | Sound! Euph. ~グッズ | 音楽/映画/テレビ
2021年02月24日 イイね!

京アニチャンネル【試聴動画公開】「響け!ユーフォニアム」5th Anniversary Disc ~きらめきパッセージ~

京アニチャンネル【試聴動画公開】「響け!ユーフォニアム」5th Anniversary Disc ~きらめきパッセージ~

京都アニメーション公式チャンネルにて、3月発売の「響け!ユーフォニアム」5th Anniversary Disc ~きらめきパッセージ~

視聴動画がアップされています。


ユーフォの世界が広がります。発売日が待ち遠しいです。


Disc1収録「星彩セレナーデ」


Disc1収録「冬色ラプソディー」

Posted at 2021/02/24 21:33:49 | コメント(1) | トラックバック(0) | Sound! Euph. ~グッズ | 音楽/映画/テレビ
2021年02月23日 イイね!

4カ月ぶりにバイク始動!

4カ月ぶりにバイク始動!
去年の10月13日以来、4カ月と10日ぶりにバイクを始動しました。

昨日に比べ若干気温は低いですが、17℃あったので思い切ってバイクを開封しました。


4カ月分のホコリを落とし、プレクサスで吹き上げます。

ちなみにこのバイク、購入から丸4年経つのですが、
水をかけた洗車を一度もやったことはありません。
ホコリはエアーブローで吹き飛ばし、プレクサスで磨くパターンです。

雨の日は絶対に走りませんし、水たまりがあったらUターンします。

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せっかくカバーを外したので、少し動かしました。
高速に乗って県境までの往復90km余りを流しました。

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4カ月前のガソリンなので、できるだけ使って新しい燃料を入れたいのですが、
タンクの約4分の1の、3ℓ弱しか入りませんでした。

花粉の飛散がすごかったです。
花粉が収まる5月過ぎまで再び封印となりそうです。

Posted at 2021/02/23 14:33:12 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ&バイク | クルマ

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