![ウクライナ危機? ウクライナ危機?](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/045/823/371/45823371/p1m.jpg?ct=6cfef7c9fe57)
最近コロナの話ばかりだったので久しぶりに世界情勢を…
ロシアがウクライナ国境付近に大量の軍を集結させて、ウクライナに軍事侵攻か?などと騒がれてます。
常識的に考えてロシアがウクライナに軍事侵攻するなど有り得ない話なんですが、各種報道はすぐにでも戦争が始まるのではないかと言わんばかりの煽りようです。
もしも軍事侵攻すればNATOがウクライナを支援し最悪核戦争になりかねないばかりか、米軍のリソースがそちらに取られれば中共が東シナ海や南シナ海で悪さをし始めかねません。
これらがエスカレーションすれば核ミサイルが飛び交う世界大戦になり、地球存亡の危機になります。
かつて毛沢東は「核戦争になって多くの人々が死んでも、(人口が多い)中国人が数多く生き残れば中国が勝者になれる」旨の発言をしたとも伝えられていますが、いくらプーチンや習近平がアレだと言っても毛沢東よりは常識的な思考ができる人物です。
そもそも「NATOの東方拡大を阻止する」と称して軍事的圧力を掛けているロシアがウクライナに侵攻、併合してしまったら、既にNATOに加盟しているポーランド、スロバキア、ハンガリー、ルーマニアと国境を接してしまいます。自らが西進してそんな事になったら意味がありません。
周辺諸国としてはウクライナがベラルーシと共にNATOとロシアの間に「緩衝地帯」として存在し続ける「現状維持」が最善であり、現在の枠組みを変更する事を望んでいません。
ウクライナが将来どのような国家を目指していくのかはウクライナ国民自身が決める事です。
ウクライナのゼレンスキー大統領はNATO加盟実現を公約して大統領になりましたが、NATO加盟を希望しても加入するのはなかなか難しいでしょう。
プーチンがトチ狂うか、何か偶発的な事案がきっかけとなってエスカレーションしない限り直接的な軍事侵攻はあり得ませんが、軍事的圧力を掛けつつウクライナ国内で様々な工作活動を行なう「ハイブリッド戦争」と呼ばれる状況には既になっています。
このような工作活動に関しては自由主義陣営よりロシアや中共のような権威主義的国家の方が何枚も上手です。そういう陰謀に秀でていないとロシアや中国のような権威主義的国家で国内での権力を維持できません。
ウクライナ情勢に関してNATOやロシアがそれぞれの立場から好き勝手な事を言ってますが、まず何よりもウクライナ国民が自らの意思を示して行動する事が求められます。
政治経験に乏しいゼレンスキー大統領が率いるウクライナがこの事態を上手く乗り切る事が出来るのか?
それができなければクリミア半島のように表面上「非軍事的手段」により一部地域がロシアに併合されてしまう事態になりかねません。
世界は目に見える軍隊の集結よりもロシアが仕掛ける工作活動の方に注目すべきです。
スターリン、コミンテルンの工作に嵌められた20世紀の黒歴史の教訓を今こそ活かすべきです。
Posted at 2022/01/25 21:22:50 | |
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