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2024年02月23日 イイね!

トゥインゴにミニバン用タイヤ(7)RV03(CK)インプレ ウェット性能編

トゥインゴにミニバン用タイヤ(7)RV03(CK)インプレ ウェット性能編22日は一日中雨がシトシト降り続く中、ブルーアースRV03(CK)を履いたトゥインゴを少し走らせる事ができました。とはいえ、各所に水溜りができる程の降水量ではありませんでした。

バイパス区間で80km/h程度までの速度でも走りましたが、浅溝のハイグリップタイヤじゃあるまいし新品タイヤがこの程度でウェット性能に不安を感じるようでは困ります。当たり前のように何事もなく走れました。

そしてドライ路面で感じたのと同様、前後方向・縦方向には良くグリップしブレーキには何の不安も覚えず、発進加速ではトラクションが良くなったかのように錯覚するくらい軽い出足で転がっていき、横方向にはドライ路面と同様にアンダーステアに違和感を覚える場面があったりシャープに曲がると感じる場面があったり…

(安全には充分配慮しながら)坂道発進の際にわざとラフにクラッチを繋いでみたりハンドル切ったまま強めのブレーキ踏んでみたりなんてこともしてみましたが何事もありません。こういう場面では流石にウェットラベルaらしく、プライマシー4S1よりウェットグリップが優れている事を感じさせますが、この性能に助けられるような運転をしないことが一番です。

2/25追記

このタイヤ、排水性能が凄く良いです…というか細いサイズ+ラウンドショルダーで接地幅が狭いのでそもそも排除すべき水の量が少なくて済みます。
走り慣れた道路でいつもならハンドルをしっかり握って身構えた状態で片輪だけ水溜りに突っ込む場所で、 水の抵抗が体感半分以下になりました。
その他の場所で歩行者がいないのを確認した上で意図的に水溜りを踏みに行っても何事もなかったかのように通過しちゃうので肩透かしを喰らっちゃう感じです。
過信は禁物ですが期待以上にウェット性能は良い感じです。

(インプレここまで)




フロントの165/65R15のRV03CK(冒頭画像)は、リアの185/60R15のRV03と比べてアウト側の縦溝が1本少なくなってます。



CKはコンパクトのCと軽自動車を意味するKなんだと思いますが、タイヤ幅によって縦溝の本数が変わるのは他の銘柄でも時折見られます。

ヘビーウェットでの排水性能においてこれらの縦溝が果たす役割が大きいようですが、前後で縦溝本数が異なっていることによる不具合の心配はないでしょう。



以前も書きましたが、前165/65R15・後185/60R15というトゥインゴの15インチ仕様純正サイズでウェットラベルaの銘柄を選ぶとなるとこの銘柄一択です。自分がこの銘柄を選んだ理由の一つです。

15インチ仕様のトゥインゴが履けるタイヤの中でウェット性能最強銘柄はたぶんミシュランのパイロットスポーツ3(PS3 )だと思います。

自分がPS3 を選ぶならホイールを前6J・後6.5Jに替えてますので前後195/55R15にすると思いますが、前5J・後5.5Jの純正ホイールに履かせるなら適合リム幅を考慮すると前185/55、後195/55でしょうか?

実物を見たことがある方はわかると思いますが、笑っちゃう程太い縦溝がヘビーウェットでの排水性能の高さを予感させる銘柄です。



性能は折り紙付きですが、流石に旧世代の製品で燃費性能が悪くトゥインゴに履かせるとパワーを喰われそうです。

ミシュランのこのシリーズもPS4以降は「環境性能」に配慮した仕様になっていて、PS4と同時期に発売されたヨコハマのアドバンフレバも(旧モデルのSドライブから)同じ方向性に進化しています。

アドバンフレバも全サイズ国内ウェットラベルa、欧州ウェットラベルAを取得していますが、欧州でのタイヤテストではその自慢のウェット性能の評価が芳しくありません。

このあたりの話はまた後日書こうかと思います。
Posted at 2024/02/23 13:42:45 | コメント(0) | トラックバック(0)
2024年02月21日 イイね!

トゥインゴにミニバン用タイヤ(6)RV03(CK)インプレ 運動性能編

トゥインゴにミニバン用タイヤ(6)RV03(CK)インプレ 運動性能編さて、トゥインゴにブルーアースRV03(CK)を履かせた時の運動性能です。「運動性能」と一口に言ってもドライ/ウェットでのグリップ、ステアリングレスポンス、直進安定性、限界領域での挙動等多岐にわたりますが、あくまでも公道で常識的な走り方をしている範囲内での話になります。また、ウェット性能は評価できるほどまだ走ってませんので別の機会に…



ミニバン用タイヤに履き替えたユーザーさんのレビューで時折「ハンドルが軽くなった」という記述を見かけます。タイヤ交換時に空気圧を高めに設定される業者さんもいらっしゃいますし、皮むき前の状態では多少ハンドルが軽くなったと感じるケースもあるでしょう。

ですのでそのようなレビューは話半分で理解していたのですが、実際に自分でも履いてみて同様に「ハンドルが軽くなった」と感じました。空気圧設定を下げて皮むきが終わった現在でも同じです。

「ハンドルが軽くなった」=「路面との摩擦係数が低下しグリップが悪くなった」というほど単純な話ではないと思いますが、接地感が希薄でちょっと頼りなく感じます。転がり抵抗の小ささやラウンドショルダーの影響もありそうです。

それに加えて、乗り心地のレビューでも書きましたが、路面の細かな凹凸がハンドルに振動としてあまり伝わってきません。これは裏を返せばハンドルに伝わるロードインフォメーションが希薄である事を意味します。

接地感やロードインフォメーションが希薄なタイヤだと高速道路などで微少な修正舵を入れる場面などでの反応が曖昧で、実際の「直進安定性」とは別の 体感による「高速での安心感」に影響が出ます。



プライマシー4S1のレビューでも少し触れましたがトゥインゴはリアエンジンですのでフロント荷重が少なく、コーナーの入り口のブレーキングで荷重を上手にフロントに乗せてあげないと舵を入れた時にスリップアングルが大きくなってズルズルとアンダーステアが強くなる傾向があります。

ブルーアースRV03(CK)に履き替えたらその傾向がより顕著になりました。

今回の連載(笑)の最初の記事で、このブルーアースRV03(CK)の第一印象として「微妙…」「おすすめしません」「ハンドリング〜ダルい」と書きましたが、この希薄な接地感とアンダーステアがその主たる理由です。コーナーや交差点ではこれまでよりハンドルを切り足す必要があり、狙ったラインを維持するのに少し神経質にならざるを得なくなりました。

正直「失敗したな…」「やっぱフレバにすれば良かったか…」と思いました。



エコタイヤが出回り始めた頃、「エコタイヤは荷重が少ない時はタイヤの変形を少なくして転がりやすくし、それでも荷重を載せてあげればしっかりとグリップするように作られている」という言説がありました。真偽はわかりません。

しかもミニバン用タイヤは、重心が高くて荷重移動が大きくなるミニバンやSUV、ハイトワゴンに最適化するように設計されています。そしてそれらの車種の多くはフロントヘビーなFFやFFベースのAWD車です。

前輪よりも前にエンジン等の重量物が設置されているこれらのクルマと違って、フロントが軽いトゥインゴにミニバン用エコタイヤを履かせて荷重移動を意識せずにダラ〜っとハンドルを切ればこういう挙動になるのは、考えてみれば自明な話です。

これに対する「対策」は「空気圧を下げる」と「これまで以上に荷重移動を意識した運転を心掛ける」そして…「この挙動や接地感に早く慣れる」です。



ドライ路面におけるグリップはどうなのかというと…正直わかりません(笑)。

ブレーキング時にはフロントの接地幅の狭さを感じる反面、しっかりとしたショルダー〜サイドウォールが踏ん張ってくれて、まるで「ノーズダイブが減った」かのように感じます。そして柔らかなトレッドはブレーキング時に少々の凹凸を踏んでも跳ねることなくしっかりと路面を捉え続け、ABSが介入してくる場面を現在まで経験していません。プライマシー4S1だとブレーキング時にちょっとした凹凸を踏むと跳ねて瞬間的にABSが介入してくることが頻繁にあったんですけどね。

発進加速時も同様です。転がりの軽さも相まってトラクションが非常に良くなったかのような印象(錯覚?)を受けます。発進加速や登坂時に凹凸を踏んだ時の電制の介入もなくなりました。

路面の凹凸に対する追従性を含めた話になりますが、少なくとも縦方向、前後方向のグリップ力は充分にあると感じます。



横方向のグリップの限界を試す程の横Gを掛ける運転を未だしていませんし今後も試すつもりはないのですが、コーナー入り口でフロント荷重を意識しながら舵を入れれば上述したアンダーステアは顔を見せずにスッと鼻先が入ります。そしてその後の挙動はしっかりとしたサイドウォールの剛性によりピタッと決まって安定した姿勢を維持してくれます。

この挙動はプライマシー4S1の時よりも好ましく(個人の感想)、むしろこれを期待してこの銘柄を選んだと言えます。

一方横風にはちょっと流されやすいように思います。トゥインゴ自体がフロントが軽く車高がそこそこあって横風には元々弱いクルマではありますが、転がりの軽さとラウンドショルダーが影響してますでしょうか?ミニバン用タイヤとしても好ましくない傾向だと思いますが…



パワーが喰われないように細いサイズ、 でもそこそこ剛性感がありトゥインゴを軽快に走らせるのに最適なタイヤ(だったら良いなぁという希望)としてこの銘柄を選んでみましたが、当然のことながらミニバン用タイヤはスポーツタイヤではありません。

軽快にキビキビと走らせるにはちょっとしたコツや工夫が必要ですが、乗り心地面も含めて「これはこれで有りかも?」と思えるようになってきました。

同様の目論見がある方がもしいらっしゃるのであれば参考になれば幸いです。
Posted at 2024/02/21 06:51:29 | コメント(0) | トラックバック(0)
2024年02月19日 イイね!

トゥインゴにミニバン用タイヤ(5)RV03(CK)インプレ 燃費編

トゥインゴにミニバン用タイヤ(5)RV03(CK)インプレ 燃費編次にブルーアースRV03のエコ(笑)性能・燃費です。

給油毎に燃費を記録しておくようなマメな性格ではありませんので具体的な数値で語る事は出来ませんし、燃費を気にして日頃から乗ってはいないのですが、非力なMT車ですので転がり抵抗が小さくて出足が軽快になるのは特に街乗りでは有り難い話です。

冒頭画像は皮むき慣らし運転中の記録ですが、この数値自体には大した意味はありません。



以前の記事でこのタイヤに交換しての第一印象が「結構転がる」そして「トレッドが予想以上に柔い」と書きました。それ以外に「結構ノイズが大きい」というのもあったのですが、これは前回書きました。

純正プライマシー4S1は国内燃費ラベルを取得していませんが、欧州燃費ラベルは「A」を獲得しています。これは国内ラベルで「AAA」に相当する数値のはずです。しかし同じく欧州ラベルで「A」を獲得しているeプライマシーのフロント用サイズ165/65R15の国内燃費ラベルは「AA」です。

一方でRV03(CK)の国内燃費ラベルは「A」 これは欧州燃費ラベルの「C」に相当します。

普通に考えればプライマシー4S1からRV03(CK)に履き替えれば、出足は若干モッサリし燃費は悪化するだろうと予想されます。

しかし走り始めての第一印象で、むしろプライマシー4S1より転がるような印象…空気圧を下げた後もまだRV03の方が指定空気圧のプライマシー4S1より転がりが良く出足が軽く感じます。

ラベリングは各社からの自主申告ですし細かな計測条件の違いもあるでしょうが、意外とアテになりません。



エコタイヤというとタイヤの変形を極力抑えて転がり抵抗を減らした結果乗り心地は悪くなるのでは?という先入観があるかもしれませんが、そんな単純な話ではないようです。

以前ヨコハマのiG50というスタッドレスタイヤを履いた事があるのですが、「ブルーアーステクノロジーを取り入れて燃費性能向上」とかっていう謳い文句もある製品でした。冬タイヤですのでラベリング取得されていませんでしたが実際に転がりが凄く軽く、そのクルマで履いたどのタイヤよりも好燃費でした。正直スタッドレスタイヤにそんな性能は求めてないんですけどね…

夏タイヤと比較にならないレベルでトレッドが柔らかく作られているスタッドレスタイヤでも低燃費に出来るというのは、ヨコハマタイヤには他社にはない何か特別な低燃費技術があるのかもしれませんが詳細は私にはわかりません。



一方で純正プライマシー4S1は3年前のレビューでも書きましたがラベリング程の転がり抵抗の軽さをあまり感じさせませんでした。

クラッチを切った状態やギアをニュートラルにした状態で空走させる事はほとんどないので、充電制御によるブレーキ回生の影響が大きい為なのかと邪推していましたが、今回RV03(CK)に替えて転がりが軽くなったと感じたことからどうも違うようです。ミシュランタイヤのラベリング申告に対する疑惑が深まってしまう(笑)結果になりました。

まあUTQGのTWの数値なんかもメーカー毎で全然違うみたいですし…自分の経験上、UTQGのTWの数値はヨコハマやピレリは過大評価、ミシュランは過小評価の傾向ですが。
ちなみにRV03(CK)にはUTQGの刻印はありません。北米市場で売る気はなさそうです(タイヤ内側にひっそりとあるのかもしれませんが)。



具体的なデータを示さずに燃費を語るのはナンセンスですが、寒い日の朝は0℃近くまで気温が下がり、暖かい日の日中の外気温計表示が20℃を越えるという気候なので、空気圧が変動したりエアコンの作動状況が変わったりと、燃費を定量的に評価するのがちょっと難しい状況です。

ただ体感として出足が軽くなり、高めのギアを選んで低いエンジン回転数からの加速がスムーズになったりと、転がり抵抗の軽減を実感できているのは確かで、私個人的にはこれだけで充分です。
Posted at 2024/02/19 06:20:43 | コメント(0) | トラックバック(0)
2024年02月17日 イイね!

トゥインゴにミニバン用タイヤ(4)RV03(CK)インプレ 快適性能編

トゥインゴにミニバン用タイヤ(4)RV03(CK)インプレ 快適性能編さて、ようやくRV03(CK)の具体的なインプレに入ります。今回は「快適性能」。個人的にはあまり重要視していない性能ですが良いに越したことはありません。



これまで書いてませんでしたが、このタイヤはタイヤケア東京というショップで購入しました。ネット通販がメインで価格.comにも掲載されているショップですが、大田区に店舗を構えており直接訪れて作業してもらえば送料無料となります(当然作業工賃はかかります)。

交換作業の写真は撮っていませんが、特に問題なく作業は終了しました。

控えめな店舗が環七沿いの建物にありますが、お店の出入口は環七から一本入った細い路地沿いにあります。

作業終了してお店を後にすると早速環七に出るわけですが、そのエリアの環七の路面の状態があまり良くありません。
路面のアスファルト成分が抜け落ちて骨材の砂利の凹凸が目立つ、いわゆる「ザラついた路面」です。

こういう路面でまず気付くのが「ザラつきが微振動としてステアリング等にあまり伝わってこない」ことです。プライマシー4S1なら細かな音振として伝わってくる物が激減しました。この瞬間に「このタイヤ、凄くトレッドゴムが柔らかい」と感じます。

路面の継ぎ目やマンホールの蓋といった小さな段差を踏んだ時も同様です。

そしてショルダー〜サイドウォールの剛性は高いので、トレッドだけでは吸収しきれない段差ではそれなりの突き上げが伝わってくるのですが、柔らかいトレッドのおかげで「角の取れた」突き上げとなります。ある程度以上の大きな入力になればサイドウォールよりもサスペンションが吸収すべき仕事となりますので、サイドウォールの硬さを感じる場面はありますが乗り心地面ではネガティブに感じません。一言で言うと「コシの強い柔らかさ」という感想です。

事前の予想では乗り心地は多少悪くなるだろうと思っていましたが、良い意味で予想をハズしました。



一方で細かな凹凸をトレッドで吸収しますのでロードノイズも軽減するのではないかと予想されるのですが…残念ながらそうはなりませんでした。環七を走り始めてすぐに「意外とノイズが聞こえる」という印象を持ちました。

その後色々な路面を走りましたが、摩耗劣化したプライマシー4S1と比べて静かとは言えません。新品同士での比較ではおそらく静粛性能はプライマシー4S1に軍配が上がります。

ただ、細かい音振がトレッドで吸収されますので音質がちょっと違います。プライマシー4S1と比べると「雑味が消えた」というか…
これまで「ザー」とか「ゴー」というノイズだったのが「サー」とか「コー」っていう感じのノイズに変わります。

それでも音量が摩耗劣化したプライマシー4S1と大差なく感じますので、静粛性を求める方におすすめできる銘柄ではないと断言しておきます。

空気圧を下げて以降多少音量が減ったような気もしますが、自分がこのタイヤのノイズに慣れてきただけかもしれません。

ミニバン用タイヤの中では比較的コンフォート性能の評価の高い銘柄だと思いますが、トゥインゴに履かせた時のインプレとしてはこうなります。



そして乗り心地は個人的には好ましい方向に変わったと感じてますが、この乗り心地は柔らかいトレッドに依存しており、トレッドの摩耗劣化によって悪化していくことが予想されます。

快適性能を最重視されるなら純正のプライマシー4S1やeプライマシーもコンフォートな方向性の銘柄ですし15インチ純正サイズならルマンV+とかコンチネンタルのCC7、前後185/60R15とするならアドバンdBの新作やレグノGRXII等のコンフォート志向の銘柄が揃ってます。敢えてこの銘柄を選ぶ理由はないと考えます。
Posted at 2024/02/17 13:59:22 | コメント(0) | トラックバック(0)
2024年02月15日 イイね!

トゥインゴにミニバン用タイヤ(3)

トゥインゴにミニバン用タイヤ(3)さて前回書いたように我がトゥインゴ3 Sリミテ のタイヤをヨコハマのブルーアースRV03(CK)前165/65R15、後185/60R15に替えた後、空気圧を前180kPa、後240kPaに下げました。

今後のインプレ記事はこの空気圧のRV03(CK
)と、前200〜210kPa、後250〜260kPaに空気圧設定した同サイズの純正プライマシー4S1との比較を中心とした話になります。



タイヤに求められる性能の評価項目はドライ/ウェットにおけるグリップ力の他に、ヘビーウェットでの排水性能、乗り心地、静粛性、燃費・転がり抵抗、直進安定性、ハンドリング、ロードインフォメーションの豊富さ、耐摩耗性、硬化やヒビ割れ等の経年劣化に対する耐性など多岐にわたり、その他にサイドウォールやトレッドパターンの外観デザイン(ショルダー形状が丸いかスクエアか、リムガードの有無等も含む)やお値段なんかも評価項目に加えられます。

RV03(CK)のこれらの各論評価、インプレに入る前に、総論…というのとはちょっと違うかもしれませんが、ミニバンやハイトワゴン向けに作られたこの銘柄がどういう造り、設計が成されているのか、今回自分が初めて知ったり感じた事を今回は書こうかと思います。

これがわかってしまえば、この銘柄を含めたいわゆる「ミニバン用タイヤ」を自車に履かせた時にどんな感じになるのか概ね予想がつくかと思います。



前々回の記事で交換直後のファーストインプレッションとして「結構転がる」「トレッドが予想以上に柔い」と書きました。

ミシュランのタイヤはトレッドの剛性が高くトレッドのゴム自体も硬い反面サイドウォールは柔らかく作られているのはよく知られた話ですが、「ミニバン用タイヤ」は真逆の方向性でショルダーからサイドウォールの剛性が高く作られているという話は以前にも書きました。

ただRV03(CK)トレッドのゴムがここまで柔らかく作られているとは予想していませんでした。



それに加えてこのタイヤ、ショルダーが凄く丸くなってます。2次元の写真ではそれを上手に伝えるのがなかなか難しいですが、冒頭写真は交換当日に撮ったフロントタイヤ、↓はリアタイヤになります(使い回しですみません)。




外側のショルダーには太めの横溝と細めの横溝というかサイプが交互に配置されています。写真は空気圧を下げる前に撮ったものですが、走行によって付着した汚れが、サイプの端あたりから外側にはあまり付着していません。

空気圧を下げる前の、皮むき・慣らし運転で大きな横Gを掛けていない事、前後ともに標準リム幅より1インチ幅の広いホイールに引っ張って装着していることを考慮しても、このタイヤは接地幅が狭い事がうかがえます。



そして事前の予想通り、ショルダーからサイドウォールの剛性は高く、しっかりと作られています。純正プライマシー4S1では「タイヤを潰しながら」走らせるイメージになりますが、RV03(CK)では柔らかいトレッドを含めてタイヤの変形をあまり感じさせません。

ミニバン用タイヤに履き替えたユーザーさんのインプレでたまに「ロールが小さくなった」という表現を見かけます。「ロール」というのはサスペンションの伸び縮みにともなって発生する現象ですのでタイヤを変えた事でロールが小さくなるというのは表現としては適切ではないでしょうが、そのように感じたというのは理解出来る話です。



この「柔らかいトレッド」「ラウンドショルダー」「剛性の高いショルダー〜サイドウォール」という3つの特性と、決してグリップレベルが高くないエコタイヤだということで、このタイヤの「乗り味」というのが概ね説明できてしまうように感じます。

次回から具体的なインプレに入ります。
Posted at 2024/02/15 20:14:28 | コメント(0) | トラックバック(0)

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