多くの人が夏季休暇を取るこの時期、道路上は高速も一般道もカオスになっていますね。今日もヒヤッとする場面も多く遭遇しました。
そんなこの時期ですが、自動車の運転への適性を考える際の重要な要素、危険感受性と危険敢行性、この両者のマトリクスで4つのタイプに分類した場合、あなたはどのタイプですか?
危険感受性向上教育 指導員養成研修 - 厚生労働省
> 1)危険感受性と危険敢行性 危険感受性向上教育を実施する上では、「危険敢行性」という概念についても整理しておく必要があります。人間の行動は感受性によってのみ決まるものではないからです。 危険感受性が「どの程度危険に敏感か」を示すのに対し、危険敢行性は「どの程度危険を受け入れようとするか」を示します。危険敢行性が高ければ、危険を感じても敢えてその危険を受け入れ、危険敢行性が低ければ感じ取った危険を避ける傾向が強くなります。この2つの指標の組合せから、「安全な」および「不安全な」と見なされる行動は、大きく4つのタイプに分類することが出来ます(図1参照)。
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> A)安全確保行動:危険感受性が高く、危険敢行性が低いタイプ。危険を敏感に感じ、その危険を出来るだけ回避する傾向が強い。
> B)限定的安全確保行動:危険感受性、危険敢行性ともに低いタイプ。危険に鈍感だが、基本的に危険を回避する傾向があるため結果として安全が確保される確率が高い。初心者に多い。通常では危険を免れ得るが、状況の危険に対応して回避しているわけではないため、特殊な危険事態や複雑な状況には対応しきれない。
> C)意図的危険敢行行動:危険感受性、危険敢行性ともに高いタイプ。危険を敏感に感じ取っていても敢えてその危険を避けようとせず、危険事態に入り込んでいく
> D)無意図的危険敢行行動:危険感受性が低く、危険敢行性が高いタイプ。危険に対して鈍感であり、かつ危険を避けようとしない。
それではご安全に!
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> 長山先生:そうですね。運転者教育の視点で見ると、日本よりドイツやアメリカのほうが進んでいます。たとえば、日本では「認知→判断→操作」が運転の三要素で、さまざまな交通状況を認知(発見)し、適切な判断をして、正確な操作をするように教えています。しかし、「認知する」とは具体的にどのようなことなのか、「適切な判断」とはどのようなものなのか、必ずしも教えられていません。
> 編集部:「認知」は危険な対象を見て確認することで、「適切な判断」は事故の危険性があるか、考えることではないでしょうか?
> 長山先生:では、危険な対象だと判断する基準は何ですか?
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Traffic Safety | クルマ
Posted at
2019/08/17 15:59:46