流浪人ぽんぽこのブログ一覧

連日の猛暑が続いてます。

流石にこれだけ暑いとオープン走行は半ば自殺行為。
直日でこんがり焼かれてしまいます。

屋根を閉めてエアコンかけるってのが普通なんでしょうけど、私はエアコンが苦手なので、窓を開けての走行になります。
ですが、最近の車は窓を開けても風が車内を通らないんですよね。
特にマイクラはキャビンが狭く、前後の窓を個別に開閉出来ないので、風の抜けが悪い様に感じます。

対して、エアコン普及以前の車は、車内を風が通り抜ける様になっていたものです。
1969年に発売されたフェアレディZ(S30)のカタログには、こんな説明が載っています。
エアコンはおろかクーラもオプションの時代ですから、換気性能が重要視されていた訳です。


こちらは1980年に発売されたレパード(F30)のカタログ。
上級グレードにはオートエアコンが標準装備されていましたが、まだまだ換気能力が求められていた様です。
『タバコの煙も速やかに車外へ除去』という表現も時代ですね。


余談ですが、F30レパードのキャラクタを務めておられたのは、若大将こと加山雄三さん。
1937年生まれなので1980年時点で43歳。
えっ、現在のぽんぽこの方が歳上じゃないですか！
こんなダンディズム、一生かかっても手に入れられそうに無い・・・・




さて、マイクラの実状を確認。
車内の空気は、トランク後方にあるこのスリットから排出されます。


このトリムを外すと、換気口が現れます。
奥には薄いゴム板が暖簾の様に取り付けられており、車内→車外にのみ風が流れる様、ワンウェイ弁になっています。
排出先はバンパ裏ですし、バンパ自体にドラフタの様な物も付いていませんから、車内外の気圧差は大したレベルでは無いでしょう。
主はドア等を閉めた時の内圧逃がし。一応外気導入で空調を稼動させた時にも僅かに開くのでしょうが、換気性能という視点では、大した効果は望めそうにありません。
まぁ、下手に抜けが良いとエアコンの冷えた風をも逃がしてしまうので、現代はこれが適当なんでしょうけどね。


そんな事も有ってソーラベンチレーションを作ってみたのですが、あえなく失敗です。
まぁ、対策案はある程度明確になってるので、ぼちぼち続けます。