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流浪人ぽんぽこのブログ一覧

2020年07月25日 イイね!

おうちでCFD WiLL Vi編

おうちでCFD 第四弾はWiLL Viです
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トヨタがアサヒビールや花王などの異業種企業とコラボレーションした「WiLL」ブランド。
そこから生まれた第一弾モデルとして2000年1月に登場したのがWiLL Vi。
かぼちゃの馬車をモチーフにしたボディ形状が特徴です。
もう20年前の車ですので見かける機会もだいぶ減りましたが、近所にキャンバストップ仕様が1台います。
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私にとってはWiLLブランドの商品ってトヨタが出したVi, VS, CYPHAの3車両しか思い浮かびませんが、皆さんはどうでしょうか?
調べてみると、文具メーカのKOKUYOは現在もWiILLブランドの商品販売を継続している様です。

前回、50型プリウスの解析で判ったファストバックスタイルの空力的優位性。
WiLL Viはその真逆となるクリフカットのリヤウィンドウ形状ですので、差を見るにはうってつけの素材になります。

毎度の事ですが、側面写真を基にモデルを作成します。

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デザイン最優先で空力的配慮は皆無と思われがちな車ですが、よく見るとルーフ後端に指でつまんだ様な突起状の造形があります。
余談ですが、こんなメーカオプションもあった様です。
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解析結果がこちら。
車両後部に発生する渦がどんどん大きくなっていきます。
空力的には相当に悪そうですし、この車の真後ろを走るのも、ちょっと嫌ですね。
渦の動きを見ると、リヤウインドウが汚れやすそうな感じがします。
オプションのリヤデフレクタはルーフを超えた気流を遠くに飛ばすのではなく、リヤウインドウに沿って流す様になっています。
これがエアカーテンの様になる事で、渦がもたらす汚れの付着を抑える様になっているのだと思われます。


この渦が増大していく原因がクリフカットにあるのか否かを確認する為、前半分は50型プリウスで後ろ半分がWiLL Viというモデルを作ってみましたが、渦の増大は確認できず。
逆バージョンも作ってみましたが、同じく渦の増大は確認できずでした。
単にクリフカットだから という事では無く、車両トータル形状で という事なんでしょうかね?


空力って奥が深いですね・・・・
Posted at 2020/07/25 20:33:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | おうちでCFD | 日記
2020年07月10日 イイね!

おうちでCFD 50型プリウス編

おうちでCFD 第三弾は50型プリウスです。
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1997年12月に「21世紀に間に合いました。」のキャッチコピーを掲げ、世界初「量産ハイブリッド自動車」として誕生したプリウス。
初代は若干ニッチ的な存在でしたが、二代目以降は2009~2012年に販売台数一位となる等、『ハイブリッド車が特別な物ではない』という事をこの世に根付かせる事に成功した立役者です。

ただ、私は同乗も含めて歴代プリウスに一度も乗ったことが無いんですよね。
別に嫌っている訳では無くて単に縁が無いだけですが。

カタログ燃費世界一を達成すべく、ボディ形状も徹底した低抵抗化。
初代はトランクリッドが短い4drでしたが、二代目以降はDピラーを寝かせた5dr。
トヨタは1966年にトヨペットコロナ5ドアセダンを発売以降、歴代モデルで5drを販売していましたが、いずれも販売面は芳しくなし。
車格や販売数が昔のコロナ的存在となったプリウスが5drを纏っているのは、何か縁めいたものを感じてしまいます。
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50型は2015年12月に発売された四代目。
もう、発売開始から4年半も経つんですね。

毎度の事ですが、側面写真を基にモデルを作ります。
ルーフアンテナとリヤワイパーは削除しています。
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CFD解析結果がこちら
一目で、空気の流れが非常に綺麗であることが判ります。
ボンネット先端で跳ね上げられた気流は、そのままボンネットとフロントウィンドウを駆け上がってルーフ上に到達。
周辺の気流も矢印の向きがほぼ一定で、非常に安定しています。
ルーフを超えた気流はまっすぐに後方に流れてボディ後端で渦を巻きますが、渦の高さは低く、ボディから比較的離れたところに形成されている様に見えます。
リヤウィンドウを寝かせるスタイルは、渦をリヤウインドウから離す効果が有る様です。
まぁ、実際には側面から巻き込む渦もある筈ですが。


以前に解析したマイクラパルサーと比べると、その差は一目瞭然。
車両後方の渦は、マイクラが一番酷いですね



先記の様に、リヤウィンドウを寝かせるのは空力的メリットが有るので、ファストバックスタイルが最近の流行りです。
側面から見ると、4drなのか5drなのか区別出来ません。
トヨタ クラウン (4dr)
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メルセデス・ベンツ CLS (4dr)
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フォード モンデオ (5dr)
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テスラ モデルS  (5dr)
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という事は、50年近く前にこんなファストバックスタイルのセダンを発売していた日産は、先見の明ありって事???
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当時、後方視界の悪さ故にタクシーユーザ等から嫌われ、マイナーチェンジでノッチバックスタイルに変更されましたが、バックモニタの普及や、自動駐車機能なんてものがある現代では、後方視界の悪さは大した問題でなくなってしまいましたね。
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あれっ、完全に脱線してる・・・・
Posted at 2020/07/10 20:06:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | おうちでCFD | 日記
2020年07月04日 イイね!

【考察】カタログ燃費値に対する実燃費達成率 (エコから杯版)

参戦しているエコから杯について、過去18か月間の燃費記録を使った考察をしてみました。
尚、記録値は昨年12月今年6月の表彰式から拾い読みしています。
また、燃費モードやENGについては私が個人的に調べたものですので、間違いが有りましたら御容赦下さい。

まず参加車両の内訳です。
'19年01月~'20年06月の間、45台の車両が参加しています。
22~26km/Lの車両が非常に多い傾向が有りますが、10~40km/Lに渡って様々な車が参加している事が判ります。
※飛びぬけて高い値となっているのは、60km/h定置走行燃費の二輪車です
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エコから杯では、月毎に記録を申請し、カタログ値に対する達成率で争います。
この間では、のべ438台の記録申請が有りました。
カタログ値が12~16km/Lの範囲に高記録が偏っていて、この傾向は以前に考察したエコ燃費カップの傾向に近しい様に思います。
やはり、このあたりのカタログ値の車が有利という事なんでしょうかね。
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これを燃費モード毎に分けてみました。
10.15モードの方がJC08よりもやや有利かな と言われていますが、取り立てて大きな差は無い様に見えます。
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エンジン形式別の分類です。
ハイブリッド車についてはEVモードで走行可能か否かで分けています。
  HEV :プリウス系, E-Power系
  MHEV:インサイト, ソリオ, スペーシア, セレナ

NAとTC/SCで、あまり優位差は見られません。
もっとも、最近のTCは『いかに加給しないか』が鍵ですから、さもありなんと言ったところでしょうか。

カタログ値で26~40km/はハイブリッド車の独壇場。
メーカの威信をかけてカタログ値を伸ばす努力をしていますから、達成率は低めになるかと思いきや、そこは猛者の集うのエコから戦士。
達成率で120%近い値を出すのは流石としか言えません。

カタログ値の最高峰に君臨するのは60km/h定地燃費の二輪車。
昔、車のカタログに60km/h定地燃費と10モードが併記されていた時代、定地燃費値>10モード値X2というのが一般的でした。
となると、達成率160%相当って事ですかね。
真のエコから杯の勝者は、ハイブリッド車や二輪車オーナの方々なのかも知れません。
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最後に月毎の推移を見てみます。
コロナ渦の影響を省くため、期間を今年3月迄としています。
この間、皆勤賞を果たしたのは わずか9台でした。
自ら『汎用超長距離過給機搭載型戦術陸上戦闘機』と銘打つshinano470さんのレヴォーグ以外は、日常使いが主戦場となっていると思われます。
それぞれの差異は有りますが、以前から言われている下記の特徴が出ています。
  ・寒くも暑くもない5, 6, 9, 10月に高記録が出ている
  ・真夏は負け犬スイッチ(エアコン)に因る記録低下が見られる
  ・真冬はスタッドレス&水温低下に因り記録低下傾向
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ちなみに、エコから杯には様々な車種が参加していますが、前身は事務局のけだまおやじさんが、ソリオ乗りの中で始めたソリから杯。
という事で原点に戻ってソリオだけで推移を出してみました。
   安定度が高いU-60さん。
   夏場に高記録を出されているisaom555さんとKaronさん。
   対して夏場に落ち込みが大きいのがけだまおやじさんとsorioRRさん。
と、それぞれの使用環境に因る違いが表れている様です。
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ちなみに私は皆勤賞は果たせなかったものの、普段からOBD Driverを使って全走行ログを残しています。
全体傾向は、こんな感じでした。
色々な走行条件が含まれているので、値のばらつきが大きいです。
15回平均が時々ドロップしているのは、オートテスト参戦等の影響ですね。
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出勤時のみと退勤時のみを抽出したものがこちら。
出勤時よりも退勤時の方が年間の傾向変動が大きく、冬場の方が高記録傾向になっている事が判ります。
これは、退勤時の方が全体的に下り坂になっていて、クラッチカット走行率が高い事と、夏タイヤにDIREZZAを使っているが故に、転がり抵抗が夏>>冬という事が影響しているのでしょう。
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毎日、渋滞が殆どない道を走行できていたというのは、こういった傾向調査や比較実験に非常に有効だったんですが、先日転勤してしまった為に、もうこの条件での計測は出来なくなってしまった事が残念でなりません。
Posted at 2020/07/04 10:39:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | エコから | 日記

プロフィール

「正規日本仕様ではなく、輸入代理店で取付けたと考える方が妥当な気がします。
これはシーサイドモーターのステッカーが有りますが、くまとっどさんの写真と同じ個体かも。

https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17348033
何シテル?   03/26 06:02
雄タヌキ 流浪人ぽんぽこです。 2020年05月 通算引っ越し回数が20回に達しました。

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